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作品内容
空調の修理にきた作業員の姿から、過去のほろ苦くも淫靡な記憶を思い出す既婚ラガーマン。雪山で遭難した男の命を救ったのは?男の汗と臭いをテーマに描く真夏と真冬、2つの物語。
【あらすじ】
「熟れた男の体臭」
猛暑の最中、自宅の空調が故障したため、妻子を帰省させ、一人家に残った山際晃一。修理にやってきた中年作業員・田上の汗だくの姿から、不意に学生時代のほろ苦くも淫靡な記憶を思い出す。
親しくなったラグビー部仲間の父親は、なんと晃一が昔から憧れていた伝説の名ラガーマン、橋岡泰次だった。
今も変わぬ姿に、晃一の欲望がついに目覚め、やがて思いもよらない体験をすることになるのだが……。
また、田上のいやらしい肉体と汗臭にも我慢できなくなり……。
「父の寝袋」
梶原慎吾は、母の死後、たった一人で小さな山小屋を切り盛りしてきた。有名な山岳ガイド兼登山家でもある父の雄三は、小さい頃からほとんど家にはおらず、慎吾にとってはいないも同然。そればかりか、嫌悪の対象ですらあった。
ゲイである慎吾は、ときに山小屋で淫らな遊びをするなど、それなりに満ち足りた日々を送っていたのだが、ある日、ちょっとした油断から、雪山で遭難してしまう。
死に瀕した晃一が蘇生した、ある方法とは?
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■二篇とも新作書き下ろし
■総文字数:「熟れた男の体臭」約21000字/「父の寝袋」約11000字