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11/11/2010
前世紀の終わりも近い一夏限りの販売ポスターに登場した、ペンギンの被り物の可愛い女の子が
たちまちネットでブームになり、ありもしない名前や設定を付けられ、当時は画期的な、環境に
やさしい業務用空調機を体現する扱いになりました。
数多のCG、同人作品(イラスト検索では専用ジャンルが出来たほど)やイベントのテーマとなった
彼女は、いつしか過去の人物(本人曰く「退役した」)として扱われるようになっていた…
と思いきや、あろうことにプロのみずき先生が平成22年にもなって当時の作品をつなぎ合わせて
「これってついこないだだったような」と思わせる元気&ドッテンバタリンなむちゃくちゃ
ギャグ作品としてリサイクルしてくれました。
特徴としては、他のサークルさんのほとんどの作品では、健気でお客様思いのがんばり屋さんの
少女として描写されているのに、ここではヤサグレ営業として、捻くれた考えや悪い顔(これが
可愛い)を出しまくっている点でしょうか。言うことなすこと、いちいち無茶苦茶です。
みずき先生の絵柄がとてつもなく爛漫で明るいために、コントラストがすごいです。
主人公は狡猾でうかつ者な何方そっくりな一方で、妹はのちにテンプレキャラとなる腹黒幼女の
典型です。彼女と中小企業の偉いヒトの会話。
・「この会社への送電をストップさせたミニ」
「エアコン買わないとこのまま操業できないミニよ」
・「きっきみはわが社を脅迫するのかっ?!」
・「別にそんなつもりはないミニ」
「ただ 電力会社を敵に回すとコワいミニよ」
こんな作品です。
元祖萌えイメージキャラのこまっしゃくれバージョンの無責任なギャグ作品、楽しませてもらいました!
Parole chiave scelte dal recensore.
11/11/2010
女性の「開発」を生産工程に例えた作品や、カタログ仕立てにした二次元作品は結構あります。
見慣れた営業文句と、見慣れない性的調教(特にロリっ娘)や人間的な反応(しびれや喘ぎや涙)との
ギャップを興奮効果としている、というこの作品の大きな特徴は、画期的でもありません。
この作品が大きいのは、そういう魅力に徹底している点(背景すらない、真っ白なバックに、
機械と女性のみ)、完成品ではなく桃山次郎先生ばりに「過程」に置いていること、しっかり
した絵にくっきりした塗り、ほど良い拘束、そして無機質さに目が行き勝ちなタイプの作品でも、
「どんなに激しいプレイで叫んでても、うちの女の子はみんな快楽で叫んでいます!」と作者さんも
断言しているように、何よりも女性たちが感じているところを伝えられているという点がとても良いです。
この厭らしさにつられて、今後もチェックしたいサークルさんです。
Parole chiave scelte dal recensore.
元ネタに依存していないので原作未読でも安心の22ページのロリ陵辱デジタル漫画です。
立派なアニメ塗り、緊張や恐怖や絶望の感情のこもった表情一つ一つ、そして着実に
最終行為まで全てやり通すところが見事な脅迫中だし輪姦のストレートな作品です。
エロ漫画の王道ストーリーに、一糸まとわぬつるぺた少女に何度も何度も、という展開なのですが、
その現場を惜しみなく見せるような、上から、斜めから、横からと見事な構図が光ります。
今後もチェック・購入するサークル様です。
Parole chiave scelte dal recensore.
22/10/2010
さわやかで可愛い絵柄が素敵な同人誌です。
レズっ娘同士という設定ですが、最大のエッチ山場は、りっちゃんと顔のない彼氏の初体験です。
そして涙ぽろぽろしながらの二人同士のキッスシーンもあります(B止まりです)。
オナニー、そして男とのエッチの時も幼馴染のことを考えて切ないりっちゃんです。
繊細であどけなくもセンチメンタルな女の子の熱烈な感情と性交です。
ボーイッシュというのは、本当にときめくしなないくらい女の子らしい可愛い子にしか
つけられない和製形容詞だということが良く分かりました。
「澪が『分かれてほしい』って言うなら…」「…言わない」「澪の…ケチ」。そんな作品です。
ファイルは大きく、仕上げもとても綺麗です。
これからもチェック・応援するサークル様です。
蛇足ですが、これから数ヵ月後、原作の漫画で、りっちゃんの恋人疑惑でヤキモキする澪さん
というエピソードがありましたね。
Parole chiave scelte dal recensore.
13/07/2010
擬人化のパラダイム、OSたんズを題材に、プロ漫画家のみずきひとし先生が発表した同人作品
です。見開きファイルで本編17枚+α、紙媒体では平成16年になっているようです。
健気で泣き虫なドジっ娘Meを中心に、OSたんファンに全てのネタがばっちり伝わる、はちゃめちゃ
コメディになっています。
魅力はなんと言ってもみずき先生の明るく元気な漫画!
日曜日の昼下がりの出来事(外に干す抱きまくら、鼻水、抜刀)をスラップスティックに描いています。
通ぶった嫌味も裏も黒さも何にもない、ストレートな喜劇です。
それぞれのOSの個性も、多分読者にしっくり来てインスタントな楽しさになると思います。
ダウンロード販売で買わせて頂いたOSたん同人誌では、この気さくで飾らない軽〜い作品が
一番好きなものになりそうです。
Parole chiave scelte dal recensore.
