Liste des critiques de エリザベ子

義姉である香織に失望して彼女との連絡を絶ち、腐れ縁ともいえる美帆との仲を深める康生。しかし、女性関係に目を光らせる美帆の拘束の強さに閉口していた矢先、康生はパルクールで養った住居侵入のスキルを用いた副業の浮気調査で、間男とのセックスにふける美帆を目撃してしまいます。しかも首から制服のネクタイをぶら下げて教え子に扮し、間男を家庭教師に擬したシチュエーションプレイ。康生は美帆が今も自分と彼女の家庭教師だった兄聡への片想いを引きずっていることを思い知らされて絶望し、美帆と連れだって歩いていた間男を気絶するまで殴打して留置場行き。現役の検察官として外聞を気にする聡が弟の身元を引き受け、康生は兄が暮らす香織の実家に身を寄せたものの、夫にも康生との同居を勧めていたはずの香織は義弟との関係が発覚することを恐れて別人のようによそよそしくなり、香織の妹たちも康生を受け入れることに反対。わざわざ食事をつくってもっていってあげるほど康生のことを気にかけていた優しい香織が、夫も気圧されるほど義弟に冷ややかな態度を取る変わりようが興味深く一気に読ませます。

前話でワンルームマンションを訪ねてきた義姉の香織が眠ったのに乗じて、乳首を舌でねぶったりスカートをめくった下腹部にぶっかけたりと、積年の憧れを劣情に変えて狼藉を働いた康生。それでも挿入にまで及ばないところが、高圧的な兄聡との関係をこじれさせてやさぐれてしまった康生に残された純朴さの名残かもしれません。しかし、そんな彼の奥ゆかしさになど目もくれずに、聡は妻を捜して弟の部屋に到着。康生は香織にしか教えていない住所に聡がやってきたことに動揺しつつも、努めて強気に出て兄を追い返そうとしますが、長い間の抑圧で醸成された上下関係が覆せるはずもなく、強引に部屋の中にまで入りこまれて香織と一緒にいたベッドを調べられることに。幸い香織は咄嗟に浴室に隠れて最悪の事態は免れましたが、兄に住所が漏れたことで康生の香織への信頼は失われ、彼を押しとどめる理性のタガが一つ外れたことになります。これまではミステリアスな物腰で聡と康生の兄弟を巧みにコントロールしてきたように見えた香織が、夫から彼の訪問時に義弟と一緒にいたことを遠回しに見透かされて狼狽し、後ろめたさを振り切ろうとするかのように夫との営みに精を出す姿がいじらしいです。しかし聡は妻を抱いた直後、広い邸内で妻の妹にも手を出す鬼畜ぶりを発揮。旧家に渦巻くこの乱倫がどんな波乱を巻き起こすのか、次話も目が離せません。

交際中のサトル先輩のその気にさせるオシャレのための資金がほしいミカが、パパ活で知り合ったおじさんと性器でつながってしまう話。ミカに挿入する直前に萎えてしまったサトル先輩。自分に魅力がないせいだと思ったミカは、勝負下着やリップで気を引こうとしますが先輩の反応はイマイチ。そのうち懐事情が厳しくなってしまい、ミカは友達の勧めでエッチなこと抜きでおじさんとおしゃべりするだけのパパ活をすることに。稼いだお金をナチュラルメイクに投じて先輩にアピールしたものの気づいてもらえず、強引なスキンシップで急接近を図ったところ、かえって距離を置かれる始末。意気消沈したミカがおじさんに相談をもちかけると、おじさんは「エッチの特訓」を提案。冗談半分で口にしたことですが、サトル先輩とつながりたくて必死のミカはおじさんとカラオケボックスからラブホに移動。先ずはフェラチオの特訓から。おじさんの指示に従って亀頭をなめしゃぶり、竿をバキュームしているうちに気分がたかぶったミカは、口内射精したおじさんの制止を振り切ってごくごく精飲。怖じ気づいたおじさんに、口の端に陰毛をくっつけたまま笑顔を向けるミカがけなげでエロいです。その後、おじさんの巧みなフィンガーテクで潮吹きに追い込まれたミカは自分からおじさんの上にライドオン。騎乗位で一度イって小休止しようとするミカをおじさんが引きとめ、抜かないまま押し倒して種付けプレス。乱れた制服のネクタイが乳房の周りをまとわりつく様子が放埒でそそられます。

