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「隷属志望~背徳カウンセラーの寵愛~」 へのレビュー

    • 2021年09月03日
      レビュアーオススメ!
      紹介文にも「羞恥まじりのMプレイが好きな人向けです」とありますが、想像以上でした。

      篠崎様(様をつけずにはいられません)のプレイは、M向けにしてはソフト。
      ハードなのは電マ押しつけ連続絶頂くらい?舌の肥えたMなら「その程度か」と思うはず。
      そこです。
      篠崎様はそのMの怠慢、傲慢を「言葉」で突いてきます。
      「ひぃっ」と声が上がったのはトラック7。
      篠崎様がプレイ中に「可愛い、好き」と言ったのを信じてしまったヒロインに対する仕打ち。
      やばすぎます。聞いていて気が狂いそうでした。恥ずかしすぎて。
      「そこだけは絶対いじめないでくれ~!」という部分を一撃必殺のように踏み抜いてきます。

      しかしその恥辱凌辱だけで終わらないのがこの作品の凄いところで、
      それまではヒロインの欲望を、言葉で辱めながらも叶えてあげるだけだった篠崎様が、
      まったくブレないドMっぷりにあてられて、
      自分の嗜虐欲を爆発させるのが最高なんです。
      篠崎様とヒロインは磁石のように惹かれ合う…運命の出会いですよ。
      完全なるハッピーエンドです。
      この、マゾとしての尊厳?をぐちゃぐちゃにされた後に全肯定されるというのが、
      電子ドラッグのような快感を生み出してきます。すさまじいです。

      シナリオが衝撃的すぎてそこにばかり言及してしまいましたが声も最高です。
      スキマチェリーさんに当たるのは二度目ですが、今回も素晴らしい演技でした。

      ちらっと思ったのですがマゾっ気がない人のほうがサラリと聴けるんじゃないかと。
      Mの自覚がある人ほど篠崎様の言うことが刺さって抜けなくなるようになっている気がする。
      かく言う筆者も自分は寝転がってるから勝手に責めてほしいみたいな意識の低いMなので、もう参りました。
      篠崎様に認めてもらえる勤勉なMになろうと、せめてもの気持ちでこんな長い感想を書きました。
      Mに幸あれ。
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      17人が役に立ったと答えています

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