熱心なベテラン的鑒賞一覽

父も母も人間、隔世遺伝で人魚として生きてきた受け。
日常生活で多少は不便なことはありつつも、それなりに楽しく暮らせている。
雨で体温調整をしていたところ、旺太郎?とであう。
カラッと笑いノリも良く、目下バンドに興味夢中!という感じの、健全そうな。
打ち上げ帰りに旺太郎の家で二次会を開き、思い思いに騒ぎつつ勝手に爆睡。

少しの酒臭さと夜風が柔らかく夜を包む中、内海の足が冷たくてつい絡ませてしまい……そしてちゅっちゅしちゃうんですね…!!!

まあ普通にた朝を迎えるんですが(爆)
ぜひこの先のお互いに距離が縮んであまあまな続編を読んでみたい……!

食堂でさあ食べるか!というタイミングで「先輩のこと好きです!恋愛的な意味で!!」
と言い出すムードとか空気読むとか全くできなさそうな男、智也。
先輩もイエスノー言わずにそもそもこんな状況で告白する雰囲気だったか?とツッコミ。そして食べ終わってさっさと退散。
イエスなのかノーなのか…なんてポヤポヤ考えながら歩いていると「危ない!!!」
はい、お約束の事故です。

そして病院で幽霊かな…?なんてフラグらしい見えてはいけないものがチラチラ視界に入りつつもしばらくぶりの自宅へ。
やっとひと息……
というところにめちゃくちゃ好みの年上イケメンが…!!!しかも会話できるし触れる!!
(ここでまたしても倫理観ぶっ壊れモードで襲いかかりますw)

何だかんだ折り合いつけて同居を楽しんでいるものの、智也はふとした出来事で「あれ…もしかしてこの人、本当は生きてるのでは…??」という考えになります。
そこに畳み掛ける攻めの関係者……
姿を消す攻め……いったいどうなる…!?
という感じです。

個人的には先輩は結局イエスだったのかノーだったのか…というか見えていたんじゃ…???など謎が多くて気になっていますが、サラッとまとまっているので読みやすいかと。

「よくイケましたヤンキーくん」のスピンオフ、お兄ちゃんとそのメイドの話です。
ぶっちゃけ本編初登場時に憂い漂いつつイッてるメイド「ユイ」と常に側に置いてるお兄ちゃんの関係が気になっていたのでスピンオフありがたや…!!

まさかこの二人が学友(友達)→執事(主従)→メイド(性処理)→恋人っていう波乱万丈な立ち位置とは……唯人(ユイ)の表情の変化も萌えます。
18禁版もありますが棒は刻み海苔(白)×3です。
棒がメインという訳でもないのですし、白抜きでも気にならなかったので懐具合でどちらか選んでも良いかと思いました。

オネエさま方にスポットを当てるなら良いマンガだと思いますが、主人公はよく分からなかった(笑)

神童から成長するに連れ凡人になっていく早熟型で、引き篭もっていたけどこのままじゃだめだ!!と一念発起して縁故採用でバーテンのバイトに。
優しい子なのでどんどん不二子に流されお付き合い?する流れに。

主人公が性の揺らぎでオネエの道に開花して百合BLとかになるなら面白くなったかもなぁ、と個人的には思いましたが(笑)

スピンオフ的な感じでキャンディとミカのリバカプもありますが、こちらの方が大人な関係ぽく描かれています。

基本オネエ攻めなので好きな方にはオススメです。

Dom/Subって突き詰めると猟奇的な愛みたいな本能かなと個人的に思っているのですが、こちらの作品はそれを全方向に押し出していると思います。

個人的には耽美というよりも退廃的な雰囲気というか、ふたりにしか解らない独特の世界観があります。

ラブコメ展開や甘々溺愛なDom/Subが好きな方には向かないのでご注意ください。

あらすじだけだと修羅場かと思いサンプル読んでみると、幼馴染みの三角関係。
しかも旬さんは元カノだし未練はないと言っていて、婚約者は絶対2人は両想いなんだ!!
という優しい系のもつれ(笑)

