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「【がるまに限定作品】さよなら、サニーデイズ【7/13特典追加】」 へのレビュー

オススメ! 死んだ人間を生き返らせてはいけないという教訓

2024年02月20日   青眼 さん

このレビューは参考になった x 10人

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冒頭の嗚咽は、その理由が分からなくてももらい泣きしてしまいました。
今まで聴いてきたシチュボで初めて泣いているときに鼻をかむシーンがあり、こだわりを感じました。
全編を通して泣きシーンのリアル感が素晴らしかったです。
あと首絞めのSEがホントに命を奪う音してて狂気が鮮明に感じられました。

お父さん…手術は成功したから身体には何の問題もないとか、義脳を移植した遥翔くんの報告をそのまま鵜呑みにするとか、さすがに認識と見通しが甘すぎな気がしました。
脳を替えたらそりゃ違う人間になりますよ。
義脳自体が研究段階を越えてない代物で、しかも脳は人体で最も複雑かつ重要な臓器ですよね。
知能はAIの発達目覚ましいから替えがきくかもしれませんが記憶や感覚、それに伴う行動の決定全てを脳が行ってるわけで。
別の人工臓器ですら適合性、耐久性、制御性など様々な課題が山積してるのに脳を替えて全く何もかも元通りなんてあり得ないです。
最初からポンコツだったならまだ良かったのに、なまじ機能してしまったせいでとんでもない悲劇が起こってしまいました。
でもこれは予見できたことです。
安楽死も認められないならそもそもやるべきじゃなかった。
『ヒロインへの執着が狂わせてしまった』わけでは無い。
同じ人間でいてほしかったならそもそもやってはいけなかった。
遥翔くんのまま死なせてあげなければならなかったです。

ヒロイン発案で生まれた悲劇なので咎が無いとは勿論言えません、が突然恋人を失って藁にも縋る思いで可能性に手を伸ばしてしまったことは無理もないと思いました。
賛否あるでしょうけど個人的には責める気にはなれません。
しかしこの特典、本編配信から数ヶ月後に追加されたものというのが最高にリスナーの心を殺しに来てますね。その意気や良し。

最期の場所はイラストのような花があって綺麗なところだったのかな。そうだったらいいな。
次こそは2人に幸せが訪れますように。

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