他の方も書かれているように、クリ責め作品としてページ数・描写ともに非常に満足度が高かったです。
自らの意思で望んで敬愛する騎士団長殿に抱かれに来たユエルくん。
騎士団長殿の御人格によりクッコロ系ではないですが、ユエルくんは実力で副中隊長にまで上り詰めた勤勉な性格の美人さんです。もしお相手がその辺に転がるモブであればきっと反発心が芽生え快楽で分からせられてしまう可哀想萌えの素質がある子です。
◎魔法のお薬で男女両方の快楽を味わうことになる。
◎道具も使いとことんクリ責めをする。
◎怪我による慰安部隊への降格とそのジレンマ
と乗せられた要素は虐めてくださいと言わんばかりのものです。
ところが、
◎頼られた騎士団長殿の御人格がマジで良い。
◎ユエルくんも騎士団長殿のことを心から尊敬しお慕いしており、どう責められても喜んでる。
という具合に2人の関係性によりあまあまに仕上がっております。
小生、受けが狂おしい程に責められイキ狂うような作品が好きなのですが、同時に受けの自我や矜恃が傷つけられるような可哀想萌えはしづらいという難病を患っております。あまあまラブラブが好きなんです。
これらの性癖の相性は最悪で両方が叶えられる作品に出会えることは非常に少ないです。
宮浜りょう先生、この度はこちらの作品を世に送り出して頂き誠にありがとうございました。
最後にユエルくんのクリちゃんをよしよししながら、独占欲が一瞬顔を出したところでユエルくんの気持ちを慮り即座に自制心を働かせることの出来る騎士団長殿の御人格に乾杯。最後まで完璧な攻め様でした。
この2人にはある種の無自覚両片思いのような不思議な関係を続けて欲しい気持ちもあります。
またユエルくんと騎士団長殿にお会いできたら嬉しいです。