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「BLUE GIANT SUPREME 4」 へのレビュー
2023年07月11日 Tikuwabu さん
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シュプリーム4巻で、物語は急速に前進します。 前巻でハンナとデュオを組んだ大は、今巻でピアニストのブルーノ・カミンスキ、ドラムのラファエル・ボヌーと出会い。 すったもんだを経てカルテットを結成、といった内容になりますね。 大言壮語と捉えかねない、自信の揺るがないアジア人の大。 女だから、小さいからと言われることに反発し、肩ひじ張って戦うドイツ人のハンナ・ペータース。 生真面目で短気、偏屈ながらも繊細なピアノを弾くポーランド人のブルーノ。 享楽的な姿勢でジャズを捉え、バンドを組むことに否定的だった超絶技巧ドラマーのラファエル。 見事に凸凹カルテットで、この巻では特にブルーノを中心に悶着が絶えないでいます。 ハンナと大のセッションもそうでしたが、やはり「組む」というのは一筋縄ではいかないですね。 それでも、音楽でつながっている。 その風景は実に美しいです。 これから始まる物語のワクワクが詰まった一巻でした。 ベルリンの壁になぞらえた会話やブルーノが決心した経緯など、オシャレな内容も多かったですね。 その一方で、誰がリーダーになるのかという諍いや、そこで絡んでくるギャランティーの話など、現実的な話も少なくない。 その辺のリアリティとのバランスも、ブルージャイアントらしい味付けだった印象でしたね。
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