サッカー部主将の狼DKがラグビー部主将の虎DKと恋人同士になるまで

同じ学年。同じクラス。同じ「キャプテン」同士。
それでも二人は「友達同士」になれなかった。

そんな彼らが、友達ではない「関係」で結ばれてしまったら。
その先に待つのは幸せなのか、それとも……。

思いがけないきっかけで結ばれてしまった狼獣人と虎獣人、恋心と苦悩に揺れる男子高校生たちが「恋人同士」になるまでを描いた、長編青春小説!


《あらすじ》
主将である自分のミスによって地区予選に敗退、部活を引退した狼獣人の武倉友也は、激しい自己嫌悪に苛まれる日々を送っていた。その憔悴しきった様子に、同じ「主将」の立場として胸を痛めていたクラスメートの辻田総一は、彼を励まそうと声をかける。はじめは辻田の思いやりを素直に受け止めていた武倉だったが、彼が放った「ある言葉」に反応して、思わず辻田を拒絶してしまう。すぐに我に返って謝る武倉だったが、以前から彼に冷たい態度をとられていた自覚のあった辻田は傷ついた様子で、その場から立ち去ろうとした。慌てて呼び止める武倉。実は彼の中には、辻田に対して、ずっと打ち明けられなかった想いがあった……。


《内容細目》
・本文:約135,000字
・サイズ:384ページ/A5版(PDF形式)