女子校生の咲良が友達の彼氏に誘惑されて初めてのセックスに溺れる話。久しぶりに旧友のひびきに会った咲良。下の学校では自分と同じ地味子だったひびきがデビューを果たし、積極的な褐色ギャルに変貌してイケメンの彼氏までゲットしたと聞いて羨ましくてたまらない咲良は、ひびきの家で詳しい話を聞くことに。話の途中で登場した彼氏のタケルは、咲良の目を気にする様子もなくベッドの上でひびきにキス。そのまま押し倒してセックスを始めてしまいます。恥ずかしがりつつも満更でもない表情でタケルを受け入れていたひびきでしたが、見た目ほどには性的な成熟が進んでいなかったらしく、タケルがフィニッシュする前に失神アクメ。取り残された格好のタケルは彼女とのセックスを凝視していた咲良に見境なくロックオン。キスされただけでアソコがトロトロになった咲良は、ひびきに詫びつつも会ったばかりのタケルと寝取りセックス。事後、アソコの感触をタケルに褒められて有頂天になる咲良がチョロくてエロいです。

苦学生の智人が夏休みを利用して家庭教師のアルバイトを始める第一話。医学部の同期でセフレでもある希望に紹介してもらったアルバイト先は人里離れた邸宅。若く美しく、そして艶めかしいネグリジェ姿の母親が迎えてくれます。しかも乳首が透けて見えるノーブラ。智人が自分と同い年の教え子・花と思いこんで声をかけた相手は、お手伝いの美羽。彼女もうさぎを連想させる可憐な美女で、早くも智人の鼻は伸びっぱなし。二階にある花の部屋に案内しようと階段を上っていく母親を見上げると、桃尻が丸出しのノーパンであることも判明します。母親は何故か花に対して目に見えて遠慮がちで、娘に智人を紹介するとそそくさと退出。肘掛け椅子に腰を下ろしたまま動かない花はぞっとするほど美しく、童貞のように顔を赤らめて動揺する智人に向かって内なる欲望を見透かしたような言葉を発します。Hシーンは序盤のセフレとの行為だけですが、肉感的な美女が次々と現れて目の保養になります。

コンビニで勤務中にもかかわらず、美帆とともにバックヤードにこもって情事にふける康生。美帆のアソコをクンニし、美帆にも自分のモノをしゃぶってもらった後は後背位で激しくピストン。手で受け皿をつくって射精を促し、顔にたっぷり精子を浴びつつお掃除フェラをして飲み下す美帆の表情にそそられます。一方、康生の兄聡は実家の邸内で妻の香織を捜しているうちに、華流アイドルとおぼしきイケメンのポスターをオカズにオナニーする香織の妹歩美を目撃してしまい、バツが悪そうにそそくさ退散。その頃、香織は康生の自宅アパートで眠っていました。康生は目を覚まさない香織に向かって胸に溜めこんでいた激情を吐き出します。兄への反抗心から兄が嫌いなチャプチェを好きだと言い張って食べつづけたものの、実は自分も嫌いだったこと。兄に逆らいつづけ、今も反抗期の最中であること。そんな屈折した気持ちとは裏腹に、美帆と関係をもちながら義姉にも食指を動かす康生の行動は野放図そのもの。香織の服を脱がし、ブラをずらして露出させた乳首をちゅぱちゅぱ。スカートをはだけさせ、下腹部の三角州に向けて男のモノをしごきだして精液をぴゅっぴゅ。既に目を覚ました香織の、憐れみとも戸惑いともつかない微妙な表情が、兄弟の仲を裂きたくないという深慮と義弟の行為を受け入れる奔放さを同時に示唆しているようで魅力的です。

ビルの屋上からジャンプして別のビルに飛び移るという謎の訓練を繰り返す康生。彼はそのスキルを用いてとあるマンションの一室への侵入を試みます。目的は前話の終わりに登場した、法廷で検察官である康生の兄聡に注意を与えた壮年の裁判官と、彼と愛人関係にあるらしい聡の同僚・璃子の濡れ場を盗撮すること。康生は璃子が裁判官にパイズリやフェラチオをする姿を写真に収めることに成功します。一方、康生に身体を許した後も彼につれないままの美帆は、今の彼氏である妻子持ちの男とは振り回すような態度のせいで険悪になる一方。彼女は悲しみをまぎらすために康生に電話しますが、康生は電話に出ようとしません。実は彼が七年もの間停滞したままの美帆との関係を義姉の香織に相談したところ、体よくキープされているだけではないかと忠告されて距離を置くことにしたことが原因です。結果的にそれが焦らしとして奏効し、美帆は自分から康生の職場であるコンビニを訪ねてきます。最初はカウンターの隅に座ったり接客を手伝ったりと大人しくしていましたが、康生が嫌っている兄と同じペン回しをするのを目にしたときに何かのスイッチが入ったらしく「友達やめる」の宣言とともに猛然と彼を誘惑開始。客の目を盗んで康生の股間に食らいつき、バックヤードでの情事にもちこむ美帆の肉食ぶりにそそられます。

