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作品内容
何者にも手折られる事のない聖なる剣。
悪しきを切り裂く正義の剣。
それが、彼らセイント・セイバーであった。
弱き者たちを守る為。
世界の平和を護る為。
彼らは、毅然と立ち向かう。
強大な悪、カシュマールに。
紅蓮に燃え上がる正義の炎に邪悪は焼き尽くされ、混沌とした世界には柔らかな希望の光が射し込む……はずだった。
あの男が……敵将アンフェールが現れるまでは…。
忍び寄る邪悪な掌が、掌握しようとしている物が何なのか…彼らはまだ知らない。
手折られる物は何なのか。
踏みにじられる物は何なのか。
知らぬままに死する事ができたなら、恐らく彼らは永久に英雄として存在できたはずなのだ…。
しかし。
彼らは命の灯を吹き消される事もないままに、深く…深く幽閉されているのである。
暗く、淀んだ地の底で……。
■CLUB-Zによるモノクロ挿絵11枚(内差分1枚)
カラー挿絵16枚(内差分4枚)
ラフスケッチ8枚
ラフマンガ27P
台詞、効果付き挿絵16枚収録