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ヒロインと男性主人公とのリアルな設定が
カラミへなまなましさを与えている展開に
”亜美寿真”先生ならではな味わいを感じた
”comic快楽天”に掲載された短篇・八作品
を収めた、ワニマガジン社では初の、自身
通算二冊目の単行本。
印象に残った収録作品は、会社の同僚かつ
お付き合い始めてから三ヶ月の”菅野絢子”
と”神山遼”。週末の食事デートからの流れ
が、”絢子”にアレが訪れてお預けとなって
な、短篇「かんこう」。生真面目に避妊し
ていた二人が生理明けで解禁し、いままで
以上の快感に酔いしれる、リアルな展開が
印象深い、お話でした。
読んでいて感じたのは、登場人物の設定が
妙にリアルな点。架空の設定ながらリアル
な登場人物達がカラむ姿を丁寧に描き込ん
でいて、印象的でした。
実在感のある登場人物が、記憶に残る一冊。