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2015年04月21日
一般的な音声ファイルとは少々趣を異にしています。
具体的に言えば、この作品は「アダルトビデオの音声化といったほうがよいかと思います。
というのも、音声ファイルのみで成り立っているのではないからです。
アダルトビデオは、ジャンルを選び、好みの女優かどうかを確かめ、裏のパッケージ(煽り文)を見ますよね。
その「裏の煽り文」に相当するのが添付ファイルなのでしょう。
添付の文章を読み込んでから作品を鑑賞すると、犯人側の心理がわかり、ある意味共犯者としての立場で鑑賞できる作り方になっていました。
個人的な要望ですが、ユーザーを共犯者とした犯人側の音声(男ばかりで要望はあまりないでしょうね・・・)があれば、さらに臨場感が上がったようにも思います。
ではでは。
2015年04月04日
母親が出て行ってからずっと二人で助け合いながら生きてきたのでしょう。自分の幸せよりも、誰かの幸せを願い、誰かの幸せをこそ自分の幸せと思うような、心の優しい娘に育っています。あふれんばかりの愛があります。
決して楽な暮らしではなかったはずです。娘はしっかり者に育ち、家事全般をこなします。
父親は娘を想い、娘は父親を想う。お互いがかけがえのない存在になって、いつしか相手のすべてに応えたいと願うようになったのでしょう。
そんな、暖かさに満ちた作品です。
シナリオを描く方の感覚がいいのでしょう。
言葉の選び方が非常に上品です。
18禁作品なのですが、凛とした雰囲気と育ちの良さがうかがい知れる台詞回しでした。
声優の方もそのあたりの感覚がわかっているのでしょう。古風で控えめな少女が、少し背伸びをしてみたような声でした。
しっとりと落ち着いた雰囲気を味わわせてくれる作品でした。
過去退行催眠ということで、単純に自分が赤ん坊になってしまうのだとばかり思っていました。
どんな効果があるのか知らず、単純に面白うそうだから試してみたわけです。
他のレビューで書いていないことをいくつか書いてみたいと思います。
私には催眠音声があまり効果がないのか、まだうまくかかることができないのかわからないのですが、これまではあまりいい結果は得られていませんでした。
だから、この作品も睡眠導入の感覚で聴いていたのです。
ゆったりと落ち着いて聞きながらそのまま寝てしまったのですが、翌朝、妙にすっきりしていました。
体が軽いのです。頭もはっきりしていて、まさに生まれ変わった気分でした。
まさか・・・と思いつつ、次の日も同じように聞きました。
意識していたせいか、昨日よりも長く聞くことができました。
朝日がまぶしいと思って目が覚めました。
まぶしいと思ったのは朝日ではなく、世界そのものが輝いて見えたのです。
色彩がはっきりして、空気も澄んでいるような。
オカルトじみたものではなく、頭の中の凝り固まったなにかが浄化されたように感じました。
「健全な精神は健全な肉体に宿れかし」の言葉通り、毎日聞き続けて一週間ほどたち、心が変わったからでしょうか。肌に張りが出てきて、関節がしなやかに動くようになったように感じます。
毎日大きな変化はなく、この音声を聞いたことぐらいしか大きな変化がなかったので、間違いないかと。
これが、過去退行催眠の効果なのかわかりませんが、私にとっては、人生を明るく照らしてくれる素晴らしい作品でした。
ありがとうございました。
2015年02月24日
心と体がほっこりする甘い時間でした。
どうやって触れたらいいのか探るように、恥ずかしいけれどふれあっていたいという葛藤が見事です。彼女が精一杯の背伸びをしてスキンシップを取ろうとしてくれるのです。
たどたどしい手つきで、手を、耳を、包み込んで懸命に尽くす姿が健気です。触れてはみたものの、ぬくもりを伝える以上に何ができるのか、彼のしぐさを伺いながら気を遣うのです。少し震えるような声色が、緊張感と初々しさを感じさせるので、聞いているうちに、頭をよしよしとなでたり、そっと抱き寄せて意地悪してみたくなってきます。
控えめながらも大切な彼のために精一杯頑張る姿がほほえましく、慣れないながらも一生懸命尽くしてくれる幸せを感じることができました。
くすぐったくも甘酸っぱい、つないだ手を一つのポケットで温めあうような感じの作品でした。
無知で純情、思いやりがあって情が深い。
町では出会うことのできない、素直でいい娘がやってきます。
各シーンでは、「何でも信じ込んでしまう初心な女の子を欲望のままに汚してしまおう」という暗い願望をぶつけるのですが、だんだん、本気になっていくんですよね。
こんないい娘だったら絶対に手放したくないと思わせる慈愛に満ちた振る舞いに、私は惚れてしまいました。
正直、プレイ後に、このまま帰られてしまったらどうしようと、焦ります。
二人の時間がいつまでも続いて欲しいとおもいます。
今まで音声作品で焦ることはなかったのですが、見事に好みをつかれてしまったようです。
というより、かなり無茶なシチュエーションにもかかわらず、ぐいぐいと作品の世界に引き込むだけの魅力がありました。
途中で冷めることがなかったのです。
それだけ声優の力量が大きいということかもしれません。
可能ならば続編を作ってほしいと思います。
自分だけのものにしておきたいけど、多くの人に知ってほしいと思わせる作品でした。