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2024年04月03日
モノクロマンガ形式。
主人公ケイゴくんは、幼馴染のミズキちゃんが気になっている。
この青春の甘酸っぱさから、失意の残酷さまでをガッツリと描いている。
個人的にはネトラレの傑作と言いたい。
「ちくしょー!」という悔いまで味わってこそのネトラレだと言いたい。
殊に見ていただきたいのは、登場人物の「目」である。
ある時は目を伏せ、ある時はすぼめる、人の機微の表現が光る。
いわゆるのエロマンガとして、極端に大写しのヌキどころが設定されているわけではないが、
読み進める中で味わう、モンモンとした空気感は見事で、これを待っていた!と刺さった。
ドラマとしての見せ方があざとく見える部分が少し気になるところもあるが、
これは、惜しい惜しい!と重箱の隅をつつきたい卑しい読者の気持ちである。
重ねるが、タイトルを見て期待したものは完璧にこの中にあった。
この感覚、出会いはありがとうと言いたい。
2024年03月30日
カラーのマンガ形式。
主人公のボクがモンモンとした思いを抱えながら学校から帰ってきて、
まっさきに母親のカラダに抱きついていく。
個人的に、この手の作品に求めたい表現が、簡潔にこの作品にはある。
ドラマのような展開は無く、母と子、自宅という舞台設定だけ。
わずかな会話で心境表現は薄いからこそ、読者の想像を喚起する。
例えば、母親のカラダをどう舐めるかといった表現は見たことが無い。
読者からすれば、生々しくイヤラシイが、
作中人物にとっては当たり前の会話、行動のようでサラリと流れていく。
あざとくなくてイイ。
絵柄で言うと、カラダの重なりをどう見せるか、
スケベな見せ方も上手い。
主人公であるボクは目元が描かれず、背景に溶け込む。
読者としては、母親に集中できる作りなのもありがたい。
ヒロインである母親は、目付きが強めで、短髪、そしてくわえタバコ、
性格はあっけらかんとして乾いている印象を受ける。
私の理想像とは違うものの、それを吹き飛ばし、この母親がイイと、説得力のある風景がここにあった。
重ねるが、本作は、正面から見たいものを見たという喜び、
過度にドラマにせずとも、刺さるものがあるという新鮮な喜びがあった。
このジャンルスキーの方はぜひ読んでいただきたい。
シリーズものの4作目であり、完結編であるが、この一作だけでも十分楽しめる。
セックスしないと死ぬ病が病院内に蔓延したため閉鎖され、
全編通して、そこかしこでセックスに耽る男女が描かれる。
捉え方によっては、
「おっしゃ!淫行パーティーじゃん!!」と陽に構えることもできるが、そうなってはいない。
病院の外観の空模様は赤く染まり、描かれる院内の背景は薄黒い。
男の目元は描かれず、口を開けてヨダレを垂らしている。
女はどこか遠くを見つめているか、目を閉じている。
男は快楽に耽っているが、女は何か別のことを考えている。
何を考えているか、私には読み取れなかった。
終盤、女医が「抵抗を諦めよう・・」と心中セリフとして語る。
何への抵抗か。
性欲のはけ口として扱われること、自身の不当な扱いへの抵抗を諦めようと語った、ともとれるが、
セックスの快楽に身を委ねること、自身に湧き上がる欲情への抵抗を諦めようと語ったのだ、と私は受け取った。
ハッピーエンドか、そうでないか、分からないが、
悲しいかな、全編通しても、淫らでイヤらしいことだけは分かってしまう。
作品タイトルにある通り、ほぼオホ声で構成されている傑作
この作品の白眉はトラック2の導入
トラック1で普通に会話している女の先輩を登場させてから、
トラック2の冒頭から説明も無く、その先輩が強く大きく嬌声をあげている場面に飛ばされるのです
