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「国都の剣 道中編」 へのレビュー

    • 主人公たちの魅力、そして彼ら彼女らが直面する事態の全容がわかると同時、
      本作は終わってしまいます。「なんてことだ!」との歯噛みは夢中になっていたからで、
      どうやら中途版ではありますが、一応の「区切り」はついていると言えるでしょう。

      自称は「観光ファンタジー」ですが、徐々に旅の道連れやバトル描写が増え、
      ギャルゲであり剣客モノであり、要するにちょっとした伝奇小説ほどのコンセプト。
      一見して和風・中華風な世界観も、実は魔法アリ巨人アリ精霊アリと独特の無国籍感で
      散らばりそうな諸要素をすっきり軽妙なテキストで読ませてくれます。

      プレイ時間は3時間ほど、製作ツールは月姫やひぐらしと同じNscripter。
      読むだけノベルながら、実際に地図を見て動いているようなクリッカブルマップ、
      旅道具になぞらえたコンフィグ項目といった細かな工夫にぐいぐい没頭していくことでしょう。

      ちょっとした場所や人物にも絵を当てるため、途中からは3Dモデル頼りへ
      切り替わりますが些末事。その理由は主人公の扱うへびへび流という剣術にあって、
      「使えるものは何でも使う、汚い技とそしられがちな剣術だからこそ、地味に強い」
      というのが彼の技であり、本作そのものの強みでもあるわけです。
      地味な強さの底力、まずは体験版からご覧ください。
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