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Kreis | ロールシャッハテストB |
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Veröffentlicht | 28/11/2022 |
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Serie | 霊姦体質 |
Coupling | |
Autor | まさみ |
AbbilDung | 極澤 / 麩湯 |
Altersfreigabe | |
Titelformat | |
Dateiformat | |
Sonstiges | |
Unterstützte Sprachen | |
Anzahl der Seiten | 138 |
Genre | |
Dateigröße |
1,09MB
|
- (526.27KB)
Inhalt des Titels
あらすじ
性的な意味で悪霊に付け狙われる霊姦体質の高校生・烏丸理一(からすま・りいち)。
彼が通う篠塚高校は別名鳥葬学園とも呼ばれ、鳥が窓ガラスに衝突する事故が絶えなかった。
夏休みを目前に控えたある日、悪霊に憑かれて自慰に耽っていた理一は学校一の変人・茶倉練(ちゃくら・れん)に遭遇。彼に貸してもらった数珠の力で悪霊の撃退に成功する。
ところが茶倉は拝み屋の孫で、カラスの死骸を集めているらしい。
理一は数珠を返そうと茶倉をストーキングするうちに、鳥葬学園に纏わる陰惨な真実を知ることになり……。
拝み屋の孫な関西弁守銭奴×ヘタレ流され受け淫乱高校生
鬼畜・調教・無理矢理・SМ・強○・ホラー・オカルト・和風・伝奇
R18・R18G描写有
自作BL小説シリーズ『霊姦体質』の受け・攻めの過去編(出会い編)ですがこれだけでも読めます。
練の過去編
「牢の中」(短編)
https://www.dlsite.com/bl/work/=/product_id/RJ437937.html
社会人編
「霊姦体質」(一話完結短編シリーズ)
https://www.dlsite.com/bl/work/=/product_id/RJ437989.html
「九泉呪牢」(長編)
https://www.dlsite.com/bl/work/=/product_id/RJ437974.html
作者Twitterアカウント https://twitter.com/wKoxaUr47xGeAZy
@wKoxaUr47xGeAZy
(作品の裏話や情報を更新しています)
登場人物紹介
本文サンプル
俺が学校一の問題児・茶倉練《ちゃくられん》と関わることになったのは、俺自身の厄介な体質が原因だ。
きっかけは夏休み少し前。ダチと東京に遊びに行った夜、生まれて初めて金縛りを体験した。
体が動かせないのには最初あせったが、一晩中固まってるだけでやり過ごせるなら楽勝じゃんと高を括っていた。
その余裕が消し飛んだのは部屋に真っ黒な影が現れ、ベッドで寝てる俺にのしかかってきた時。
一目見た瞬間、脳裏にけたまましい警鐘が鳴り響いた。アレは邪気のかたまりだった。
ベッドの足元に現れた影の輪郭は不気味に伸び縮み歪んでいた。不可視の手が捏ね回して作り上げた人もどきに見えた。
お願いやめろくるなこないであっちいけ。
目を瞑り必死に祈る俺を嘲笑うかのように、その人もどきは近付いてきた。
何かとんでもなくおぞましく恐ろしいものが接近してくるのにまるで抵抗できず、焦燥感と絶望感が募り行く。
やめろくるなこっちくるなやめろやめろお願いこないで許してください助けて。
どんなに強く念じても無駄だった。誰も助けにきちゃくれない。隣室で寝てる両親や姉貴に心の声は届かず、大柄な影に組み敷かれる。
思い出したくもないが、俺はその夜レ○プされた。なんだかよくわからないばけもの……一般の人たちが悪霊とか呼ぶ、得体の知れない存在に。もちろん痛かった。しかしそれ以上にこたえたのは体を内側から穢されてく感覚、魂を毒されるような不快感だ。
身も心も不浄な存在に堕とされ、内側から作り替えられてく違和感は言葉で説明しにくい。
「ぁっあ、あぁっ、ンううっあ、ぁっ」
思えばアレは俺が生まれて初めて直面した、抗いようのない理不尽だった。
この残酷な世の中には非力でちっぽけな人間がどうがんばってもどうにもならないことがある。
どんなにあがいても絶望しかない。どん底から這い上がれない。
体の裏表を這い回る手の感触と尻をこじ開ける楔はまだセックスを知らない俺をうちのめすのに十分で、最後の方は泣きながら命乞いしていた。
「許してっ、あうっ、ごめんなさっ、ぁあっ、うぐ、ひぐっ」
家族や先生、ダチには相談できない。そもそもなんて言えばいい?夜毎悪霊に凌○されてる?じゃなんで朝起きたら下着がべと付いてるんだ、悪霊に突っ込まれて夢精してりゃ世話がない。
体の中には確かに何かが出入りしていた感覚があった。体内の粘膜がこそぎ落とされていったような、奇妙な喪失感と空虚感。でも血は出てないしズボンは脱げてない。
虚実の境が曖昧になる。どこまでが現実で夢か線引きを見失い、自分すら信用できなくなる。
誰かに打ち明けても頭がおかしくなったんじゃないかって疑われるのがオチ、それ以前に内容がセンシティブすぎる。
「ケツいてェ……」
まだ朝五時前、家族は誰も起き出してない。
ヒンヤリ冷えた静かな家をひたひた歩き、鈍く疼く下半身をひきずって洗面所へ行く。夢精で汚したパンツを手洗いしてると無性に泣けてきた。
手の甲で涙を拭いて鏡を見ると、一瞬だけ肩越しに黒い影をとらえてぎょっとした。次いで視線を下ろし、手首に生じた痛々しい痣に気付いて戦慄が駆け抜ける。
毎日が比喩じゃなく生き地獄だった。そのうち悪霊は増長し、昼でも夜でも構わず俺を侵し始めた。家にいる時も授業中も心が休まる時間は片時もなく辱められた。