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「お前はなにも悪くなかったのに」 へのレビュー

オススメ! この心の痛みは、ずっと抱えて生き続ける。

2024年08月27日   色月 さん

このレビューは参考になった x 2人

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エロは、実力あるシスターが触手の魔物に快楽責めされる作品である。ピッチリ黒服からたっぷりと主張する巨乳と、くっきり浮かぶ腹筋が弄ばれるのがエロい。
強きシスターと彼女に憧れる少年という組み合わせが、魔物による凌辱で、これまでの関係性が壊れてしまう。このベースこそ前作と同じであるが、別の演出を盛り込むことでセルフオマージュにとどまらない差別化ができている。

まず、竿役は悪意を持った存在として設定されているため、責めが大変にいやらしい。例えば、サークル様お得意の乳首責めのシーンでは、複数のコマを使って触手吸盤が乳房を覆う場面が描かれているが、ゆっくり迫るコマ、乳首のみに吸い付くコマ、ぱくんと乳房全体にかぶりつくコマと、事細かにねっとりと描写している。そのほかにも悪意に満ち満ちた責め方が多く、ゲスに穢されイカされるヒロインをこれ以上なく堪能出来る。

また、ストーリー部分も美味しく、傷つけてしまった/何もできなかったというヒロインと少年の苦悩も評価できる。共に「守れなかった」という十字架を背負い続け、どう生きてゆくのか。つい、その後を夢想してしまうような読後感が良い。

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