Elenco recensioni di ルナマリア

いろいろな方面と二次創作で有名になったChin先生ですが、
この作品はオリジナル。超絶可愛い幼妻がチャラい男に寝取られてしまう実に王道展開の漫画です。
が、随所にこの作家さんならではのこだわり、ドスケベ構図やエッジの効いた台詞などが注入されており、ただの寝取られモノとは一線を画す仕上がりになっています。
「悪法もまた法なり」なんて言われた日にはもう読んでいる自分も寝取り男のとりこになってしまいますよ。

非常に難しい話です。何がと言うと繭人の行いを許せるかどうかです。
聴く人によっては、まったく理解ができず、できても受け入れられずに嫌悪すると思うのですが、
自分は単純な善悪で割り切れないわだかまりを感じました。
ヒロインとその前夫が繭人によって人生をめちゃくちゃにされたのは事実……
でも、その裏で繭人も静かに壊されていっていたのを思うとやるせないです。
最後の希望として手に入れたヒロインに対しても、
どういうポジションで接したらいいのかわからずから回っているのが痛々しいですね。
悲しい狂気のドラマに沿った濃密な濡れ場はお見事という感じです、
一回目はいつ繭人が「約束」を破るのかと聞いていてハラハラしました。
二回目はまさしく狂気、聴いているこちらはとにかく翻弄されます。
「こんな結婚初夜がしたかった」「やっぱりセックスは合意の上に限る」「お前も女だな」
こんなことを言う繭人が痛々しくて不憫でならない……。
なぜ不憫かというと、自分で言っておきながら繭人はこれを本気では思ってなさそうなんですよね。
心のどこかではヒロインは怖がってるだけ、自分は拒絶されているとわかってる。
なのに必死に自分に言い聞かせている。
一番可哀想なのは当然ヒロインなのですが。
ラストトラックで散々不安定だった繭人が穏やかになっているのは、ようやく
ヒロインに対しての立ち位置を得ることができたからだと解釈しました。
ヒロインをもう、心から手に入れる道が完全に閉ざされてしまった繭人のことを思うと切ないですね。
でもそれが彼にとってはちょうどよかったのかと思うとさらにやるせない。
不思議な色気のある声は繭人にぴったりでしたね。

凄絶です。同病相憐れむ感情で惹かれあった少年少女が引き裂かれ、
大人になってまた再会するも、変わってしまったものは元に戻らないという現実、
それが許せない男、春一彦と、
何もかも諦めたように見せながら最後の希望として春一彦を選んだ女、秋奈の、
痛々しく傷つけあい、それでも嫌いになれない、相手に完全に絶望できない痛々しさが描かれています。
おそらく衝撃的なキャッチコピーから、いわゆる処女厨と呼ばれる男を想像する人は多いと思うのですが
否、実際春一彦はそうなわけですが、描写のされかたはだいぶ想定外でした。
ライターさんは絶対童貞マニアだと思いました。
女から、社会から愛されずに育ってきた男というものの描写がリアルすぎるのです。
ラストは個人的にはよい方に向かったのだと思いたいです。

それからこのサークル、作者の作品ではいつものことですが声優さんが本当にすごいです。
秋奈の今谷皆美さんも春一彦の胸板鉄板ミートさんも、役に憑依されているとしか思えないです。
どうやったらこんな演技ができるのかとても気になります。
もちろん、そんな声優の演技を引き出す怪物じみたシナリオであったことも間違いないです。
それから、少年時代役でそらまめ。さんが出ていたのも嬉しかったです。
音声作品ファンにはおなじみの人でしょうが、少年ボイスであんなブチ切れた演技をするのはレアでは。

プレイした後に胸がちりちり、ほんのり痛む青春ものです。
セックスを知っておこう、いつか本当の恋人ができたときの練習に……という言い訳のもと、
ふたりで肉欲をぶつけあう関係になりながら、
主人公は実はずっと…というのがプレイヤーにはわかるので、
ヒロインの心が気になって仕方なくなります。
そうなると年月の経過と共にどんどん垢ぬけてキレイになっていく彼女にさらにジレンマを募らせ…という、感情の誘導がお見事。
エロ描写も、もちろんオークソフトですから濃厚です。
マルチエンディングですがどのエンドもよかった。まさに青春です。
声優の今谷皆美さんの演技はいつ聞いても本当に素晴らしいですね。