人妻の真理子が入院中の夫博幸を裏切って野放図な乱倫の渦に溺れていく痴態を描いた長編漫画。ある日、夫の見舞いに行くために乗った朝の満員電車で甥の幸彦が痴漢をする現場を目撃した真理子。やめさせようと注意するだけならまだしも、欲求不満を解消させようと甥のペニスを握って精液をしごきだそうとしたところに、彼女の内なる欲望の片鱗が既にあらわれていたかもしれません。家で改めて注意したところ、居直った幸彦に押し倒されてしまいますが、経験のない彼は叔母に抱きついただけであっさり射精。すぐに回復するペニスを見た真理子は、庇護欲と嗜虐心が同時に湧き上がってアヌス舐め、手コキフェラ、シックスナインと手練手管を尽くして幸彦を翻弄し、満を持して背面座位で合体。貞淑な人妻が顔を歪め、濁った唸り声をあげて若いペニスを貪る姿がエロいです。中盤からは叔母と甥の情事に感づいた隣人の薫が真理子を脅迫して二人の間に割って入り、やがて二人を意のままに操る主として君臨する展開に。正気を失ったようなアヘ顔と肉感的な裸体の描写が人物に圧倒的な凄みを与えています。

康生は気分屋の暴君である兄聡に激しく反発する一方で、彼の妻になった香織には引き合わされた当初から強く惹かれていました。関係をもった後も自分に靡く気配を見せない美帆への執着とは別の次元で、ほとんど崇拝に近い思慕の情を抱いています。その香織からの電話を受けた康生は好物であるチャプチェのおいしい食べ方についてフェティッシュでセクシーなレクチャーを受け、まるで純情な少年のように顔を赤らめ不覚にも勃ってしまうハメに。求められるまま母や兄にも教えていない住所を教えたところ、チャプチェの材料を持参した香織が来訪。義姉につくってもらったチャプチェを食べている最中、康生は香織の一言に「毒兄」と長らく対峙してきたことをねぎらわれた気がして感情があふれ出し、春雨を口に含みながら涙を流します。香織の胸の谷間に顔を埋めて慰めてもらっているうちに、今度は性欲があふれ出して義姉を押し倒す康生。折悪しく、あるいは幸いにも友達の卓也がやってきて過ちを犯さずに済んだものの、あれだけ一途に美帆を想っていたはずの康生が、一時の気の迷いとはいえ他の女性に目移りしたことにびっくりしました。図らずも前話で美帆が「あんたも先生(聡)と同じよ」と詰ったことがあながち的外れではないことが分かるシーンです。終盤には聡のお堅い職業が判明して次話へと続きます。

美しく妖艶な妻香織と騎乗位で淡々と交わりながら、弟康生との同居を勧める彼女の提案をにべもなく拒絶する聡。彼は仕事の電話と妻に告げていったん寝室を離れますが、実際にしていることは謎めいたM女を言葉でいたぶるテレフォンセックス。聡明な表の顔と横暴な裏の顔。その二面性は康生が兄を嫌う理由にもなっていますが、第2話では思い知っていたはずのその兄の裏の顔が容赦なく康生の心をえぐります。モーテルでずっと好きだった幼馴染の美帆と結ばれ、インターバルを置いて騎乗位で改めてセックスした康生はすっかり身も心も満たされた様子で美帆とピロートークを交わしますが、美帆はあんたとは付き合えない、と残酷な宣告を下し、自分の初めての相手が聡だったことを告白。嫉妬に駆られて兄を罵倒する康生とは対照的に、美帆は冷めた表情で彼にダメ出し。康生にもらい、セックスの間は髪に挿していた花を投げつけて立ち去ります。後日、未練がましく路上からマンションを見上げて懇願する康生を見下ろしながら、窓ガラスに乳房を押しつけて後背位で男とセックスする美帆の奔放な性遍歴が、更なる波乱を予感させて次話へと続きます。