とにかく息の演技がすごいです。
照れ、力み、緊張など、感情を全て説明してくれます。
寝息も声混じりからトーンダウンするなど、表情豊かで飽きが来ません。
「傷の処置中、染みる痛みに漏れた息」なんてものも。
掛け合いが自然なところも魅力。
オウム返しが目立たないため、違和感無く楽しめます。
ダウナー系の淡々とした口調で、どこかオドオドした印象。
主人公をよく慕い、気を配っているのを感じます。
呼ばれ方は「先生」ですが、先生と生徒という感じはあまりしません。
どちらかといえば後輩。
ASMR音は、主張が控えめ。
種類は豊富ですが、音が小さく定点気味。
音と声の位置関係がちぐはぐで、臨場感に欠けます。
音質もザラザラとしていて、一部判別がつかない音がありました。
トラックは、寝息パートが途中に来る構成。
寝息から唐突にハキハキとした声に切り替わるので、少し不自然。
まとめると、息と掛け合いが魅力の作品でした。
原作未プレイでも楽しめる、とてもリラックスできる作品です。