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「ペテン師は罠を張る」 へのレビュー
2023年11月22日 青眼 さん
このレビューは参考になった x 8人
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彼氏とのセックスレスに悩むヒロインの相談を受ける好青年、槙島くん。 二人とも大好きだから力になりたい、練習しよう、心が好きなら浮気じゃないよ…そんなわけあるかい!って普通なるんですけど。槙島くんの落ち着いた低音と雰囲気が説得力を持たせてしまったんでしょうね。 実際穏やかに大丈夫って言われたらホントに大丈夫な気がしてくるんですよね。悪い男だよ! と思ったら槙島くんは昔隣に住んでいた結婚の約束をした男の子だった、と。 大学で再開したヒロインは思い出す素振りも全くなかったと。 悪い男といったのは謝らなければならないです。 ただただ一途なんですよね。 槙島は母親の姓で父親とは離婚で別離。ヒロインとの約束だけを楽しみに生きてきた…ここで槙島くん、いや伊織くんのこれまでの人生が少し見えてきますね。 引っ越し先でも苦労したのかもしれないし、母親とうまくいってなかったのかもしれない。 結婚の約束に対しての認識に、悲しくなるほどヒロインとの温度差があります。 女友達をけしかけて彼氏と微妙にさせてから相談の名目で落としにかかるという搦め手から攻め入った理由は、真っ向から行って拒否されるのが怖かったからかなぁ… 考え出すとだんだん愛しく思えてきます槙島伊織。 浮気寝取りと少しインモラルな要素がありますが、じっくりと罠に追い込まれる感覚がとても良かったです。 素敵なお話をありがとうございました!
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