日常からの非日常へ突き落された感覚
ただ作品を聞いている身としては、
どうしてこうなった、と数秒混乱しますが、ただ淫靡な空間にいるのは分かるのです。
なぜなら止む事なく聞こえてくるオホ声と、淫らな効果音で股間が沸き立ってしまうから
下手に状況説明されないことで、返って脳内で補完されて、エロい
想像するのではなく、想像させられるという感覚が味わえます
コマンドバトルがメインのアドベンチャーゲーム
女3人のいじめっ子を相手にした、イヤらしいデスゲームに興じる主人公になる
女の子は手段を選ばず主人公を射精させれば勝ち、
主人公は制限時間それを耐えれば勝ち
その対戦をコマンドバトルとして遊ぶことになる
ただ、暴力が禁止されているため、
主人公の攻撃ターンは罵詈雑言を投げかけるといった程度のものに過ぎない
反面、防御ターンは女の子からのやらしい攻撃が待っている
言葉攻めにはじまり、手を使い、口を使い、カラダを使いと次第に過激になっていく。
表示イラストそのものは静止画で、アニメーションしないものの、
差分切り替えや視覚効果で迫力があり、興奮しつつヌかれまいとする主人公になりきれる
女の子はボイス付き
序盤は女性上位のM気質の方向けだが、
後半は主人公上位のS気質向けに切り替わる
エロ要素を抜いたコマンドバトル単品を評価しても、
強化スキル等々による成長要素がありつつ、
それもゲームをぬるくし過ぎない程度に抑えてあるので、緊張感が続き面白い
クリアまで2~3時間
結構簡単にゲームオーバーになってしまうので、慣れるまで気が抜けない
コマンド『何もしない』を選択すれば、
プレイヤーにとってのご褒美タイムとなる
延々と女の子に攻められる主人公になりきるのだ
基本的にはテキストノベルに、
おさわり要素が組み合わさったゲーム
テレビを前方に配置した薄暗いリビングルームを背景にして、
完全一人称の主観視点で物語は進みます
主役であるワタシはイスに腰かけてテレビでも見ているのでしょうか、
母親と何気ない会話をしている時に、
風呂上がりの妹の尻が ドンッ と膝の上に乗ってきます
そこからどうなるか・・おさわりですよ
導入から余計な説明なし、ムダなBGMなし、効果音も控えめ、声はほんのひとつまみ
絵柄は商品ページにある、ほぼ1枚絵ながら、アニメーションは自然
揉みしだくおっぱい、波打つお尻を見ていただきたい
全体的にほの暗く、世界観への没入にハマれる人なら損はしません
背徳感バンザイ!!
読み進めるだけならほんの数分で終わってしまいますが、大満足です
続くアップデートがあるようなので期待します
ただ操作がちょっと不親切
『Readme参照』か『ESCキーでマニュアル表示』
挿入はオトコマークを下ドラッグ操作 です
レビュアーが選んだジャンル
母親がさもサキュバスのように息子にエナジードレインを喰らわせる。
母親は今谷皆美さんが声を当てておられます。
この作品で大ファンになりました。
わたし基本的にアニメ声がダメなんです。
許せるフィクションラインを超えちゃうと、急に冷めちゃうんです。
ところが、この作品は、
シナリオの妙もあるでしょうが、
内容のウソ臭さ・非日常感が、
冷める一歩手前、興奮の臨界点ギリギリのところにあって、
もうたまらないわけです。
「そうよねぇ~ママが一番よねぇ~」的なセリフが何度か出てくるのですが、
この母親のムスコ手玉取り感が、
よくぞ、この声で、このシチュエーション言わせた!と、
感謝感謝であります
2024年04月12日
モノクロマンガ形式。
結婚している女性アカネの家に、かつての親友ヒロキが訪ねてくる。
ヒロキはアカネを誘惑し、カラダを重ねていく、という話。
