Elenco recensioni di ばるさみこ

全体的に描写が不十分で、展開が唐突に感じられる箇所が多々あります。しかしながら、内容が理解できないほど破綻しているわけではなく、充分あらすじは把握できます。特にオチの部分に関して唐突さが際立っているように感じますが、もし作中で一コマでもカレーについて言及するコマや、それに対する登場人物の思いを描くコマがあればどうにか出来た不自然さかもしれません。
双子の近親相姦を描いた作品であるためか、前髪の描き方以外にキャラクターの差別化がされておらず、作中で幾度も回想が挟まれ、時間軸が変化していく際に毎回ヘアスタイルが異なるのは読者に対して不親切に思われます。
双子の個性を理解しきる前にそういった展開がなされるとどちらが話しているのかが分かりづらくなってしまいます。
強いて良い点を挙げるならば、大きなコマの使い方が印象的でその点は評価できる部分かと思われます。

同サークルから出ている、『ASMR夏の音no1』が良かったので購入しました。
夏の音よりも自然由来の環境音が多く、本作は効果音素材としての用途よりもASMRとして個人的に視聴する機会が多い気がします。
落ち葉を踏みしめる足音のバリエーションが多かったのが印象的です。
走ったり、歩いたり、石階段を上り下りしたり、二人で歩く音なんていうのも収録されていて、夏に比べて、鳥や虫の音は目立たないので山中に踏み入った設定の音声に広く使えそうな気がします。
あと、面白いものでいうと、食欲の秋というファイルに入っている効果音は他の素材集で見かけない物が多かったです。
特にマスカットとメロン。
マスカットはパキッシャクッと小気味の良い音が鳴っていたので、シャインマスカット等皮も食べられる品種だと思います。

意識を残したままの無様エロも人格改変して肉奴隷にするのも徹底して妹の尊厳を凌辱して使い捨てるようで良かったのですが、お父さんに近親相姦をしているという忌避感や違和感を阻害する催眠を掛けて、妹を妹と認識させつつ、別れた妻へのやり場のない気持ちや性欲をぶつけてパコパコさせたかと思ったら、お前がママになるんだよ!!種付けフィニッシュ!する様が本当に良かった。
ここに至るまでのほうが無様度が高いですが、父娘の倫理観喪失イチャイチャセックスが妙に自分には刺さりました。
もうちょっとこの下りが見たかったな。

個人的にあって特に嬉しかったのが、仏壇周りの音。
田舎の夏の音というテーマなので、どのトラックも後ろでうっすらセミの鳴き声などが入っているので、使い道は限定されますが、仏壇の戸を開けて中に入ったマッチ?お線香?のような何かを揺する音等など一連で行われているので、具体的にどういった動作をしているのかを把握することは出来ませんが、欲しいと思ったタイミングで探してもなかなか無いニッチな音なので、今は使う予定はなくとも買って損はないと思います。
それと、物置き小屋の軽いアルミ製の引き戸っぽい音!これもあるようでないので良い掘り出し物でした。
安いですが汎用性の高そうな音もそれなりにありつつ、こういったマニアックな素材も含まれているのでおすすめ。
(良すぎて後日、このサークルさんの他の素材も購入しました)

視覚のエロさは文句なしです。
が、絵の描き込みが繊細な分、画面の密度がえげつない。
そうすると文字が埋もれて読み辛い。

情報量もですが、

・文字が小さい
・フォントが良く変わる
・そもそも長台詞が多い

も理由ではあるのですが。

アホエロと純愛(ロマンチック)をストーリー上で両立させるって難しいのだなと思いました。
トンデモナイ異世界のエロ常識でガン詰めセックスしたかと思ったら、次のコマではカマトトぶって照れ照れキュンキュン。
そんな切り貼りしたんか?と思うくらいの急展開が延々続く作品でした。
ですが画力はすごいし、執事がイケメンを維持したまま顔芸を行う様は本当に必見。

何も考えずに直感で読めるエロギャグマンガ。
大体4ページくらいで落ちる短編集が沢山詰まっています。
表紙に登場するお嬢様と執事の漫画の他にも、二作ほど読み切りが入っています。本作の中でスト、読み切りの百合ネタが特に好きでした。
あと特筆するべき点として、本作はちんこの修正が薄い。
細い黒海苔で2本だけとかそんな感じ。デフォルメが強い絵柄なのもあるのでしょうが、昨今では珍しい為、意図していないお得感を感じてしまいました。
全年齢でも安定して描けそうな作者さんが年齢制限を取っ払って描くギャグ。
良質に決まっているじゃないですか!本当におすすめです。

定点構図の進化系を見ました。めちゃくちゃ面白い試みだと思うので、本作を始祖として一個のジャンルとして大流行りして欲しい。
V○uberという設定を生かして、少年V○uberと、その中の人である青年を二画面かつ、同じ画角で映しているというのも画期的ですが、導入で配信部屋を俯瞰で写し、複数カメラがある事や小物の位置関係などを示唆しているのが上手いなと思いました。
定点でありながら、アングルが変わることへの違和感が無く読めて良かったです。
続編が示唆される内容でしたので、是非とも続きが出た際には購入したいなと思います。

あと合意がエッチだと思う人、手にフェチを感じる人は買って損がないです。
終始両片想い和姦イチャイチャ催眠セックスをしています。
し始めは両片想いなので、エロさの中に照れや必死さが含まれていて、男女どちらも可愛くて、最高!と、読みながら満足の吐息が止まらない。
直ぐに挿入する訳ではなく、段階を踏み、最初はオナホ越しのピストン、次は……と物の試しで始めたエロ催眠をきっかけに2人の性行為が徐々にエスカレートしていく過程がよかったです。
と、書きはしましたが、やはり本作の一番の見どころはなんと言っても断面図。
レビュータイトルにある通り、これまで読んできた作品の中で一番断面図がエロいと思っています。これを読んでハードルを上げてご覧になっても納得頂けるエロさだと信じています。私と断面図のエロさを信じて読んで欲しい!

主に商業誌で先生の作品を楽しんでいる読者です。
内省的で人間臭い生々しさが先生の描かれる世界観の魅力でありつつも、そこに哲学を感じ、難しく感じる事も少なくは無いのですが、本作は『催眠』という手法を用い、主人公であるしまかちゃんのトラウマを解きほぐす(ついでにエロ漫画らしく他のところもをほぐす訳ですが……)過程を丁寧に描く事で、これまで以上にポップでわかりやすいだけではなく、ふにすけ先生のいい所がそのまま読める大傑作だと思います。
ふにすけ節満点の台詞回しにコミカルなリアクション。それでいて生々しい描写。リアリティとフィクションのバランスが最高です!

山田じぇみ子さんの声でお姉ちゃんぶりながら一生懸命お料理を教えてくれる童顔の先輩はどう考えても可愛い。
総再生時間が短めで時間を持て余した時に聴くととっても癒されます。お腹も同時に減りますが。

この先輩、可愛いだけじゃなくて、「おじさんが言いそうな直接的じゃないけど、でも、エッチな事を暗喩してるんだろうな」と逃れようない確信を持つくらいあからさまな思わせ振りを繰り返すのでドギマギしますし、聞いている中で、私……男じゃなくて良かったと安心するくだりもありました。ヒュンッってした。

数少ない何度も聞き返す音声作品です。
20分も無いので気負わず聴けるのがいいですよね。