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「目が覚めると、常世の鬼の嫁でした。」
実重はごくごく平凡な社会人。
大学時代の親友から結婚式の招待状が届き、長年の片思いに終止符を打たれた。
可愛がっている野良猫を撫でながら神社の境内で打ちひしがれていると、
怪しげな男が現れ猫を離すよう声をかけてきた。
すると野良猫は突如巨大化し、実重は謎の男と猫の争いに巻き込まれ致命傷を負ってしまう。
記憶があったのはそこまで―――目が覚めると、今まで見たことのない世界が広がっていた。
気を失う前に声をかけてきた男は頭に鬼の角が生えている。
これは夢だ――と現実逃避をしようにも、感覚は嘘をついてくれない。
あげく「今日から俺の嫁だからな」と言われて――!?
※この作品は『&.Emo vol.20』に収録されています。重複購入にご注意ください。