ゆきまろs recensionslista

見習い淫魔くんの可愛さにノックアウトされました。とにかく全身ぷにぷにむちむちで美味しそうなんです。トーンの処理が丁寧で、質感が伝わってくるようです。

見た目だけでなく、恥じらいながら初めてだから…とか、こういうことはもっと仲良くなってから、と言っていて、君ほんとに淫魔?と思うようなピュアピュアなところも可愛くてたまりません。初々しさ100パーセントなのに、お兄さんに宥めすかされながらがっつり抱かれると、蕩けてメロメロになっているチョロさも最高です。入っている描写は10ページなのですが、短さを感じさせません。お兄さんが淫魔くんを好きにしていながらも、淫魔くんを脅したり痛い目に遭わせたりはせず、あやすように接しているのもいい感じです。

翌朝、淫魔くんが胃袋を掴む作戦を真面目に実行しているのも、更に可愛くて最高です。濃厚エッチつきの、2人の夫婦漫才のような生活をもっと読みたいです。

大好きな叔父さんを誘惑するわりに性知識に乏しいショタっ子が、叔父さんの新しい扉を開けてしまうお話です。

狙いすましたようなあざとさで叔父さんに近づくわりには、カラダどころかココロもまっさらな子と…というのが背徳感倍増でいいですね。叔父さんがガツガツしていないところも、ショタっ子とのバランスが良くていいです。

叔父さんにやや精気?が感じられないので、社畜リーマンなのかな…とか、余計なことが気にはなりますが、これから2人がどうなるのか、続きがあれば読みたいです。

憧れの先輩から自分を守ろうと奮闘していた双子の弟・ユキくんと先輩とのキスを目撃したハルくんは、ユキくんの奮闘虚しく、ユキくんの目の前で処女を奪われる…という鬼畜な展開。ろくな前戯もなく貫かれ、痛みに苦しむも、先輩に突かれ続けるうちに感じるようになり自ら腰を振るハルくんの姿が可哀想でありながらエロくてそそられます。

先輩は偶然再会したハルくんを狙っていて、逃がさないとかなり執着している様子ですので、もっとねちっこいセックスをしてほしかったなと感じたので星4つにしました。ユキくんは本作ではオモチャの挿入のみとなっているので、これまで先輩がユキくんにも挿入していたのか気になります。しばらく前の作品ですが、もし続きがあるなら読みたいです。

家族旅行に参加せずに、お兄ちゃんと二人きりの夏休みを満喫することにしたかなたくん。昼間はビキニで、夜は可愛いパジャマでお兄さんを誘惑と、健気に頑張っている姿がいじらしくて可愛いですね。

昼間もお庭のビニールプールでお兄さんとたっぷり楽しんだけれども、お兄さんも若い男子だけあって、まだまだ元気。夜も夜で、しっぽりねちっこくかなたくんを攻めてトロトロにしているのがグッジョブです。

(1)景達×蘭の高校生カップル、(2)蘭の父親・椿×大学時代の後輩・誠介、(3)保険医の日村×教育実習生の芦屋、の3組のカップルのお話が収録されています。

どのカップルも、受けが筋骨隆々とした漢気溢れるイケメンで、なおかつピュアなハートの持ち主というところがツボでした。それに対して、誠介がなかなかゲスいですが、そういうところも受け止める椿が素敵です。

どのカップルについても、相手にときめいたきっかけは描かれていますが、相手のどういうところに惹かれたのかといった、内面に踏み込んだエピソードは描かれず、そこが少し物足りなかったです。ですが、全編にわたってコメディタッチが貫かれているので、明るいエロを楽しみたいときにオススメです。

『もぅそぅで好きにして』は、妄想の中で同級生にいけないことをするお話。思わずくすっとしてしまう、男子高校生の欲望が爆破しています。実際に手を出すところを期待していましたが妄想だけで終わっており、かつ続編が収録されているわけではなかったのが残念!
『夢の双子ちゃん王国』は、年下双子攻めの3Pです。受けのモノが双子よりもかなり立派で宝の持ち腐れになりますが、双子にいいようにされてぐずぐずになっているのが良かったです。
ほかにも、生徒×保健医、同級生、学校での乱交など、多彩な短編が詰まっています。

子どもが登場するBLは、もちろんお付き合いがカップル2人だけの問題ではなくなって、子どもに2人の関係をどう伝えるのかや周囲との関係などの悩みはつきものですが、子どもの可愛さにほっこりするので大好きです。本作も匠くんが、ちょっとずるいくらい可愛くて和みました。

同性婚が可能になった日本社会で、双方のご両親が理解があったり、周囲の人に恵まれているというのは、現時点ではご都合主義的な設定かもしれませんが、同性婚だけでなく、家族の形にはいろいろあることを受け入れる社会になるといいなと改めて思わせてくれる作品です。

せら先生はいつも絵が美麗で、今作も眼福でした。キャラクターの心情もしっかり描かれていて、ストーリーにぐいぐい引き込まれました。

彰洋のダンサーをしているときの妖艶さと普段のピュアな姿のギャップにもキュンキュンしますし、何よりお店の人たちもお客さんたちも良い人で、読んでいてほっこりします。
『月と野蛮人』は未読ですが、エルのツンデレ小悪魔ぶりも大好きです。これからはバディスのことを甲斐甲斐しくお世話するのかなと思うとニヤニヤが止まりません。

自分はαだと信じきっていた優が、父の秘書で子どもの頃からずっと世話を焼いてくれていた一馬と番になるお話です。

一馬は優に対して暴君のように振る舞いますが、貧血の薬を衆人環視のなか口移しで飲ませるなど、独占欲が剥き出しなところにキュンキュンしました。初めてのヒートを迎えた優を抱いて、速攻で番になるところも、ヒートが来るまで我慢していたことが伺えて良かったです。周到に外堀も埋めていて、これからも厳しくしつつも優を溺愛するんだろうなとニヤニヤしてしまいます。ラブラブ新婚編など読んでみたいですね。

同時収録は『狼ワンコは従順 ときどき発情』前後編、書き下ろしは一馬視点のショートストーリー。
修正は白抜きでライト○イバーで、所々よくわからない状態になっています。

単行本を持っていますが白抜きでよくわからなかったため、R18版を購入したした。
絵の綺麗さと、びっくりするくらいくだらない設定のギャップが何故か癖になってしまって、この作家様の作品をついつい読んでしまいます。
本作もタイトルからして「どうなの?」と思ってしまいますが、何も考えずに、イケメン2人に愛でられるというシチュエーションを楽しみたいときに息抜きとして読むのにいいと思います。