しろいへらじかさんのレビュー一覧

これまでに発売されたシリーズもあますことなく購入してきたくらいのめり込んでいる自分としては、新作の発売に胸を躍らせて、即座に飛びついてしまいました笑

でもそうするだけの理由がある。十分納得のできるクオリティで構成されているんだ。本当に好きな人であれば、この言葉にうなずいてもらえるんじゃないかなと思いますね。

どうあっても助けたいと言う強い思いの発露とは言え、時折行動がちょっと危険な方向にむいてしまうところがあるんですよね。その感じは地雷系の雰囲気にもにた危なっかしい雰囲気とも言えて、他の人だとどうとらえるんだろうかと思ってしまうところなんだけど・・少なくとも主人公にとってはそれに心満たされているんですよね。
そういうの、本当に相性ってあるんだなと思い知らされるポイントですね。

やったらやりかえされる、とあるマンガでも出てきたセリフですが、そう言う展開って決して気分のいいものじゃないとは思うけど、でもいけすかない行動をとる人が痛い目にあうっていうのは、世の中の道理なんじゃないかなーって思いますね。

これで無事解決って言っていいものかはまだわからないけど、ひとつの目標はクリアって感じかな?

読みすすめるたび、登場するキャラクターみんなが疑わしくみえてきてしまう笑

でもそれもすべて、構成がすごくうまいからだなーと思います。
関係ないだろうって思っていた人がガッツリ関係者だったりとか、予想できないストーリー進行に、思わず引き込まれてしまいました。

この巻の終盤、新たな登場人物の登場にますますおもしろさに磨きがかかってきましたね。次巻もまた楽しみにしたいと思います。

事情が事情なだけに、これまでも手段を択ばない性格なんだなと言うのは強く感じてきたものの、この回ではよりそう言った面が強調されていますね。
その思い切りの良さがちょっとあぶないなというのと、あくまでも通りすがりとも言うべき?のおにいさん。彼の立場めっちゃ羨ましいなーっていう感情がないまぜになりました笑
でもこういうひとが、あとあと大きなかかわりを持ってきたりして?笑

城戸さんの存在はたぶん直接的には関係ないんだろうなーって思って読んでたから、真相を、しかも本人の口から明かされた時はすなおに「うわー!?」ってなっちゃいました笑

こういう演出すごく上手ですよね、この作品。同じ穴の狢ともいうべきか。これまでに見せていた行動に違和感あるって言うのも納得ですね。
こんな流れを見せられたら、この先にも余計に期待しちゃうな。

城戸さんの存在って、直接的に犯人とは結び付かないんじゃないかなーって言うのが素人の安直な思考と感想なんだけど、それでもまた別件にていろいろと危険な存在ですよね。そういうのって、こういう作品の中では間接的にはどこかで結びついてくることも大いにあるから、挙動に関してはすごく興味深いところですね。
それ以上に、性別を問われて即答しなかった犯人の挙動もまた引っかかる。さすがにシルエットは現実とは異なるイメージのものだろうし、あてにならない。うーん、気になる。

場所にやたらとこだわりを持つことに、さすがに違和感を感じとられてきている様子ですね。
たしかに、たのしむような雰囲気とは違うって言うのは、事情を知らないものであっても感じ取れるだろうし、余計に不信感につながるのも納得かな。

話変わって、城戸さんの行動にもちょっと気になるポイントがありますね。あとは、ひざを痛めると言うのもやけに強調している。
こういうところが重要なキーワードになるのかな。それともなにかを隠すためのデコイ?

まず第一に、作画レベルが非常にハイクオリティ。それゆえに、見ている間の満足感がすごく高いんですよね。

また、シンプルでわかりやすくまとめていながら、ストーリーに含む謎や疑問点の程度や量と言ったものが絶妙で、いい具合に心惹かれる。

また、1話ごとの尺としてもサクッと読めるので、次々に読み進めたくなる。

本当どこをとっても良くできた構成だなと思わされるばかりですね。

朱里ちゃんの当番回きましたね!
読者側からすると、彼女の心の内がわかっている、さらには主人公くんの持つ真相って言うものに気付いているからこそ、あーもうなんでこうなるかなー!とやきもちしてしまいますね。
でもそうやって、見ている側の心をうまくコントロールできてしまう。よくできた作品だからこそ成せる事柄ですね。そう言う部分があるからこそ、この先も楽しみになってきます。