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2024年08月28日
セール中でしたので試してみました。
一言でいうと"大人の紙芝居"といった風で、かわいらしい声色で、時には蚊の鳴くような甘い声で読み聞かせてくれました。
本や漫画のような、読者によって消化する速さが異なる媒体の一核でもある"己のペースで楽しむ"という部分に手を加えているため、好みが分かれると思いますが、私は"洒落た試み"だなという評価をします。
子どもの時の絵本や紙芝居を読んでもらっていた時を思い出して少しウルッときました。
今作品はもともとの漫画としての評価が芳しいものでしたが、ボイスと組み合わせると爆発的な力を発揮する作品が他にあることだろうと思います。
"クールビューティーで仕事人のメイドさん"という設定自体は王道ですが、絵柄がいい…
女性の究極の象徴の一つである"乳"の描写がこのうえなく私の好みで、誇張し過ぎないほどの巨乳っぷりの重量感が素晴らしい。
そして大変良い具合の脂肪が詰まった臀部や大腿部からは雄を惹き付けるには十分すぎる母性を感じさせ、まさに"理想の身体"のど真ん中を闊歩するダイナマイトボディ。
極めつけは、生半可な事には物怖じしないポーカーフェイスが徐々に快楽に悶えていく表情。
立場上とはいえ為す術なく蹂躙される彼女の心理が丁寧に描かれていて、ページ全体で読者の精力を駆り立ててきます。
"部活サボった"と銘打つだけあり、ずる休みした時の嬉しいはずなのにどこかモヤモヤと背徳感がこみ上げる、誰しも一度は経験するあの感じがよみがえって、ちょっと懐かしい気持ちと、現実では遠い存在となりがちな"同性愛"というマイノリティなものとが融合して読み終った時、単純にエロかったなという充足感と長い夢が覚めたような切なさとが渦を巻いて、考えることを放棄できませんでした。
セリフの入れ方もあまり見たことのない感じが新鮮で、作品自体に繰り返し読ませようとする深みがあります。
私はふたりの恋を応援します。