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コマいっぱいに巨乳が乱舞する”黒越陽”先生、描き下ろし
の後日談一本を含む、短篇十本が収められた、自身初の作
品集。
印象的な収録作品は、真夏の盛り(さかり)、期末試験を終
えて、ただ帰るのは”つまらない”と、誰もいない校内のプ
ールを楽しもうとしたら・・・・な「水泳部の佐々木さん」。
先客で、”そっち方面”が不慣れ(ふなれ)なヒロインとのパ
ッシブなカラミが、インパクト抜群の短篇でした。
読んでいて感じたのは、コマいっぱいにド～ンと女体を描
いても、破綻しない作画力と、主人公・ヒロインの内に秘
めた感情を丁寧に描写してストーリーに盛り込んだ構成力。
この二つの要素がキッチリと支えているので、安定感のあ
る、読み心地と読後感を堪能できる、バランスのよい一冊。