クロッキーや走り書きの絵を水彩で塗ったような簡単なイラストだけの作品です。
内容も、(女の子たちの姿かたち以外は)特殊な要素はないような、現実的な性交です。
なのに、このドキドキ感はどこから? たぶんに右脳をじかに刺激しているとしか思えません。
一糸まとわぬ妙齢の少女と、明らかに大人の男の性交は、妙なときめきがあります。
荒い息と、か細い声がもれてきそうな、自分の性器が彼女の中に入る感じが伝わるような、
そんな気持ちになれるのがこの作品の「売り」だと思います。
線が太いとか仕上げバラバラとかを気にするより、この絵の世界に共感できるかどうかで
評価が決まります。あと、この年齢層がストライクか否かも重要でしょう。
個人的には、春画は1億色や50レイヤーでもない、この官能を伝える絵描きの才能なんだ、
という考えが強まりました。今後もチェック・購入します。
Parole chiave scelte dal recensore.
本編わずか10ページですが、ものすごい勢いのある陵辱同人誌です。
続編のようですが、わずか2〜3コマで説明を片付け、そのあとは特に元ネタに頼らず、
「ショートカットのぼくっ娘アイドルの卵を着衣緊縛で感じさせながら犯す」
というストレートな内容です。
プレイそのものは、着衣緊縛、口内射精、中出し絶頂の流れです。
要は、その優れた魅せ方だと思います。強姦魔は顔すら出さず、あくまで彼女だけの描写で、
年下のやよいが犯されないために身を挺して、処女喪失にあいながら思いっきり
感じさせられているシチュエーションです。
最初から最後まで目に涙をいっぱい溜めて、眉を力いっぱいひそめ、顔を真っ赤にして、
嫌がりながら感じる表現が秀逸で、最大の魅力になっていると思います。
これを機に他の作品の購入、ご本人の商業誌のご活躍をチェックするきっかけに
なりました。応援します。
Parole chiave scelte dal recensore.
28/04/2010
氏賀先生は、かわいい少女が内臓ドロドロになって惨殺という非常にわかりやすい猟奇ジャンルの
大御所として君臨して久しい方ですが、このシリーズはそういうものとは無縁の、流血率が
極度に低い、あるいは皆無です(1枚だけダルマさんがいます)。
つまり、拡張はするにせよ、本義の破裂には至らないので、スプラッター苦手な方は安心です。
16ページの漫画2話+イラストというこの作品は、ドス黒くはないにせよ、作品内容が暗い
梅組氏の作品と、氏賀先生の今や私語のエログロナンセンス的なノリの作品になっています。
絵の質や進行はやはりプロレベルです。内容は、純粋に狭義の極太拡張になっています。
ファイルは鮮明ですが、一部のページでぼやけた仕上げになっています。
内容は異物挿入や性器拡張のみの勝負になっていますが、まわりの人間(男性)がやんややんや
囃し立てたり、どこはとなく不自然で無機質な雰囲気が煽情性を損ない、個人的には
「丙」程度に感じました。
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28/04/2010
元ネタ云々というよりも、要は「どうやって好きなあの人を魅了しようか」と
一晩中考える明け透け空元気な女の子の妄想オナニー(脳内プレイは無事一通り達成)を
紹介するノリが決め手のコメディモノクロ同人誌、という感じです。
ゲーム未プレイでも、無料閲覧の自主動画サイトなどで出来上がった彼女のキャラがテーマなので、
問題なく楽しめました。そういう前提情報を知っていれば、楽しさ倍増です。
ウブな少女が、好きな人の性器を想像しようとして、
「なんでバナナなんですか!」
「だってしょうがないじゃない、見たことないんだしさー」
と一人ベッドで自問自答して資料で妄想強化、そんな作品です。
彼女がオナニーしている場面はほとんどなく、脳内劇場の激烈ラブエッチばかりです。
性交場面のエッチさはわりあい高く、頼れる絵や角度に任せてページを進められます。
この絵柄、テンポのいいノリや台詞回り、キャラの表情や動かし方がとても楽しい作品です。
今後もチェックします。
Parole chiave scelte dal recensore.
28/04/2010
とても好感の持てる一昔前のような絵柄の正統派ロリ漫画作品です。
内容は一話、裏組織で売られてしまう少女の悲しい話です。買主に犯された上に、失意に溺れながら
助けに来た母親とすれ違い連れ去られる内容です。
約20ページの本編の約3分の1は、そういう背景情報や物語部分になっており、監禁や少女強姦の
エロ部分よりも、絶望感や悲壮感が前面にでてしまっているために、アダルト作品としての
効果が押しつぶされてしまった印象です。
巨漢の男とのセックスに泣く一糸まとわぬ小柄な少女の描写はかなりグッと来るだけに、
絵の上に暗く冷たく覆いかぶさる根底の物語の「しんどさ」がプラスかマイナスかどっちかに
左右するかで評価が大きく違ってくると思います。
ファイルは大きめで読みやすいPDF、仕上がりもデジタルから直接なので綺麗です。
Parole chiave scelte dal recensore.