熱心なベテランさんのレビュー一覧

最後まで読むと、若大将もとい将大の先生呼びがなかなか直せない理由がわかって面白いです。

先生のことが心配な旦那さんが外堀から埋めて先生のことを幸せにする話…のような、旦那さんの意図を理解した将大がそれに乗って先生のことを幸せにする話、とも取れる不思議な読後感です。

何だかんだ先生はいろんな人から好かれていて大事にされているよ!というのが伝わるし、先生自身も「自分には旦那さんしかいない…」みたいな未亡人キャラから愛され妻さんになるのでハピエンなのは間違いないです。

お義兄さんもただのブラコンというか構いたがりなだけだったし(笑)
物書きさん特有?の色気みたいなのが好きな方にはオススメです。

お尻と乳首に特化した2作品です。
(表題作がお尻、2作品目が乳首)

表題作はZo◯m飲み会で機械操作が苦手な人がやりがちな切り忘れから始まるエロハプニング。
新人の頃から面倒みてくれて慕っている先輩の痴態に見入ってバレて進展する恋。
なんですが攻めも受けも白抜きだけどばっちり尻毛まで描かれているので、白抜きを貫通してくるエロさです。

2作目はタイトル通り乳首が敏感すぎてイキれないヤンキーと、何とか助けになりたい警察官のラッキースケベ的なラブコメ。

コイツが好きだ!!!みたいなラブよりも成人向けな感じですが、どちらもまとまっていて読みやすいです。
そして受け攻めともに良い身体してるので、女の子みたいな受けが苦手な方にもオススメです。

Dom/Sub2作目の今作もドラマチックで愛に包まれ前に突き進む最高の展開です。

Dom至上主義で保守的な伊達家の跡取り御門。
当然Domとして育てられて来たけれど、第二性の診断はSub。
伊達家総帥の跡取りとして隙のない人生を歩み続ける御門は、いつも通り抑制剤を処方してもらいに通院し、そこでクラスメイトの須藤と遭遇。
具合の悪そうな須藤に(善意で)「1回プレイしよう」と一時的に体調を回復させる提案をする。
Domとして学んできたからSubの体調不良も自分なら対処してあげられるだろう、と。
しかし御門は見誤っていた…須藤の第二性を。須藤という人間を。

セーフワードもクライマックスで御門がやっとの思いで口にするのですが、今までのことがぶわっと一瞬で巡る描写や演出が神がかっていて泣けてきます。

ちなみに…チラッとしか出てませんが、従兄弟で御門の味方でもある伊達先生の話は「跪いて愛を問う」で読めます。
そのまま読み進めると「あ、御門の言ってた従兄弟ってこの人か」ですが、前作を読んでいると「え、従兄弟って悠生だったの!?しかも忘れ物届けに来てた後ろ姿はもしや正己?…胸アツ!!!」となるシーンでもあります。

きっと当て馬というか悪役令息な林くんにも素敵な話が待ってるんだろうか…と期待してしまいます。

転生モノや悪役令嬢ものにハマった流れでBLでも何か面白い作品は……と探していたときに出会いました。
気づいたら2巻出てたんですね!

ちなみに1巻では素股や兜合わせ、手マンにアニリングス止まり(いやほぼやってるw)です。
2巻で魔力酔いのような症状で初めて繋がりますが、どちらかというと人工呼吸的な対処療法セッッです。
それすらも甘々なのですが。

いい感じに話も進み始め、伏線が回収されたり回収のためのフラグが立ったりと怒涛の展開。
3巻も楽しみですね!

