作品內容
【ひとりでいい、そう思っていたのに─…】幼少期、凄惨な事件に巻き込まれ、周囲から好奇の目に晒されたことによって人と上手く関われず、距離を取ることで自分を守っていた青年・九条 慎(くじょうしん)。ところがある日、大学の入学式で日野原 颯(ひのはらはやて)と出会い、彼の日常は大きく変わる。こんな自分に無邪気に笑いかけ、明るく接してくれる颯。そして過去を知ってもなお変わらない態度に、戸惑いながらも心を動かされ、いつしか惹かれていく。颯もまた慎の優しさと他人を思いやる気持ちを愛おしく感じ、お互いに特別な感情を抱く…少しずつ孤独から抜け出しかけていた慎だったが、その最中衝撃的な事件が起こってしまい…!?