旅人さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | - | (役に立った数:53件) |
---|---|---|
投稿数ランキング | - | (総レビュー数:16件) |
|
待ちかねました新作です。
今回は親戚の叔母さんと甥っ子のラブラブ物なのですが、相変わらず業が深すぎて頼もしさ千万です。
和姦のはずなのですが、ヒロインである叔母さんの言動の端々から巧妙な誘導の数々がうかがえて
甥っ子が可愛らしいスケベさを発揮してるんですが「掌の上」感がどうしても消えないという…。
さらに過去と現在を交互に挟んで見せる演出のおかげで
マグロだった甥っ子があどけなくも積極的になっている姿が目立つのですが
それ以上に甥っ子の体格の変化がささやかながら確実に「成長」しているのが
実に背徳感です。(しかもたぶん体格の方は無意識に描かれてるんじゃないでしょうか、コレ)
本当に心の底から「おねショタ」がだいすきなんだなあ、とサークルさんの姿勢を再確認しつつ
今後の作品も楽しみにさせていただきます。
|
今回は(一本モノとしては)初の「女性側が一人での乱交モノ」です。
女性の方が主人公でストーリーが展開するんですが、この女性が実にイイ!
「女性」・「母性」・「大人」・「主婦」の美味しいとこだけ都合よく、しかもお気軽につまみ食いしているマイルドな腹黒さが絶妙です。
あくまで徹頭徹尾自分の都合しか考えてない「ゆるい身勝手さ」も相まって、女性が少年たちに「君臨」してる感が強調されててたまりません。
世間的なペナルティを一切受けることないオチといい、「おねショタハーレムもの」の一つの理想型と言えましょう。
今後の作品をより一層楽しみにお待ちしております。
|
お待ちしてました続編です。
今回は、予想通り前回モブだったもう一人の女性がいろんな意味で大活躍しております。
活躍のしすぎで物語の展開の方が予想を覆されてしまい、実に切なくほろ苦く仕上がっております。
毎度お馴染みの「女性の腹黒さ」や「少年の無力さ」が、今回はやや別方向に向いたというか
当の少年たちが関わる余地のほとんどないままの恋愛合戦というか。
その分のナニかが込められてるというわけでもないのでしょうが、エロシーンは更に全力投球となっており
特に、コマ割りを使わずに一枚絵の中でエロ描写を密集させるやり方は
淫靡な空気を凝縮させたような、一種独特の背徳感と退廃感を感じさせて実にイイです。
そこに現実逃避的な焦燥感が加わって、尚の事乙なものと感じざるを得ません。
細かいところの描写(相手を見る「目つき」や繋いだ「手」、抱きしめる「腕」や身の「震え」等)もキッチリ押さえており
相変わらずの「業」の深さが実に良いです。
今後も更なる悪のパワーアップをご期待いたします。
待ちに待っておりましたシリーズ最新作です。
もっとも、あと二ヶ月で「元」最新作になるそうですが。
今回もまた女教師モノなのですが、ヒロインである女教師に、惚れている少年二人って時点でもう腹黒い含み笑いが止まりません。
さらに、今回はモブで登場してる「片方の少年の姉」が、次回は活躍しそうですし、
相変わらず「女性側から見れば」丸く収まりそうな展開がたまりません。
またHの内容も、久しぶりに体格差を良く活かしたモノとなっていて、
あらゆる意味で優位な女性と、翻弄される少年という構図が一目でわかり、実に良いです。
何気にシリーズ初の明確な続編モノ、続きを心待ちにいたしております。
レビュアーが選んだジャンル
本シリーズ共通の魅力の一つとして、「深読みすると面白さ倍増」というのがありますが、
今回はそこに「暗さ」と「切なさ」がこめられ、少々趣向が変わっております。
従来の作品群と同じパターンだと思って読んでいたら、最後に不意打ちを喰らう事請け合いで、
1度目と2度目とで、読むときの印象がまるで異なります。
しかしながら、暗く切なくはありつつも、面白いのは確実に2度目以降なので、
むしろ何度も読み返して、静かに浸るのが正しい楽しみ方と言えるでしょう。
今回に限ってモノクロなのも、終わってみれば大いに納得という物です。
ある意味、前回の「特別編」と表裏一体、ネガとポジの関係のような本作にて、
「純情一途さ」のもたらす最悪の結果であろう暗い結末の唯一の救いと言える物が
大人の女性と少年の「背徳の愛情」であるあたり、
またも少年愛好の魅力の新しい切り口を編み出していて、素晴らしい業の深さです。
たまには辛口な話を楽しんでみたい、という方々、まずはご一読を。
今回は間違いなく「ショタ」というジャンルのダークサイドですよ。
毎度毎度、ショタの理想を(色んな意味で)追求している本シリーズですが、
今回は「少年」の「男性」としての魅力を描いております。
本作のヒロインは、主役の少年に対して
・正式に恋人付き合いする真面目さ
・恋人の前で過去の男性遍歴を細かく語る意地悪さ
・あっさり関係を清算しようとしてしきれない未練がましさ
・自分の本心を直接言う事の出来ない弱さ
などなどの面を持っているのですが、
そのことごとくを「純情一途」さでもって優しく受け入れているあたり、
実に「男前」なショタっぷりであり、そのアンバランスさがまた絶品です。
珍しい事に今回は、ヒロインの過去回想(および成人男性とのH)の方が多く、
肝心の少年とのHシーンは少ないのですが、
それがかえって両者の関係を強く感じさせ、ラストの大団円に対する満足を