商業単行本「アニメ制作会社でBLしてますが、なにか?」のメインカプである卯川くんと兼城さんの過去話です。
単行本では匂わせ程度しか出てこなかった過去なので出会いから一度別れる(?)まで。

こちらを読んでから単行本読むと卯川くんの振り回され感が格段に上がるのと、兼城さんの卯川への無自覚姫気質が可愛いのなんの…
後から読むと運命じゃん…!となり、
これだけ読むと最後に再会系お仕事BL最高でござるFuuuu!!!!みたいなどれを取ってもメシウマ読後感です。

個人的にお仕事BLならこの方!みたいなイメージがあるので、ブロマンスからBLの間のエモい瞬間が独立してくれててありがたかったです。

アニメ制作会社を舞台にしたお仕事BL。
ブロマンスとBLのいいバランスに熱気と萌えが同時摂取できます。
ちなみに本編では過去に関してフワッと触れてて、クライマックスでは「何度も触れた…」とありますが、過去にこの二人、実はセフレでした。
仕事が忙しい二人はすれ違いが続き、双方気持ちを確認しあっていなかったりお互いの性格もあり一度離れてしまいます。
からの再会、再びチームで仕事をする様になるので卯川くんも戦々恐々とするわけです。

そして過去編ががるまにに同人誌で出ています。
どちらから読んでも補填できますが、整合性無いとスッキリしない!という方は先に「あの頃のふたり」を読んだほうが良いかと思います。
そりゃあもう濃厚な仲良しが読めますし色々となるほど、となる点もあるのでセットでぜひ!

最初こそ優男感半端ない感じで、リップ(ヒロイン)も「もっとご主人様のお役に立ちたい!!!」となって健気な流れ…かと思いきや死んだ目をしてるご主人様のガツガツセッッッ!!が凄すぎる!!!
文字通り連続絶頂してます。

ガツガツ攻めながら死んだ目でほくそ笑むご主人様のニチャァも闇が深くて続編を期待したい作品です!

個人的にNTRブームが来て読みあさってるうちに辿り着きました。
2作品ですがどちらも100ページ程の内容なので堕ちる過程も丁寧な感じです。
ちなみにどちらも寝取られる彼氏側に問題があり、表題作は素朴顔コンプレックス+粗チン、2作目はヤリチンクズという、彼女に対してというより周りの評価を気にするタイプ系の彼氏。(彼女の見る目のなさよ…)

対して寝とる側は表題作は兄(巨根)、2作目は陰キャ(無自覚S)という分かりやすい設定。

そして寝とる側は共通して闇抱えています。
兄は母親の愛情を向けられず育ち、母の愛を一身に受け続ける弟に恨みすら抱えているためヒロインの心春ちゃんが狙われ、2作目はヒロインの彼氏のクズっぷりを知りつつもヒロインが幸せなら…と必死に耐え、このままで良いのか?という状況。

個人的には2作目の方が良かった。
表題作は弟もヒロインも救われない終わり方なので読後感はスッキリしないかも?
2作目の方がハピエン感あるので闇も消化できて良かったね!という感じです。

発想力が素晴らしいというか、ひと味違う悪役令嬢系作品だと思いました。

読むと分かりますがメインキャラが全員、悪役(笑)
そしてちゃっかりそれぞれがそれぞれの幸せを掴んでいるという。

悪役令嬢がザマァしたあと、こんなはずじゃなかったのに…!(R18)みたいな。
展開は成人向けなのにちゃんとTLに収まっている不思議。
他の作品も読んでみようかと思いました。

作者さん買いです。
こちらの作品は上下巻で展開も無理なくまとまっていて良かった。
元ヤン気質で仕事はインテリに成り切ってオンオフの切り替えをしている白石さんと、ワンコ属性の健気受け安住くんがじっくりと距離を近づける上巻。
どちらも過去に傷を抱えており、それぞれのトラウマを知るのが上巻です。
上巻では好きを自覚しているのは受けのみで、攻めの白石さんは居心地良いなぁ、可愛いなくらいです。
(流れで自覚する前にやっちゃうところもまた元ヤンなんでしょうかね)

下巻はトラウマにそれぞれが向き合うというか、お互いが助けて乗り越える流れになりますが白石さんらしい助け方、安住くんらしい助け方で応援したくなる。

最後の当て馬の子にもスピンオフで幸せになってくれたら良いなとか勝手に期待してしまう(笑)