ルナマリア's Review List

プレイするゲームのジャンル、範囲を広げてみようと思い乙女ゲーに手を出しました。
非常に練り込まれた設定、世界観とそれを補強するBGMや美麗な背景、
造形の魅力的な登場人物たち。
またゲームの長さにしてはエンディング分岐が多く、大きく分けて「成長ルート」と「嫉妬ルート」があり、
正統派な純愛と、悲劇が悲劇を呼ぶ展開、どちらも楽しめるようになっています。
(爽やかな気持ちで終えたい人は、成長ルートを後回しにするといいかなと思います。
自分は嫉妬ルートを後に見てしまい、ちょっと悲しい気持ちになったので……)

序盤はバトルシーンが立ち絵だけで済まされてしまったりして、
ちょっと迫力がないかな…と思っていたのですが、
クライマックスでヒロインが戦力として活躍するシーンの「ここぞ」というところで一枚絵が使われる。
これを見ると、むしろ今までの描写は、この「ここぞ」を引き立てるためにあえて溜めていたのだなぁ!
なんて感心もしました。

肝心(!)の濡れ場も期待を裏切らない出来です。
主人公は悲惨な生い立ちから非処女なのですが、セックスで感じたことがない。
それをレオ、ウィル、二人のイケメンがそれぞれ心をほぐして乱れさせていくのは非常に官能的でした。

あえて自分の希望を述べるならカレン(主人公)にもボイスが欲しかった…。
でも乙女ゲー的にはないほうがデフォルトかな?
まぁこれはゲームが魅力的すぎたために出てしまうユーザーの欲というだけで、
全体的にとても素晴らしいクオリティでした。

色素の薄いショートカットっ子に惹かれて購入しましたが、大当たりです。さすがは夜のひつじさん。
とにかくアリスが可愛く、彼女に女性優位なシチュエーションで優しく責められる展開。
かつ、ただのエロシーン集ではない、ひとひねりあるストーリーがとても魅力的です。
またサブヒロインのウィタも、出番は少ないですが大変印象に残るキャラクターです。

もしかしたら、オチは賛否があるかもしれません。
ですが自分は「賛」としたい。
優しく、あたたかで、救いのある小話をありがとう。

徹底的に耳を気持ちよくしてくれます!
耳かき、綿棒、耳舐めという標準的なものからどんどんアブノーマルになっていきます。
相変わらずどうやって出しているんだ、と気になってしょうがない魔性の耳舐め音は健在(欲を言えばもっと長く舐めてほしかった…けどそれは前作「耳フェラ」を聴いて我慢しましょう)

効果音のすばらしさは勿論、お姉さんのネジが外れたテンションも楽しく、好みでした。声優のゅかさんは自然な演技が本当にうまいです!

三者三様の想いが絡む美しくも悲しい物語でした。
注意点としてこれはあくまで乙女ゲームで、BLとありますが男同士のエロシーンはありません。
ただある意味濡れ場を描写されるよりも、ずっと心を引き裂かれるような場面があり、
それが身体は何度も重ねているちさ子と令二との落差を感じさせる完成度でした。

幸せではないかもしれない。ハッピーエンド、愛される世界を求める人には苦しい物語でしょう。
ですが悲恋でしか表現できない美しさもまたあるのです。
子供のまま大人になってしまい、誰も、自分すらも愛せない輿水令二。
そんな令二を9年間ずっと見つめ、支え続けた砂原伊佐治。
そして…そんな二人と運命としか呼べない再会を果たした田無ちさ子。
この三人のゆくえをぜひ多くの人に見ていただきたいです。

また、音声と音楽がとてもいいです。
この作者さんの作品はどれも声優さんが本当に素晴らしい。
個人的な一押しは令二役のKNOCK永街という方。
低めでクールで、寂しさを感じさせる演技が完璧でした。

本来の購入者層から明らかに外れているユーザーですが、手を出さずにいられませんでした。
シナリオ担当の他作品に魅入られている人間に、この人の書く「父子相姦」という響きはあまりに甘美すぎました。

