三色産うなぎパイs recensionslista

物語の作り方はいろいろです。
彼氏がいるという前提でクラス内で顔立ちがいい方と意味合いをつけることが出来ます。
美味しい果実を貪る。

この物語は衝動に任せた攻めで話は展開し、制服姿の女性が乱れて幕となります。

寝とるのではなく。つまみ食いなのかもしれない。そんな一時の遊びとしてのワンシーンをお楽しみください。

どこまでいくと駄目なのか。
ストーリーの中できっちりと境界線がわかるので安心して楽しめました。


とは言いましても寝取られ物ですので、強烈な男に落とされるという描写はあります。丁寧に、じわじわ、ジリジリと攻略する様も楽しみの一端だと思います。

徐々に行為にハードさも加わっていくのですが、調教のインパクトよりエンディングのインパクトが勝る点は見所だと思います。

表情の豊かさとイベントの特殊さに惚れ惚れしました。

焦らしとか、羞恥とか、どのように書くか。描く前の引き出しの多さに驚きます。
逆に書かない部分を書かない点もいいですね。不倫に対する抵抗感はなくなり、子供に対する愛情と自身の性欲のみで揺れ動くさまなどが楽しみをストレートに引き立てていました。

旦那さんがたまたま巡り会う展開は……。

おかずとしてがつがつ読む手の作品とは別の癒し系作品です。
恋の始まりから終わりまでを丁寧に描いているように見えました。
日常パートでのやり取りや、やきもきする展開など様々なギャグやギャップが話のアクセントになっていました。
恋が愛に変わるのではなく。愛情がより深い絆に変わる。そんな催眠術があるお話です。

目次を見ただけで、拘りを感じました。
ピッチリとか洗脳とか、一線で活躍されていらっしゃすそうそうたるメンバーが、ヒロインの顛末を描いています。

原作を知らない方も主人公とヒロインの関係だけおさらいしておけば、十分な仕様になっていました。

変わっていくヒロインを文章で追いつつ、決定的なシーンを1枚絵で楽しめるシステムはいいものです。

アンナ・カレーニナという小説では、良妻が悪女に堕ちてしまう古典です。
この作品は、概念にきっちりシチュエーションを書き上げた文章。それをフォローする現代風挿し絵といった新たな作風の礎を築きそうなCG集です。

読ませる。読ませる。そして、明きらかになる隠れた面。これを読むだけで、悪女はただの女なのだと確認出来る名作です。

魅了にかかるには近づかなきゃいけない。ならば、背後から!!
こういう強さと弱点が見えるのって良いですね。

責めの中に愛用の武器が組み込まれていたり、堕ちるまで延々と行為に及ぶページの流れも纏まっていて良かったと思います。

心の葛藤が見えるシーンと、爆発する性欲の緩急の付いた絵もとても良かったと思います。

女癖の悪い後輩に許してしまうというパターンなのですが、描写の中に嘘とも真実とも語られない真相が眠っているので、ドキドキ感がハンパではない。そんなお話です。
口説き文句の前に前戯として痴漢が繰り広げられるのですが、描写を上手く使い短いページ数にぎゅっと表現されていました。
溺れていくエリート上司にニヤニヤしましょう!

新しい物語の始まりを告げられたのですが、この物語のテーマには使い捨てにされる者たちというような物がある気がしました。
本来なら消えてしまうデータが残り続けて問題になっていく。勇者も勇者になれなかった者たちも、魔王を失った魔族たちも何かしらの欲に従って進んで行きます。その欲望の果てにある再会。
ストーリーを作る一頁のお蔭でいつまでも楽しめる話となっているのが凄い点です。

戦いもいよいよ終盤。そんな時に繰り出した怪人化というお話。
眼を見張るのは怪人化についてしっかりと変化範囲を描写している所です。堕ちるか否かが別れる分岐が後半の山場を演出していたような気がします。

洗脳即堕ちでは描けない部分と怪人の持つ余裕のある振る舞いなど、憎い演出の数々を見せつけられました。オススメです。