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「TS少女ハルキくん5」 へのレビュー

「おれはきっと世界一自由な人間になれる」

2024年01月08日   マーコット さん

このレビューは参考になった x 5人

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タイトルは作中の台詞からいただきました。
元男の子の女の子ハルキくん。
前回のちょっとした行き違いから心の避難所だった先生とも距離ができてしまいました。
TSを発症した当初は男女どちらのグループとも好きに関われるようになったとポジティブに受け止めていたハルキくんでしたが、実際には徐々にジェンダーに押し流され、自由とは程遠くなっていきます。
その軋轢の限界にあった時にオズオズと手を差し伸べてくれたのが先生だったのだと、ハルキくんは今になって振り返ります。
瑞々しい成長期に心と体、自分と社会がチグハグになるとはどういうことなのか、この作品は何年もかけて丹念に真正直に描き続けてきました。
この最終巻は総ページ数127(これまでの倍)にも及ぶ大ボリュームで、作者さんがハルキくんの全てを盛り込んだことがヒシヒシと伝わってきます。
TSものの金字塔として語り継がれるべき名作にして、ロリものとしても股間にズキンとくるアングルが素晴らしくえっちです。
私は感動で咽び泣きながら痛いくらい勃起するというとんでもない体験をさせていただきました。
お安くなっているこの時に買い揃えてしまうことをすすめます。
自分の棺にはこの本を一緒に入れてほしい。

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