青春いちゃいちゃラブものです。
悪漢に絡まれて助けられるというお約束からスタートし、メイドカフェづとめの主人公に付き合わせたり、
一緒に部屋でギャルゲーをしたりして距離を縮めるという、なんともオタク的に羨ましい展開になります。
「童貞ちゃうわ!」という台詞と、
案外純朴な清治の言動から「これは…本当に童貞では…」と思っていたのですが、手慣れた様子からすると違うのかもしれません。そこは明らかにされませんが想像力の働かせどころでしょうか。
個人的な聴きどころとしては一夜愛(ワンナイトラブと読むそうです)という声優のチュパ音で、
女性向け音声作品は最近聴き始めたばかりですが、今まで聴いた中で一番技巧的な音がしました。
女性向けの男性声優は比較的、ついばむような音が多いかなと感じていましたが、この人はそこらのフェラ音にも負けない勢いの潤った音です。
かといってやりすぎという感じもなく職人魂を感じましたね

まさしく作者氏の執念でできていると言っても過言ではないです。
酸ノ宮という男がとにかく強烈で、
個人的には彼の印象は、たとえ過去を知っても、エンディング2を見ても、覆ることはありませんでしたが、
ですがプレイした人が、作中の主人公と同じように彼を許してしまうことへの説得力も確かに感じました。
ここまで凄絶な「悪人」を書ききることは、半端な覚悟ではできないはずです。
そして、無粋な言い方かもしれませんがたとえば商業ラインに乗るなどしたら絶対に表現できないものです。なぜなら絶対誰かが止めるでしょうから。
この作品はブレーキを持たない暴走列車でした。
唯一無二の経験ができることには違いないです。
同人乙女ゲームの世界の深さを味わわせてもらいました。

Mのツボをとことんついてくるゲームです。エムサイズさんのお名前は最初期から存じ上げていましたが、自分のエムサイズデビューはこれ。
期待を裏切らない素晴らしい出来でした。
男の尊厳を踏みにじられながら気持ちよくされたいというM欲をとことん満たしてくれる仕様です。
タイトルの「××」にはルート分岐によって三通りの言葉が入ります。
自分としては「崇拝」が一番好き…いや、「肉欲」も捨てがたい。

この制作者さんはとにかくM男のされたいことをよくわかっています。
ヒロインの眞奈美様はその欲望に先回りし、こちらを見透かしたうえで手玉に取ってくれるので、裏切られるということがありません。
完全に主人公と同化して、自分の浅ましさを恥じながらも気持ちよくなれる最高の経験ができました。
M属性もちの方には間違いなくおすすめできます!

そんな、生チョコや生ドーナツみたいに言わないでも、と思ったのですが聞いてみるとまさしくこれは生耳かき。生としかいいようがない!
まるで耳から入って脳をぐじゅぐじゅにされているような圧の強い音、
同時に優しく囁いてくれるみもりあいのさんの声、これはもう麻薬です。
耳かき、生耳かき、耳奥舐めとフルコースを楽しませてくれるのはもちろん、
優しくリードしながらのキス、手コキにセックスとユーザーが欲しいと思うものが全部詰まっています!
声優さんのみもりさんは比較的、妹系のキャラでよく見るかな?と思っていたのですが、このあま～い声色のお姉さんもとてもハマっています。

また、トラック分けしていない一本にまとめたファイルがおまけとして入ってるのも嬉しかったです。たまには通しで聴きながら寝落ちがしたいのです。

「変身ヒロインが悪の幹部につかまって…」あるいは「ヒーローの聞き手が悪の女幹部につかまって…」は男性向け、さらに音声作品とジャンルを絞り込んでもそれなりに見かける気がしますが、女性向けでは珍しいものですね。
特にこれは責め手の悪の幹部が結構本気度の高い「オネエ」です。
ニッチなジャンルだと思いますがこのレビュー数を見ると心のどこかで求めていた人、あるいは好奇心で買ってズブズブとはまってしまった方の多さがうかがえますね。
かくいう自分もその一人で、なによりこのオネエさんセレスは声が良いです。
語尾やすました声になんとも言えずセクシーさがあり、こんなオネエにだったらお相手願いたいと思える説得力があります。
またキャラクター設定もよく、実は一途にヒロイン=聞き手を想っているというのが伝わってきて、憎めない人物になっています。
ラストの一ひねりもよいですね。というかこのスキマチェリーという方は普通に男を演じてもカッコイイのですね。不思議に魅力的な声です。

陽向葵ゅかさんは演技もお上手、声質がタイプ、
何より耳舐めが最高にうまいという個人的にプッシュしたい声優さんなのですが、
この作品はその魅力が最大発揮されたものと言えるでしょう。
さっぱりした性格が可愛らしく、積極的に耳舐めしてくれるゆいというキャラクターがもう、本当にハマリ役なのです。
トラックごとのシチュエーションによって耳舐め音の種類がかすかに違うという芸当も披露しており、ゅかさんの演技力に震えます!
個人的おすすめは05の安眠耳舐め。本当に眠気をさそういい音です!