クサコレs recensionslista

始めに言っておくと続編熱烈希望です!!!
レビューを見る前に試聴されている方がほとんどだとは思いますが……個人的なこの作品への熱量からすると、試聴さえすればレビューなんて覗かなくてもすでにカートに突っ込んで支払い済み全編視聴済みのあとレビューを書くためにレビュー欄を見ているのではないですか、あなた。というレベルです。

エロい、抜ける、というR-18音声作品における評価の判断材料を「別にしても」近年稀に見る完成度の作品であると確信できます。
というのも音声作品の性質上仕方ないことではありますが、基本的にヒロインと視聴者の一対一で世界が完結しているものであるからですね。細かいことを言えばハーレムやNTRだったりで他要因もありますが文字数制限があるので割愛。
閑話休題、登場人物を複数登場させることで世界観に広がりが生まれ、かつ自分の周囲を取り巻く環境をストーリーで緻密に描写されているので没入感がスゴいことになっている点が完成度の高さの裏付けとなっています。

ヒロインのテレーゼは基本事務的態度を貫きはしますが、ちょっと不意打ちされると素が出てくるギャップの楽しめる良ヒロイン。
タイトルにある通り枕営業の噂ありではあるのですが、世界観を考えるとまあそれくらいあるもんだよな、程度のエッセンス。ただ処女好き、主人公(視聴者)とだけで関係が完結してて欲しい方だとやっぱり厳しいかも。
加えて、トラック6にもある通り他者との情事の記録を聞かせられる場面があるのですが、途中から明らかに喘ぎ演技に疲れてやる気をなくしたのが丸わかりの演技をされてるのでむしろ面白いまであります。
トラック7ではそんな彼女が……という可愛さまで持ち出してくるので無敵です。

不満点があるとすれば、ギシアンのギシがちょっと主張強めだったのでもう少し控えめでわかりやすければより入り込めたかな～というくらいで、星を減らす理由にもなりません。

透明感のあるビジュアルを縫い止めるような、バチバチに開けられた多くのピアスと八重歯じみて覗くスクランパーというインパクトのある本作ヒロインの橘柑奈。
演じるのは山田じぇみ子さん。これがまあ想像以上のハマり役で。恥ずかしながら寡聞にして知らず、メスガキ系で活躍されている印象しか持っていなかったのですが、他作品を探してみようとすら思える熱演ぶりです。

本作は抜き特化、ではなく、僕が受けた印象としては「ビジュアルノベル」が一番近いものと思います。
特典イラストを見ながら聴く、という臨場感のある仕組みになっているのですが、これが思った以上に没入感を高めてくれます。もちろん「聴く」だけであっても本作の魅力が欠けるわけではないので視聴中余計な行動を取りたくない諸氏にも安心。

前述の通り抜き特化というわけではなく、ヒロインとの交流をどう重ねていったのか、その結果としての行為という流れを大事に作られているので、サクッと抜きたい!という人には向かないと思います。
ただその過程を「関西弁」というべしゃりに向いた方言をヒロインが使うことで、視聴者にストレスを感じさせない。マジで軽快に可愛らしく、概要にもある通り「こちょこちょ」しゃべるので小動物的愛嬌を振りまきつつこちらを魅了してきます。
なんなら僕が一番好きなトラックはtrack8の夜通話です。マジでこの子ずーっとしゃべってる。数学の先生がやべーレベルの放任主義のくだりは思わず笑ってしまった。作品という縛りがなければ夜通ししゃべってそう……というかそれを一本の作品として出してくれんか?と思うくらいです。

と、そんなこんなの交流を描きつつのえっち行為なわけなのでドチャクソにエロいです。あの可愛い子が淫らに乱れる姿に興奮するの法則です。

今年は音声作品界隈は豊作で、良作に出会っては今年の最高傑作!と思いますが本作もそこにノミネートされる神作です。ポチりましょう。

DL.siteに存在する音声作品にも「ヤンキー」を題材にした作品は多くありますが、微妙にズレたキャラというか「ヤンキー風」「ファッションヤンキー」なことが多いのも確か。
ダウナーだったりつっけんどんなだけだったり、無愛想だったりとか、ヤンキーというよりはギャルの亜種みたいなキャラもまた然り。

でもコイツはマジでガラが悪い(褒め言葉)。
初手から聞ける「遅ぇんだよ、オメェよお!」でわかる口の悪さ。絶妙に教養足りてない頭、それを指摘すれば返ってくる「インテリぶってんじゃねえバーカ!(ﾊﾞｼｯ)」という気軽な暴力。その割には「冬に帰ってきて手洗わないとか正気か?」や食べる前に「いただきます」を言うことがそこはかとない育ちのよさも感じられるし、「肉ばっか食わねえで野菜食えよ!」という将来性(?)もある。でもやっぱり乱暴な所作が見え隠れするのが最高なんすよねえ!ね!