独白セリフはアカネのものであるが、物語としては客観視点で描かれていく。
ヒロキは言葉巧みにアカネを誘う。
若かりし頃の思い出は甘美なもので、読者にとっても響くこともあるだろう。
さほど抵抗しないアカネの様子も相まって、モンモンとした感情は読者でも共有させられる。
場面が次々と変わるテンポがいいのもイイ。
台詞回しは簡潔で、スケベな展開が途切れない。
ヒロキも含めて、男性登場人物に目元が描かれていない。
読者の視線はアカネに集中できるありがたい作り。
ちなみに、ネトラレものとしてみると、毒っ気は弱め。
絵柄に魅かれた方は損しないハズ。
レビュアーが選んだジャンル
2024年04月12日
モノクロマンガ形式。
学生のフトシくんは、友達の母親オバサンと、自宅で二人きりになる。
興奮するフトシくんは、いろいろと理由を付けて、オバサンのカラダを求める、というはなし。
ヒロインであるオバサンは、見た目若くギャルのようで、
言動も多少粗暴ながら、どこか可愛げがある。
フトシくんが強引にも近い要求をぶつけてくるが、
自身に好意を向けられている事実がちょっと嬉しくて頬を赤らめる。
一方のフトシくんである。彼は欲に正直であり、可愛げが無い。
オバサンを言葉で言いくるめて、半ば強引に自身の性欲をぶつけていく。
スパンキングに首絞めと、オバサンを乱暴に扱う。
女性を我が物にした全能感に酔う。S気の根本はココにあるのだろう。
ちょっと暴力的にでも性欲をぶつけたい衝動をお持ちの方はぜひ。
レビュアーが選んだジャンル
2024年04月12日
モノクロマンガ形式。
夫との関係に少し悩みを抱える主婦ヒトミさんが、
甥っ子のマサルくんとの肉体関係にどっぷり漬かっている、そんな生活の一部を垣間見る、という話。
冒頭から、ヒトミさんとマサルくんの関係が出来上がっているところからはじまる。
時折はさまる独白セリフから、ヒトミさんの主観で物語が紡がれるが、
イラストとしては、第三者視点で描かれる。
ヒトミさんのカラダはムチムチの巨乳と素晴らしくスケベであり、
そんなカラダをマサルくんが我が意の如くまさぐる場面が並ぶ。
マサルくんは目元が見えず、読者の想像に投げられているが、
言葉遣いや仕草から、いわゆる女性を誘惑するに長けるタイプ。
多くの面でマサルくん上位で物語が進む。
ただ、読者的にはマサルくんの存在は消え、視線はヒトミさんに集中できる作りで安心である。
マサルくんは読者配慮もできる男か…
なんと巨乳人妻にブルマ体操服でパイズリまである。マサルくんの配慮は天井知らずやで。
程よく下品でイヤラシイ空気に満ちた物語が展開する。
一応、ネトラレの毒っ気としては弱めである。
何といおうか、お手本のようなスケベマンガと言いたい。
レビュアーが選んだジャンル
2024年04月11日
モノクロマンガ形式。
ある青年リョウくんは、自宅で寝る母親を見て、わずかに欲情を覚える。
自身でも思わぬ感情だったが、それが日を追うごとに大きくなっていく、という話。
登場人物は、ほぼこの二人ではあるが、ドラマはある。
不在の父親、心労をお酒でごまかす母親。関係の危機に瀕する夫婦。
そして蚊帳の外の息子リョウくん。
作品の焦点は、ほぼリョウくん視点であるが、そこに家庭の暗さは無く、
母親を見て沸き起こる性欲に注目が行くように書かれている。
読者にも母親のカラダはイヤラシく見え、
ついにカラダを重ねていく描写はしっかりと描かれている。
全体の印象としては、複雑な家庭環境の物語に比して、それほど暗くならない。
それはありがたいようで、ちょっと寂しい気もする。
人物の背景を考えると、リョウくんや母親に、情念というか、
もっとどす黒い感情とその爆発を期待してしまったためである。
2024年04月11日
