島のおまわりさん 【分冊版】 PART5 第九話＋第十話

男しかいない孤島に赴任してきた駐在さんが、男同士の恋とセックス絡みの事件に巻き込まれて…?

月刊ゲイ雑誌『G-men』にて、圧倒的な人気で長期連載され、単行本も好評のうちに完売となった名作が、待望の電子書籍化!

小玉オサムの小説作品『島のおまわりさん』と『島のおとこたち』の二作を、大胆に脚色した本作の主人公は、とある女人禁制の島に赴任してきた若き駐在さん。のんびりした環境で、昇進試験の勉強をする目的だったのだが、着任当日から島の漁師に誘われ、男同士の関係を持ってしまう。次々と巻き起こる様々な男達とのエッチな事件。秘められた島の伝統。ノンケのおまわりさんを待つ運命は…?

◎第九話 祭のあとで

島の祭りに関連した伝統によって、ケツで若者たちの童貞を切る役目を担った加瀬。その行為中、周一郎にも激しく抱かれ、気を失ってしまう。祭りが終わり、加瀬は前任の駐在だった鈴木に、なぜ警察を辞めてこの島に残ることにしたのか尋ねる。加瀬はこの島で体験した様々な出来事を経て、今後の生き方を迷っており…。

そんな加勢にマッさんが声をかける。漁協の倉庫に連れていかれると、加瀬は手錠で拘束されてしまった。マッさんは「周ちゃんは渡さねぇ」と告げ、男たちに輪○されている加瀬の姿を、周一郎に見せてやるのだと言う。マッさんは祭りの最中、加瀬が周一郎とサカッている場面を目撃し、嫉妬の炎を燃やしていたのだ。

◎第十話 いっしょに生きよう

男たちに輪○され続ける加瀬。強○じみたセックスであったが、やがて加瀬自らも男たちのサオを求め始め…。そんなところに、マッさんに連れてこられた周一郎がやって来る。淫らな加瀬の姿に幻滅することなく、周一郎は加瀬の身を心配する。マッさんは激昂し取り乱すも、男たちに制され、周一郎たちはその場を後にした。

外には猪田のおじんが待っていた。マッさんは、父子であるおじんと周一郎のそれぞれに、好意と憎しみが入り交じる複雑な想いを抱いていたのだった。加瀬はマッさんの気持ちがわかると言う。加瀬もまた、片想いにも似たおじんへの気持ちを抱いていて…。そんな加瀬に周一郎は…。