空間への没入感、音作りは唯一無二といっていい道草屋、店員のはこさんとは何度目かの逢瀬です。
今回は日帰りだからか展開はフルスロットル、なのにゆったり優しく焦らされるので混乱します。万能アメニティと化したはこさんに身の回りの世話を焼かれながらゆっくりしっとり「その気」を育てられる…なんなんだこれは。
個人的には歯磨きパートで座椅子兼歯磨きマシーンのはこさんに優しく抱きしめられながら「いい子」と囁かれた事がえも言われぬ、じわっとした多幸感がありました。特筆すべきは大人向けパートクライマックスに、こちらから抱きしめ返したことへの言及があったことでしょうか。過去作から重ねた関係性を象徴するシーンだったように思います。
声を担当された琴香さんの、絶妙な距離感とこちらに向けられた感情を思わせる情感たっぷりの演技と声色は言うまでもなく素晴らしかったです。しっとり優しく、えっちなのにきゅっと心が締め付けられる切なさが入り交じった、唯一無二の作品でした。