そして聞いてみると期待を大きく上回る出来でした、
本来なら主人公=娘になりきって父のしぐさ、行為に萌えるのが筋だと思いますが
自分は父の言動から見える主人公、娘のありかたにひどく惹かれました
父は不器用ですが、とても頑張っています。周りを取り囲む環境が劣悪で、
でも愛する娘だけは守りたいと思っている。
妻に浮気された挙句死なれ、会社ではパワハラを受けて解雇され、もう娘しかいない。
絶望的な環境なのに聞いていて悲しくなりすぎないのは、娘の行動のおかげです。
娘はどんな父も受け入れる、まさしく聖母のような存在です。
そして倒錯した関係だという前提があるので、もしかしてこの娘にも闇があるのでは…?
と思わされてさらに引き込まれます。

授乳手コキプレイがあったのもポイントが高いです。
娘が父に授乳手コキ…なんと倒錯的なんでしょうか。
最初は照れて戸惑っていた父がどんどんほだされ一度だけですが「ママ」と呼んでしまうところにはジーンときました。
また手コキ後の
「お前が聖母なら俺を生みなおしてくれ、生まれ変わったらお前を守れる強い存在になりたい」
「でも生まれ変わったら今のお前の父親にはなれない」(意訳)
という吐露はあまりに純粋すぎました。
濡れ場のエロさを保ちながら、心情を織り交ぜて感情移入させる技術はさすがとしか言いようがないです。

声優さんの演技も「PTSDぎみの父親」という難しい役どころをよく表現できていたと思います

最後の最後で、完全なる邪推ですが、妻の死には娘の思惑があったのでは…なんて…いやいや、そんなことないよね?
君は聖母だよね、ずっとお父さんと、末永く幸せになってくれ

耳舐め音がすばらしい!今まで聴いた中でもトップクラスのいい音でした。
舐めるだけでなく、耳全体を強く吸い上げるような音もあり、初めて経験する音に驚きました。

キャラクター設定も、性格がうかがえる部分は少なめにも関わらず魅力的に感じます。
もう少しこの子たちと日常生活をしたかった…なんて欲が出てきてしまうほどです。

美しいビジュアルに惹かれて買いました。
絵的な面で、パッケージに惹かれた人の期待は絶対に裏切らないだろうと断言できます。
シナリオも派手ではありませんがよくできており、聖女様の人となり、彼女を汚したいと思う主人公の心情などが
こまかく書かれています。

聖女様セイナはつんとすましている系かと思いきやかわいい面もかなりあり、正直ツボッたと言えます。セイナ萌え。

ニルハナを気に入ったなら必ずこちらも購入しましょう。
作品の深い部分を知ることができます。
制作秘話や作者の対談なども充実していてファンとして嬉しい限り。
イラストのラフやキャラの服装の案などもたくさん載っています。絵、文、どちらに期待しても満足できます!

ご主人さまにあがかなり衝撃的な話だったのでかなり身構えてプレイしましたが、
ご主人さまにあが容赦ない絶望をジワジワと叩きつけてくる物語だったのに対し、
こちらは何度絶望してもどうにかあがいて、前に進もうとするストーリーでした。

とは言っても作中で描かれる絶望は相当なものです。
普通の低価格ゲームだったら、登場人物のうち一人だけの人生を切り取って一作品つくれそうな、
業の深い人生が描かれます。
しかしそこで終わりじゃない、生きている限り日常は続いていき、いくら狂いそうになっても狂わない、
それがときどきは絶望を呼び、ときどきは希望になるということを教えてくれる話でした。

エロは正直なところあまり期待していませんでしたが、予想外に良かった。
特にカスリ(主人公の元恋人)のフェラは声優の演技が素晴らしい。
全部の18禁シーンが物語ときちんと絡んでおり見ごたえがあります。

完成度がとても高いので、このサークルの作品の入門編としてもいいかもしれません。

みみ本や道具紹介も凝っていて面白いですが、とにかく「りあるたいむ耳かき」が素晴らしい!
伊ヶ崎さんの甘いささやき声と吐息、耳かきから湿った綿棒、梵天と使い分ける耳かき音が絶品で、眠れない夜の必需品です。
さすがシロクマの嫁!さすが伊ヶ崎綾香さん!
耳かき音声マニアも、初めて体験する人も、これを聞かずしては人生始まりませんよ!!