作品内容
【あらすじ】
幼い頃から、ヴァイオリンを弾くことが好きだった柊尊。
その演奏は、誰もが魅了されるほどの素晴らしい音色だった。
柊を知る者は皆、その才能を見て彼がαだと信じて疑わなかった――
しかし、中学3年の春に検査を受け、Ωと診断される。
プライドが高くΩであることをコンプレックスに感じた柊は、αと偽って生きることを決意する。
そんなある日、事件は起きる――
柊の伴奏者だった親友が飛び降り自殺で命を絶った。
ショックでヴァイオリンを持てなくなった柊だが、
そんな彼を幼馴染の榎本一が救い、再び弾けるようになる。
月日は流れ、高校3年生の春。
一人の天才ピアニスト吾妻椋が、柊の前に現れる。
彼は柊の演奏に感銘を受け、伴奏者に名乗り出るが――?