秘密の書斎

生まれ育ったニーゼンベルク王国を離れ、たった1人、世界一周の旅へ出た貴女。
気まぐれに訪れた町は、精霊と人々が共存する不思議な大陸、エルトゥール。

しかし、道中で嵐に巻き込まれ、身を寄せる場所を求めていた貴女に声をかけたのは、その教会に住む神父であった。

知的で厳かな雰囲気を漂わせる【エドガー】は、貴女に優しい微笑みを向け、嵐が過ぎ去るまでしばし談笑をする。
やがて雨が止み、彼は自分の傘を貴女へ渡し、見送った。



「それでは、良い旅を」



この出会いが最後であれば、

貴女の旅はずっと続くはずだったのに。



気付けばあの時の幻想的な記憶は色褪せていき、じわじわと深い闇が押し寄せてくる。
狂気を孕んだ彼の足音が、貴女の鮮やかな日々に歪なひび割れを付けてゆく。

彼を狂わせた書斎の”秘密”には……
一体何があるのか。

【エドガー】CV. 八神仙
32歳/181cm
「私はここにいます。もし困ったことが起きたら、いつでも頼ってください」
セレスティナとニルベールの狭間の教会で、一人穏やかに暮らす神父。
教会の静謐な日常に満足し、自然と調和した生活を送りながら、心の奥底で何かを求め続けている。

【あなた】CV.なし
未知の世界に興味を持ち、自由を愛する少女。
旅の途中で嵐に遭ってしまい……幸か不幸か、教会で雨宿りをさせてもらう。