パウリスタさんのレビュー一覧

元ネタ云々というよりも、要は「どうやって好きなあの人を魅了しようか」と
一晩中考える明け透け空元気な女の子の妄想オナニー(脳内プレイは無事一通り達成)を
紹介するノリが決め手のコメディモノクロ同人誌、という感じです。

ゲーム未プレイでも、無料閲覧の自主動画サイトなどで出来上がった彼女のキャラがテーマなので、
問題なく楽しめました。そういう前提情報を知っていれば、楽しさ倍増です。

ウブな少女が、好きな人の性器を想像しようとして、
「なんでバナナなんですか!」
「だってしょうがないじゃない、見たことないんだしさー」
と一人ベッドで自問自答して資料で妄想強化、そんな作品です。

彼女がオナニーしている場面はほとんどなく、脳内劇場の激烈ラブエッチばかりです。
性交場面のエッチさはわりあい高く、頼れる絵や角度に任せてページを進められます。
この絵柄、テンポのいいノリや台詞回り、キャラの表情や動かし方がとても楽しい作品です。
今後もチェックします。

とても好感の持てる一昔前のような絵柄の正統派ロリ漫画作品です。

内容は一話、裏組織で売られてしまう少女の悲しい話です。買主に犯された上に、失意に溺れながら
助けに来た母親とすれ違い連れ去られる内容です。

約20ページの本編の約3分の1は、そういう背景情報や物語部分になっており、監禁や少女強姦の
エロ部分よりも、絶望感や悲壮感が前面にでてしまっているために、アダルト作品としての
効果が押しつぶされてしまった印象です。

巨漢の男とのセックスに泣く一糸まとわぬ小柄な少女の描写はかなりグッと来るだけに、
絵の上に暗く冷たく覆いかぶさる根底の物語の「しんどさ」がプラスかマイナスかどっちかに
左右するかで評価が大きく違ってくると思います。

ファイルは大きめで読みやすいPDF、仕上がりもデジタルから直接なので綺麗です。

登場人物の特性、作中の言い回し、場面展開がまるっきり原作の漫画そのものなので、
パロディとしてはかなり好感が持てます。
エロネタも、それぞれの女の子の立ち位置をちゃんと踏まえた1ページ落ちのショート
ギャグ集です。

絵のほうは、このサークルさんのごく初期の作品なので、「これから」という感じでしょうか。
あの大正イラストのようなクリーンでパンチのある絵ではなく、それを強く意識したモノ
クロ絵です。
実用性は、ギャグやキャラを中心にしている分だけ、それほど高くはありません。

原作が好きで、そのキャラたちの「らしさ」が伝わるギャグエロパロ同人を見てみたい、
という方にはうってつけです。

犬とのまぐわいのオリジナル漫画です(ここまで女の子の気持ちも、犬たちの感情や行動も
曝け出されていると、もはや獣姦とは言えないので敢えてそう呼んでいます)。

主人公が、性格は元気に内気、体系も華奢でくびれなどがエロ、と色んな面で魅力的なのが
ポイントですね。
作品進行も上手なので、とんとん拍子でエロ展開が進みます。犬たちも台詞や行動で「人類
最良の友」の立場が前面にでていますし、彼女の独白や感じ方の表現がかなりいやらしさを
高めています。しかも、あくまで相手は犬、とういことがあらわになっています。

一昔前っぽい性格の「つらいけど悩むけどそれでも元気に生きる少女」が思いっきり人間にも
犬にも今風の監禁・愛のエッチ・野外強姦・大団円交尾をしたりされたり、という感じですね。

プレイも、それぞれ数ページで読み応えあり、もう一通りのパターンを網羅しています。

ファイルも、プリントアウトして利用することを薦めている位なので、大サイズで鮮明です。

このサークル様の作品は全作買っていますが、犬が相手という特殊要素の有無にかかわらず、
エロ満載の良い作品になっていますので、おススメです。

定番の戦艦ゲームですが、綺麗なCG、楽しい掛け合い(全体の雰囲気はコメディ)、そして
着衣エッチCGからなる、マウスだけでプレイできるゲームです。

進むにつれ、武器、艦、キャラ同士の突っ込みが多様化する6レベルのテーブルゲームです。
1段階クリアすれば、次の艦隊(キャラ)とのやり取りが展開されます。全員、個性的で多様で
ひねりのある宇宙キャラばかりです。共通点は、全員半脱ぎ・処女な点ですね。

主人公(三枚目)以外にも、武器名や戦艦名、キャラのコスチュームの一部など、古今東西のSFの名作が
てんこもりなのも面白さの一部です。光子魚雷や波動砲が発射されるアニメーションも何とも快感です。

途中保存、チャプター選択、フリー対戦、CG閲覧と色々遊びやすさの考慮があります。ストーリー版では、
会話部分とHシーンを飛ばせないのが残念なくらい、戦艦ゲーム部分だけでも十分楽しいです。

もともと分かりやすいゲームの上に、エステルさんが説明してくれますし、システムも確実です。
終わり方も感動から弩級ギャグとこれまた愉快です。

このタイプの作品はあまり見かけられませんが、それでも面白さ抜群だと言い切れます。

バイオレンスであっても、拷問までは至らない28ページ(メインはたなかなぶる先生の本編
漫画20ページ)のモノクロ同人誌です。ファイルはプリントOKの鮮明さです。
教室で顔のない輪姦者たちに強姦そして、最後にちょっとSMプレイという長いシーンです。

