熊くじらさんのレビュー一覧
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2010年10月04日
複数の神話用語を複合させ、タイトル通り「剣」に重きを置いた現代伝奇です。
日本神話やゾロアスター神話などの知識があればニヤリとしますが、無くても特に問題はありません。
個人的には、アンリ・マユの六悪魔や十握の剣等の妙にマニアックな選択に心をくすぐられました。
物語としては、戦いの中で記憶と大切なものを失った少年が、失ったことを思い出すまでの話、となりますか。
亡くしたものは取り戻せず、個々の思惑も上巻時点では未だ謎。
伝奇として、バトルものとしてかなり良い出来ですので、好きな方は下巻と合わせて購入してみてはどうでしょう。
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個人的ス○ロボ史でベスト3に入るシナリオ完成度を誇った、ス○ロボWの本です。
作者さんが中に書かれている通り、登場作品全て合わせて「W」という雰囲気が素晴らしくて。
作品テーマが「家族」だった分、主役のカズマに彼女は出来ませんでしたけどね! だからこそのこの本だ!
多くの作品の自然な絡みと、オチ要因として強力なガチな人達の存在感。笑わせていただきました。
音声朗読、書籍、ビジュアルノベルの三つの形式で作られた作品。私はビジュアルノベル派です。
内容は、東京下町を舞台に、実際の写真を背景に使いながら展開される物語。作品内容の言葉を借りれば痛快娯楽活劇。
細かな設定や難しい部分もあるように思いますが、そこを気にせずとも問題なくすらすら読めます。
二次大戦期、史実として日本やドイツが取り組んだオカルト研究に端を発する妄執を断ち切るための、
単純な勧善懲悪の物語として理解して、それで充分だと感じます。最終決戦は現在建設中のアレが舞台、というのもまた。
魅力的なキャラと舞台で繰り広げられる物語。興味のある方は是非に。
…きっと自分で思ってるより遥かにツン部分が少ないツンデレお嬢様が個人的にはツボでした。
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2010年10月01日
恐らくは現代伝奇となるであろうノベル、その序章部分。個人的には一時間ほどで読了。
まだまだ序章であり、具体的な設定などはほとんどわかりませんが、何となくわかることはあります。
本当にキャラすら出揃っていないようですが、作品の雰囲気を掴むには十分ではないかと。
この手の作品に興味がおありなら、感触を確かめるために購入してみてはどうでしょう。
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2010年10月01日
タイトルは小説としましたが、雰囲気的には文章量が多い絵本、という印象でした。
色鮮やかな娘さん達が、みんなで仲良く華やかに。祭りを楽しみ、仲間と一緒に絆を深め。
とてもほのぼのとして、個人的にはなんだか癒されるなあと感じたりもして。
短いながら、十分満足のいく内容でした。
2010年10月01日
第二話。事件の後の新たな出逢い、剣士の心に訪れる転機、切っ掛けの物語。
生き方に迷いながら、今まで触れようとしなかった他人の温もりを通して芯を整えていく。
先のことは見えないまでも、自分自信を磨いていこうと思えるようになるまでの話、ですね。
あらゆる技術に「道」を説く、この国の基本思想。ようやくそこに辿り着いた剣士の先は、まだ長く。
2010年10月01日
甘えることに慣れてしまってまだまだ子どものお嬢様が、
当たり前の生活を経験した、ほんの少しだけ大人な少年に憤る話。
というのをスタートにした、ちょっと切ないほのぼの恋愛譚。
優しい人達に囲まれながら、人の心と現実というものを知って、
少しずつ成長していく少女と少年、というある種の王道物語でありました。
あとやっぱり、子どもはぷにぷに可愛いなあ、と。
ミニゲームもメルヘンな雰囲気で、謎の可愛さを放ってくれます。
2010年10月01日
第一話の後日譚にして、第二話の一部でもある話。事件後、入院中の剣士の一篇です。
自分の在り方の一つを見失いった剣士と、自分の将来が見えてこない少女。
不思議と重なり合う二人の悩みを共有しつつ、悩むことをやめるまでの物語。答えは見えないまでも。
きっと子どもの間にしか辿り着けない前向きさ、それを思い起こさせてもらいました。
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2010年10月01日
作者さんのHPに連載されている小説第一章を、ほぼ全編書き直しで収録したもの。
主人公はオリジナルキャラクター、従来のとらハ主人公とは違い、「絆」や「信頼」を重視しない、
というよりは未だ理解できていないような、他人とのつながりというものを求めないタイプ。
説明文にある通り、まずは一話、海鳴にやってきたそんな剣士の出逢いの物語です。
幾つかの出会いと一つの事件から、剣士が自分の生き方を少し見直すまで。
作品解釈は人それぞれですが、とらハとな○はが好きなら、読んでみてはどうでしょう。
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不気味で不思議で、優しい世界。色々なことを抱えつつ、日々を生きる魔女たちの物語。
楽しいが一番と、笑顔を振りまきつながりを求めて、苦しくてもきっと手を伸ばせる、幸福の魔女の物語。
優しさと、愛と、そして絆の物語。そんな、大切なものの込められた物語です。
イラストレーターさんや作曲の方も本当に多くが参加され、ボーカル曲も複数。
それらと物語が相まって創り出される世界観は本当に圧巻。雰囲気だけで涙が出たのは久しぶりです。
本編終了後のサブストーリーも相当のボリュームで、価格以上に楽しめました。
辛い過去も悲しみも、全部背負って笑顔で生きる。ハッピーエンドはやっぱり最高です。
感動作、ほとんどあらゆる人におすすめ。というか個人的に大好きですので、多くの人にすすめて回りたいのです。