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「執事のいる生活~無知執事・水桐~」 へのレビュー
2017年07月09日 KEIKEI さん
このレビューは参考になった x 15人
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お嬢様のお仕事が忙しくなり、急遽臨時のお手伝いとして呼ばれたのは、魅月くんの弟でもある水桐くんでした。頭の回転が良くて、とても優秀な水桐くんにもわからないことがあったのです。 この作品は、執事としてではなくお手伝いとして入ってきた水桐くんの心の変化、成長の記録と言っても過言ではありません。 優秀なのに無知とはどういうことなのか。知らないという純粋さ、知識を得るための貪欲さ、受け入れるという素直さ。悩みながらもスポンジが水を吸うように学習していく水桐くん。 そんな中、契約満了の日が来ました・・・。 前半は、水桐くんのひととなりを知ることができるエピソードがたくさん出てきます。そして添い寝では、とてもかわいくて初心な水桐くんを堪能できます。 後半は、執事とはなんたるかと周りから学ぶ際に、兄である魅月くんと、火織さんの執事ぶりを水桐くんの視点から見ることが出来るのも、シリーズのファンには堪りません。 成長していくにつれて変わっていく水桐くんの心の変化との声、そして行動。そして、タイトルがトラック11にきている意味にも、ぜひ注目してほしいです。 私には、涙なくしては聴けない素敵でな作品でした。 勿論後半は、立派に成長した水桐くんとの夜、添い寝を堪能することが出来ます。 おまけは、一条ひらめさんの代名詞耳かき! 心地よい耳かき音と声に、このまま寝てしまいそうな気分になります。 そしてこの個性溢れる3人の執事の声を一人で当てている一条ひらめさんの演じ分けにも脱帽です。 この作品から知った方は、きっとシリーズの他の作品も聞きたくなるはずです。もう知っている方は・・あのお二人にまた会いたくなります! かくいう私も、シリーズを最初から聞き直しました。 シリーズが進むことにどんどん世界が広がっていく「執事たちがいる生活」を私はお勧めします。
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