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「金がないならしょうがねえ。その代わり…」
男×男のSM専門誌・SM-Z No.8に掲載された、鬼畜な金貸し業の男と、男同士の春画を描く絵師が、狡猾な手口で獲物を堕とす男色時代劇! 全三話に渡る好評シリーズの第二弾を配信! 羞恥に溺れる男×男の官能を描き続け、情感溢れる性描写で人気を集める作家・あすかともゆきによるゲイ官能小説!
借金を返せなくなった男に、その体を代償に差し出せと迫る高利貸しの銀蔵。犠牲者を嬲って○す銀蔵たちの痴態を、極彩色の浮世絵に写す名絵師の寿三郎。彼らが狙い定めた次なる生贄は、褌一丁で木を削る大工の杉作であった。
「証文に書いてあるとおり、この体で返してもらいやすぜ。異存はねえでしょう?」返済を待ってくれと懇願し土下座する、杉作の頭を踏みつけながら銀蔵は冷たく言い放つ。そして、素っ裸になるよう杉作に命じると、褌で両手首と肘を左右それぞれの足首と腿に結び、開脚縛りに拘束するのだった。「こんな格好は嫌です。解いてくだせえ」秘部を晒された杉作は恥ずかしさに悶えるのだが、寿三郎は筆を走らせその姿を絵に写して…。
杉作の肛門を犯そうとする銀蔵が取り出したのは山芋。「今に痒くなりやすぜ。穴の奥から疼いてくるはずで」堪えきれない体の奥の痒みに、杉作は「お願いでやす! 菊座を掻き回してくだせえ!」と自ら求めてしまう。手首ほどの太さのある肉棒を勃たせた銀蔵は、息を呑む杉作の穴を貫いて…。
『「こんな格好は嫌です。解いてくだせえ」畳の上に仰向けで転がされている杉作が体をくねらせた。その両手首と肘は、二本の褌で左右それぞれの足首と腿に結ばれている。老練な銀蔵が手際良く仕上げた開脚縛りだ。「いい姿ですぜ。なにもかも丸見えだ」大股開きで膝を曲げたその格好では、どんなにもがいても露出した恥部は隠せない。乳首も性器も金玉も、それから自分では見えない肛門までが丸出しになっている。「許してくだせえ。こんな、うう、見ないで…」その忍び難い屈辱に、杉作は尻たぶを深紅に染めてむせび泣く。「いいじゃねえですかい。これほどの色っぽい姿を隠しちゃいけねえ。もっと大勢の人に見せたいくらいですぜ。なんなら、このまま仕事場まで運んでやりやしょうか? 大工仲間の前で菊座を披露するのはどうでやす?」「そんなことはできやせん!」身も心も打ちのめされている杉作は、冗談混じりの言葉にも過敏に反応した。』(本文より)