たまにはノベル作品でも読もうと思いまして、初めて読んだんですよ。まあその、表紙に惹かれましてね。サンプルを読んでこれはなかなか面白いんじゃないかと思いまして。
そうですね……表紙とサンプルで気になったら、もう買えばいいと思いますね…。
なんせとにかくエロスだけに振り切っている。美しい日本語などありません。美しさを花に例えることもなければ空を編むような詩的な表現もなく、文学作品としてはあまりに稚拙でしょう。
しかし、そんなもの必要なのでしょうか?否、エロノベルを読んでいるときなどIQが著しく下がり、ただでさえ文字を追うだけでも大変なのです。
我々に必要なのはただニ点、「わかりやすさ」と「エロさ」のみなのです。
その点こちら、性器を棒状のなにかに例えることなどありません。元気にちんちんと!ちんぽと!おチンポ様と!いやあわかりやすい、直球表現です!
めんどうなことなどひとつもなく、擬音も擬態も山ほど使って、いまなにがどのような状態なのかと端的に現してくださいます。腰ヘコマンズリオナニーよりこの状態をわかりやすく表現できます?
なんせもう、言葉のチョイスがいちいちお下品です。
好きなんですよ……下品なエロ…
もう基準がぶっ壊れてるんですよ。なんせ作中で出てくる文章として「おちんぽ」「おまんこ」が上品な言葉として扱われているのです。いや、なに?なにを言っているんだ。でもそうですね…こんなの序の口ですものね…。
「くっさい(くさい、ではない)ケツ汁」だの「精子をぶりコく」だの……なかなかのパワーワードです。よく考えればドスケベアンドロイドからおかしかった。
当然オホオホ喘ぎますし、射精音はビョビョーです。笑ってる場合ではない。
あとお下品ポーズをいちいち取らせるのも100点。
普通に良かった点としては、いまどこでどんな体勢をしているのかをキチンと描写されるのはすごくよかったですね。結構長いですし、満足しました。