実際に作中で旬さんは何度も未練ないから!と言っている通り全く未練なさそう。しかし幼馴染みが引かないため、ニセの恋人を居合わせた尚に頼み込む。

偽装恋人系は切ない感じかと思いきや、甘酢っぱいストーリー展開と温かみのある絵がマッチしていて優しい世界だった。

優しい世界観のBLを読みたい時にオススメです。

オトメンな上に女装もするので二葉先生はトランスジェンダーかと思いきや、そこは矛盾はないみたいです。
しかも10年前の男前ショタが眉目秀麗な王子系DKに成長して二葉の前に……!(補習で目の前に物理的に居るw)

これだけならラブコメちっくでほわほわなんですが、問題なのは二葉には同棲している高杉先生という彼氏がいる。
そして一条には重い喘息持ち?重度なブラコン(というかメンヘラに近い)、二重に重い弟が。

さらに高杉先生は二葉の先に死別した元カノを見ている拗らせよう。
触れるに触れられない二葉は今まで「カオリさんて誰?」と聞くに聞けず、高杉先生の「僕がいないと君は生きていけないでしょう」という圧にも耐えながら日々を過ごしています。
二葉がモジモジしてハッキリもの言えないのは優しすぎる性格もあるため、もどかしいような応援したいような、そんなキャラです。

結構ヘビーな四角関係ですが、今作では一条と二葉がメイン、スピンオフの「トロイメライ」で高杉と一条弟がどうにかまとまります。

今作ではだいぶ闇抱えてる高杉や、メンヘラ拗らせてない?な一条弟も救済されるのでぜひセットでオススメしたい作品です。

韓国人俳優×映画配給会社社員ですが、あらすじやサンプルの通りジネの第一印象の悪さ(笑)
蓋を開けてみたら極度の人見知り、日本語全然わからない、実はすごく泣き虫で、慣れるとワンコのように懐いてくるという、ギャップが凄いです。
そしてウジンさんも最初こそモブ通訳かと思いきや、飛呂嫌いの物凄いジネ大好きっ子。
言語の壁を利用して狡猾に二人の仲を割いてくるところがさすがです。

韓国で生活していた方や苦手意識のある方はもしかしたら純粋には楽しめないかもしれませんが、ジネは温厚なタイプなので飛呂は良い子とBLできたと思います。

しかしアレですね、韓国芸能人とのBLって日本人受け多いから、受け攻め逆だったらもっと面白くなったかも知れないのにな、と思ってしまったのと、
思ってたより本番があっさりめだったので甘め評価で☆4つで(笑)

上司/部下、先輩/後輩、初恋同士、ビッチ/ヤリチン…結構盛りだくさんで、当て馬の大塚さんが不憫に感じますが上手いこと1冊にまとまっていて面白いです。

そしてこの作家さんの描かれる身体のラインがしっかりしつつも艶めかしい感じで、スポーツをほどほどに楽しんでる体つきが良いですね!

途中まで伊藤視点のため、大堂部長の気持ちが全く描かれておらず、かしたらその辺がモヤっとするかも?
後半になぜ裏垢男子デビューしたのか、大塚さんが伊藤に牽制した理由など怒涛の回収があるのでスピード感が前半と後半で異なります。

そしてやはり気になる大塚さんのその後…
伊藤にとってはヤなヤツかも知れませんが良い人そうだし、ちょいちょいアイコンで出てきていた拗らせてそうなリクくんと幸せになってくれないかな…とか勝手に思ってます(笑)

表題作と読み切り、どちらもコメディでポップなえろえろBLでした。
表紙ではそこまで惹かれるものは無かったのですが、中身は大変どえろいラブコメです。
どこのジャングルに行けば純朴で純粋で素直で可愛い子がいるのか…辰美くんは大変幸運なヤツですね!

最初は親切な友達風の辰美くんは「便利で良い穴見つけたぜ!」みたいな態度がそれはそれは分かりやすく醸し出していますが、ゆうきくんは全く気づかない。
なんなら初めての友達ってことに感動して自分から股を開きにいくスタイル。

オラオラっぽい素の態度が出始めるのは中盤、ゆうきくんが良かれと思って取った行動で辰美がキレてからです。
(いや辰美よ、自業自得だぜ…)
幼馴染みにも「セフレと恋人の扱いが同じってのは無いわーw」
と言われてようやく特別扱いを意識する始末(笑)

ゆうきくんに振り回されながら幸せになれよ辰美…!