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「神殿と娼婦」 へのレビュー
2021年03月30日 クロボン さん
このレビューは参考になった x 6人
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『ドウグヤノムスメ』などの同人作品で有名な、LIMIT CYCLEさんの最新作となります。 前作『ダンジョンと娼婦』についても言えることですが、無情な世界観を描写することに群を抜いているものがあり、所謂ダークファンタジー好きなユーザーさんにお勧めです。 本作は、前作と同様にレトロなゲームブック風のADV・RPGで、指向としては、『プリンセスサクリファイス 供犠姫フィーナの冒険』や『ルゴーム砦の脱出』といった往年の名作同人ゲームと同じで、ゲームブックやTRPGをリスペクトした作品となり、かつ先に挙げたような2作と比較しても、更にゲームブックよりの作品となりますので、刺さる人には刺さる作品です。 イチオシの点としましては、前作のレビューでも述べた内容と重複しますが、無情な世界観を基礎とする描写の数々が俊逸であることで、特に冒険者である主人公と娼婦との刹那的な関係性が丁寧に描かれています。 また、前作の反省点? なのか本作はバッドエンドを踏んだ場合でもリスタートが直前の状況からとなっており、ADVとしての導線も前作ほど煩雑ではないので、かなり遊びやすくなったという点が1プレイヤーとしては大変助かりました。加えて、エロシーンについては、登場する娼婦を倍以上にするというかたちで増えており、基本的には一期一会で前作のような掘り下げは少な目となっていますが、作品のテーマ性としては正しいと感じました。 長くなりましたが、冒険よりも娼婦と情交に重きを置いているという点を除けば、ブラッシュアップされ、内容も豪華になった『ダンジョンと娼婦』ですので、前作が好きだったユーザーさんには是非おすすめです。 前作をプレイされた方が一番気にするであろう後読感についても、本作はちゃんとフォローが入ってましたので、よりいっそうおすすめできる作品となっています。
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