背景情報はほとんどなく、原作の個性とは無縁なので、ある意味、知らなくても良いですね。
例えば、表紙の包帯少女は原作では明るい性格で、しっぽ大好きのための大動物との過剰
接触による生傷が絶えないのですが、ここでは、単に暴力沙汰になっています。
原作買いの人にとっては違和感があるかもしれませんが、この絵の上手さは尋常ではなく、
主人公二人の可愛さ、千里とあびるだとはっきり分かる表現力、髪のところに網掛けにして
原作っぽい雰囲気をだしている点、涙目の恐怖と悔しさの表現は有無を言わせません。

猟奇作品が多いサークルさんですが、ここではハード強姦一本です(少し焼いていますが)。
逆に、おまけの1枚のさとちず先生のイラストは原作前面丸出しの、普通の(?)レズ
緊縛です。

特定ジャンルとしては、セーラー服のまま犯されていること、そして断面表現が多い
ところでしょうか。内容の濃い輪姦、かなりぐっと来ました。

シンプルなモノクロ同人誌です。
この大御所の後期作品を模写した絵柄は、有無を言わせない魅力です。

物語のほうは、二次元の近親相姦ものにありがちな、タガが外れるまでの性的緊張感と、
それを吹き飛ばすような溺愛みたいなものは一切ありません。
あるのはエディプス・コンプレックスに悩む少年と、それ以上に悩む(乗り気ではない)
お母さんの感情の揺らぎ、昼ドラみたいなテンションをと、最後にようやく一回のエッチ
という流れです。

だんだんと近づけさせられ、ついには(彼女のほうはそれほど感じもしない)まぐわいを
する親子の描写は、激烈なエロさはありませんし、思いっきり感じているというものでも
ありません。

ですが感情の「ざわめき」は前面に出ていますので背徳感は強く、臨場感が高まるので
良いですし、親子丸出しの空気造りが直に伝わります。
性欲に溺れず、かと言ってリビドーが止まないエロテンションを「この」絵柄で描かれると、
読者も思いがけずドキドキする作品になっています。
今後も、この絵を更に高め、エッチ度もレベルアップしたものを是非見てみたいですね。
応援します。

クリックで進むカラーデジコミックです(画像のみも同梱されています)。

原作はありますが、登場人物は彼女と、援助交際の相手の下品な親父だけなので、
知る必要性はそれほどありませんが、知っている人にはかなり効果があります。

一見ありふれていそうな内容ですが、物語でのその魅せ方が上手です。
怪しいビデオショップに無造作に陳列されたビデオカセットの中から衝撃の発見
という展開ですが、僕の年齢層の方なら、自分が手にしているような錯覚にもなる
夢見るストーリーです。

清楚な彼女が、裏ハメドリビデオに必ずいるうるさく愚劣な中年のテクニックに
どんどんどんどん溺れていく様を、VHSを見ているように表現しています。
これに、「何されてもいい」という彼女の心の内の快楽を求める独白が更に
雰囲気を高めます。
乱雑な厭らしさしか出さない中年、嫌がりながら性に夢中になる彼女、
憧れの女性が売春婦のように振舞うのを何も出来ずに呆然とテレビで眺める少年。
この組合せはかなりグッとくる空気を作っています。

少年マ○ジンの漫画という点だけでも特異点ですが、このリアリスチックな
身体の表現と、DLサイトの一般的な標準とは違う、エロさを強く意識した
ある意味「アダルト」な絵も、個性としてプラスに働きます。
サンプルの絵と、上記の個性や見せ方に興味のある方におススメです。

てるき先生のサイトにも長い間アップロードされていた作品を更にパワー
アップして、文書も付けての再登場です。

2つの独立した物語で、内容は上の紹介文の通り、お父さんに連れられて
銭湯に来た女のコが一人になったところで大多数の大人たちに輪姦されていく
展開を包み隠さず見せています。

ほとんどの絵がそれだけでも勝負できる、トップレベルのプロ漫画家ならではです。
どちらも処女喪失、来ない助けを最後まで求めて、精液まみれでクライマックス、
そして事後の物語で話をちゃんと刺激的な文章で締めくくっています。

逞しい大人たちの肉体と、全身でそれを受け止めさせられる様の描くにも、
互いの体格差を表現しきっているので、その連続は圧巻です。

感じることがまだ無理な少女たちなので、下手すればむごさだけの重い空気に
なりかねない作品で、最大限の見事なエロさを伝える上手さはさすがの一言です。

続編も出ていますので、ロリファンには絶対の買い物です。

廃盤になった本媒体の作品をデジタル化にあたり、画像に大幅な改良を加えての
再発売にたものだそうです。

1枚の絵に対して1枚の文書解説という形態です。一つの武器を、一人の少女が
構えたりポーズをとったりして、紹介しているスナップ集ともいえます。

特徴はうっすら輝くような絵、そして極力短く、分かりやすくまとめた
情報でしょうか。どちらかも、「奥行き」を強く感じました。

絵のほうも、前面の少女と、時代・場所が不特定で無機質ながらも深みのある背景、
そして武器に相応しくマット仕上げのように無駄な光沢を消しながらも存在感の強い、
とても魅力的な作品になっています。

最近流行の「萌え事典」系とは一味違う、「真面目だけどポップ」な
女の子と武器の組合せです。

ただし、武器数が14枚止まりなので、物足りなさを感じずにはいられません。
コメント欄に「今後も徐々に増やしていきたいと思ってます」ということなので、
ぜひ後続の作品を期待させる、そんな確かな魅力のある作品です。