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この道草屋シリーズは度々購入させて頂いており、
どれも高クオリティー大ボリュームで、
満足度の高い作品ばかりだ。
さてそんな道草屋シリーズ最新作の当作品、
今回はノスタルジックな雰囲気と、
過ぎ去る季節への寂しさを感じられる作風になっているように思う。
最初のパートは耳かき、耳舐めなどのリラックスできる内容が豊富に含まれ、気持ちよく眠れること間違いないだろう。
パート2は、過去作品でも歌や音楽をテイストに入れた作品はあったが、
今回はまた新たな切り口、ラジカセで流れる古めかしい音楽というのが、
この作品の雰囲気と間を作っているように思う。
時々聞こえる子供たちの声や遠くで聞こえる花火の音が、
はこべらさんの達観した大人な雰囲気と合わさり、
少ししっとりとして、少し物悲しいような空気感を味わえます。
今作品での見どころはやはりこのパート2にあるように思う。
パート3は”大人”パートではこべらさんの少し攻めの強い、そして少し背徳感を感じさせるシチュエーションを楽しめるだろう。これは購入して自分で確認してほしい。
全てにおいて高クオリティーのこのシリーズ、今作品も例に漏れず、非常に楽しめる内容となっています。
普段の日常から離れた癒やしの世界へ没入したい方、是非道草屋行きへのバスへ搭乗してはどうだろうか
音のクオリティーに関してはいつものことながらありがとうとしか言いようがありません。
今回の見どこ…聞きどころはやはり怪談パートだと思います。
昼間パートの懐かしい雰囲気とシュワシュワする音などで全身がゾワゾワしていたのとうって変わり、芹さんの丁寧な語りとどこからともなく聞こえる物音に緊張感と恐怖に背筋をゾワゾワせずに要られません。
怪談のあとはホッと(?)一息。
やはり芹さんは道草屋のエースだと再確認しました
今となっては僕にとって最上級のエンターテイメントとなっているこの道草屋シリーズ。
その最新作となるこの作品は今までの雰囲気やキャラへの愛着はもちろん、季節感やキャラと我々聞き手の関係性にスポットライトがあたっているように思えます。
時にあたらしい季節への高揚感を感じ、そして時に少し寂しくも感じられ、そして最後は可愛いで丸く収まる、そんな作品でした。
いつものことながら音のクオリティに関してはいつも驚かされます。すごい以外の説明をするための言葉を私は持ち合わせていません。まず体験してみてください。