2024年04月10日
1ページ2コマのモノクロマンガ形式。
内容は、ほぼタイトル通りではあるが、
リアルタイムでライブ配信する女性の秘密を垣間見るというはなし。
定点カメラ視点で進行し、某動画よろしくライブコメントが流れる。
臨場感演出としてイイ。
事故を見た!という観察者視点で楽しみたいところ。
人物の心境テキストも無く、日常会話に近い簡素な会話のみ。
ただ、その会話も愛する男女のそれで生々しくイヤラシイ。
しかも、そこと対比するのが、読者の立場に近い配信のライブコメントである。
この差異も楽しみたい。
イラストはと言うと、
読者へのサービスのように、男女のカラダの重なりが大写しのコマで描かれることは少ない。
部屋の中であっちへ行ってこっちへ行ってと、
描写は現実性を重視し、読者の想像性を喚起する作りである。
刺さる人は間違いなくいる。
2024年04月09日
カラーの一枚絵にテキストが載る形式。
ヒロインのヒナコちゃんに焦らされる、ボクの主観視点の物語。
そこにタケシくんなる正体不明な男が絡んでくる。
ボクの好きなヒナコちゃんは、カラダをタケシくんに許したのか、どうか。
本作はこの焦らしを楽しむための作品と言える。
この焦らし具合には、並々ならぬ熱量を感じる。
会話テキストや間、そしてヒナコちゃんの表情から、どうなったのかをボクが苦悶して想像する。
単純な「ネトラレ」というと、ちょっと違う。
ネトラレたかどうか、はっきりしないまま進行する。
言うなら、吊り橋から落ちそうで落ちない、この不安や緊張を楽しめるかどうか。
違うジャンルではあるが「寸止め」を楽しむかのような心持ち。
ここで気づくと、
ヒナコちゃんの「愛情」を、ボクではない誰かに盗られてしまったか、というよりも、
ヒナコちゃんの「カラダ」を、ボクではない誰かに盗られてしまったか、に終始している。
ネトラレとは「何」を取られるのかも考えさせてくれる。
2024年04月09日
2024年04月08日
カラーのマンガ形式。
仲睦まじい夫婦、アキトくんとジュンさんは、夜の営みに少し問題が生じている。
そこへ性欲だけは抜群のオジサン、ジュウゾウさんが現れる。
本作家さんの過去作とも共通する画風は本作でも健在であり、
快楽に悶える女性表現のこだわりが見える。
ヒロインであるジュンさんは、目が揺れ、口が揺れ、ヨダレを垂らす。
わずかに揺れるカラダ、そして、イヤラシイ擬音語まで揺れる。
この揺れ表現が独特のスケベな空気を生んでいる。
男女がカラダを重ねていく表現は、じっくりとコマを割って丁寧に描かれる。
そのじっくり具合が、まるで粘度をもつようにモンモンとした味わいを生んでいる。
ちなみに、いわゆるのネトラレ作品ではあるが、毒っ気は弱い。
性の快楽に悶えるジュンさんをひたすら堪能する作品になっている。
2024年04月07日
モノクロマンガ形式。
とある村の青年ゲンジくんは、気弱な青年コタロウくんをイジメていた。
ところが、子作りを伴うような村の儀式にコタロウくんが抜擢され、
チカラ関係が変わっていく。
話の中心はゲンジくんだろうか。
彼の身の近くにいる女性が、コタロウくんとカラダを重ねていくのを、
部外者として知る、あるいは見ることになる。
生物学的な「男」として劣っているという烙印を押されるよう。
ゲンジくん目線で見ると、ネトラレというか、男としての屈辱を味わうことになる。
コタロウくんは、淡々と真顔でツワモノ然として、女性たちが快楽によがる様を見つめる。
その場は、読者にとっても間違いなくスケベなのだが、
一方で異質で、困惑する面もある。
現代日本とは異なる文明、時代の人々の営みを、客観的に観察するかのような、
独特な読後感がある。
レビュアーが選んだジャンル