高めてくれるあたり、意図してるのかしてないのか、実に心強い限りです。
今回は主に「精神的ショタ欲」を満足させたい人向けと言えるでしょう。
もっともオマケ漫画で「肉欲」の方もしっかりフォローしてあるのですが。
今回は「ママ」編と銘打ってありますものの、「義理」でございます。
しかしそれを補って余りありまくるほどに「背徳性」てんこ盛りとなっております。
父親の後妻と息子が…という本作、設定そのものは「源氏物語」以来の
「大いなるマンネリ」ですが、あくまで女性主導であるあたり、ブレがありません。
この父親、おそらくシリーズ通して初めてまともに描かれた「大人の男性」なんですが、
扱いが軽すぎます。
反面母親は、逆親子丼かと思いきや、最初からターゲットは息子の方だった上に、
当て付けに夫を利用するわ弱みは握るわの極悪仕様となっております。
正直こっちの方が「悪女」編であっても全然違和感ありません。
「ママ」編なのは、vol.2「ヨーコ」編においての公約によるものなのでしょう。
その「ヨーコ」さん(おそらく)本人も出演してらっしゃる事ですし。
明るく腹黒く背徳三昧な本作の教訓は「ロリよりショタの方が社会適応が簡単」とでも
受け止めればよいのでしょうか。
あと、今回で確信しましたが、「あとがき」の一枚絵は作品の「その後」です。
そのつもりで今までのシリーズを見直してみるのもまた一興なのではないでしょうか。
|
これまでの作品ならば、やさしい絵柄の薄皮一枚下に
隠しても隠しきれない情欲(女性側限定)が感じられたのですが、
今回はそのへんの邪悪さがなりを潜め、
全体的にまろやか風味となっております。
ストーリーそのものは、タイトルそのまんま、
家庭教師のお姉さんが可愛い教え子の少年と…というものですが、
背徳性がだいぶ薄められており、変則的な純愛モノのような風情です。
サイレント形式なのも、淡さを上手く演出しております。
反面、犯罪に関わりかねないような「愛欲の焔」が弱まっているため、
読んでて焼け付くようなドキドキ感を味わう事はかなり難しいです。
しかし、これもまた少年愛好の一つの楽しみ方でありましょうし、
「相手の少年も幸せでないと」という方には、むしろ向いている事でしょう。
いうなれば「ショタ」というジャンルのライトサイドともいえる今作、
重くない欲望用に、お一ついかがでしょうか?
なんと今回はわざわざ『「悪女」編』と銘打ってあり、
この時点で既にただならぬ期待感を呼び覚まして止まないのですが、
はたして、しっかりと期待に応えてくれる内容となっております。
歴代の作品群はもとから悪女ぞろいでしたが、今作のヒロイン3人はステキにも、悪質さがパワーアップされてます。
基本は女教師×生徒モノなんですが、この先生、
自身の多情さを隠すどころか最初から相手の少年に認めさせており
(無意識の内に己の立場や身分を笠に着ているであろうあたりがまた頼もしい)、
相手の目の前で堂々と、複数の少年達と乱交して憚る事が無い、実に生き生きとした悪女っぷりです。
残り2人は女生徒達なんですが、こちらも全然負けてません。
「小悪魔」を通り越して「中悪魔」とでも言えそうな風格で、
情欲のためなら陰謀脅迫なんでもありの、タイプは違えどまさに悪女。
そんな彼女ら3人の黒い会話シーンは、迫力満点です。
これまでの作品では、「女性側は」ハッピーエンドなのが常でしたが、
これだけ悪女が揃えば、当然その結末もまた腹黒くなり、珍しくも「後味が悪い」というか
「不安が残る」終わり方になっています。
しかし、「背徳」をちゃんと「背徳」として、変に市民権を与えたりせずに描いている点が強調されるので
これはこれで魅力的な終わり方と言えましょう。
(やはり「道徳」がキチンとしていてこそ「背徳の喜び」は最大に際立つというものですから)
これらの内容を過去最大の70ページというボリュームでしっかりねっちり描いてくださってるあたり、
待ちに待った甲斐は十二分にある力作です。
|
今回は短編集との事ですが、正直、そんな印象がほとんどありません。
内訳は、全20ページ中、1ページ読切が9ページ、短編6ページとなっておりますが、
必要最小限の見せ方で、読み手の妄想を最大級に膨らませる構成ですので、
10話前後のストーリーを一気に読んだような気分になって、大変な満足感です。
また、1ページ物の見せ方は省略法を駆使した、
言わば「細かい所は読者任せ」の、数コマ漫画風なのですが、
6ページの短編の方は逆に、以前vol.1に収録されてたオマケのサイレント漫画を
詳しく掘り下げるような構成となっており、「妄想の補完」を行うとでも言いましょうか、
いずれも共に、読者の妄想をくすぐる点では共通しながらも、
その手法の緩急の自在さは、流石としか言いようがありません。
さらに、今回収録されているストーリーの中に
「一人の女性が複数の少年達を一人占めにする」パターンが多数あり、なんとも新鮮です。
正直、一人×多数というシチュエーションは、
どちらが男性でどちらが女性でも苦手としていたのですが、
女性が主導権を握っている場合は話が別だと初めて知りました。
「複数の女性達が一人の少年を飼う」のと同じ位
「一人の女性が複数の少年達を支配する」のも大変に素晴らしく、
出来れば今後この後者のパターンを掘り下げていってもらえれば…と願って止みません。
いずれにしてもこのお値段でこの内容、破格のお得さと言えましょう。
買って損も間違いも無いと断言致します。