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野球、サッカー、そしてライディングデュエル。
インドアなイメージが強いカードゲーム業界において、DMは今や世界中の人々が熱狂する国民的スポーツの一つとして数えられている。
世の子供達や夢ある大人達のロマンを詰め込んだD・ホイールに跨り、自身の相棒であり魂であるデッキと共にスピードの世界を駆け抜けて戦うライディングデュエル。
そこで戦うのを生業としているプロのD・ホイーラーは、男の子なら野球やサッカーといったスポーツ選手や医者、博士。
女の子ならパティシエや保育園や幼稚園の先生、看護師さん等と並び、子供達の将来なりたい職業で常にトップテン入りを果たしている。
ライディングデュエルは個人で戦うソロと三人一組で戦う団体、チームに分かれている。ソロで戦っていた者がチームに入る事もあればチームで戦っていた者がソロに転向するケースも珍しくない。
ソロで成績を出す者チームで成果を見せる者……そこに優劣など存在しない。
彼等が目指すものは同じ。栄光と絶対の勝利という頂きなのだから。
『さぁ今スタート! そして注目の第一コーナー、先に通過したのは……!』
そして今、ここにもその夢を叶えて、プロのD・ホイーラーになった者が一人。
「先攻は貰った! オレのターン、ドロー!」
『龍亞選手!! 先にコーナーを曲がったのは龍亞選手!! 今日も我々に絶好の滑り出しを見せてくれたぞ〜!!』
かつてネオ童実野シティで開催された第一回ライディングデュエル大会WRGPにおいて優勝したチーム5●sのピットクルーだった少年が、しなやかな獣を連想させる大人に成長し、今この瞬間、スピードの世界での戦いを繰り広げているのであった。
——以上本文より抜粋
最終回後未来設定で、シティ直属のチーフな遊星×チームで活躍中の大人気プロD・ホイーラーな龍亞のお話です。
遊龍亞だけでなく、チーム5●sメンバーだったりその他色々な人が出てきます。チームメイトやリポーター、関西弁(?)アイドル等オリジナルキャラクターも少々。デュエル描写あり。
遊星の性格が若干ヤンデレ。ソフトな言い方をすると、重度の心配性です。R-18ですがソレっぽいだけで描写自体はかなりぬるいです。