たらこさんがyoutubeで活動してたときからのフォロワーではありますが、彼女の音声作品に惚れ込んだのはこの一本がきっかけだったのを覚えています。

日常パートが終わったあとのHパートで今度は彼氏(視聴者)がベッドヤクザとわかるのもお似合いのカップルって感じで最高の上塗りしてくるので入門編に是非オススメの一本です!

ざっくりと今作を説明すると「(CV本人による贅沢なジェネリック某キャラ的な)幼馴染とイチャイチャしてたら関係が発展した」という内容のボイスドラマですね。

全年齢対象のASMRと聞くと耳かき、シャンプー、スライムや咀嚼音といった内容を想像されると思いますが、こちらの作品はどちらかといえばバイノーラル録音を使ったボイスドラマ、という側面の方が大きいでしょう。

ではそのボイスドラマはどうなんだい?
まず、某アプリの界隈で「ジェネリックdsc」と呼ばれるように、幼馴染のキャラクターは匂わせる程度にはそれに似てるキャラ造形です。ただもちろん幼馴染はヒトミミですので、全編通すと言うほど似てはいなかったな、という印象ですが。

キャラ造形に踏み込むと、幼馴染が結構主人公(リスナー)に精神的に依存しているところが大きいと感じました。対面では「冴えない顔」「別にカッコよくはない」「勉強できない」「ゲームばっかしてる」「陰キャ」「私とは釣り合わない」とあけすけにものを言ってくるのですが刺々しく言ってくるわけではなく、幼馴染特有の距離感でからかうような口調で言ってきます。
その割には主人公が不機嫌になるとみるや嫌いにならないでとばかりに焦って謝ってくる、というどろどろに「もうそれ依存しきってるじゃん!」という。ヤンデレとは違いますが。かなりラブコールしてくる娘なんですよね。

そしてはい。
ツンデレなのはどちらかというと主人公くんの方ですね。
序盤で幼馴染から「彼氏できたのって聞いてる?」と探りが入れられます。不穏な設定ではありますが告白された状況と、告白されてから半日経たずで彼氏彼女のアレコレするような暇もなく現在なので実際あんし～ん。
つまり幼馴染の猛攻は、もう一歩を踏み込んでこない、関係をハッキリさせないままの主人公に「あんたは結局どうなの?」と迫るためのものだったわけですね。
あれ?しっかりツンデレじゃん。

おそらくDLした多くの人は「第一章どこにあるんだろう?」と疑問を浮かべたと思います。
自分もそんな一人でしたが、色彩魔術団様のDLsiteBlogコメントにて質問者がいたのでこの疑問が解消されました。
「1章はどこ!?」と思った人がいたならそちらを閲覧することを推奨します。

肝心の中身ですが、個人的にはある一点を除いて充分満足のいく作品でした。
SE付きがあれば、私はそちらを聴くのですが、私があともう一歩と感じたのがこのSEでした。
ずばり射精時のSEです。「どっくん!」と鼓動音が鳴り響きます。
それだけと言えばそれだけです。それ以外は声優さんの演技も妹の鈴ちゃんのキャラクターも可愛くて、SEなしで聴けば処女作ということも忘れる出来栄えでした。

体験版がないので購入に乗り出すのが不安という方も多いでしょう。
ですが、上記のあくまで個人的な感想を書いたうえで言うならば、音質も上々、台本も悪くない、次回作への期待も大きい優良な作品でした。

もちろんガッツリやる分にも楽しめる作品です。
ただ、個人的には一騎当千というほどまで無双できる作品ではないと思いました。この文句に踊らされて、最初こそ「関係ねえ!　突っ込んでお掃除だ!」と敵の集団に特攻してドカーンと爆散させられました。
やっているうちに気付くことですが、味方機との連携(壁)がとても大事なゲームです。味方の力を借りて、そこで初めて自機は一騎当千の能力を発揮することができるのです。
　
そこに気付き、コツを掴んでからはもう爽快です!
メインとサブウェポンを同時発射で眼前の敵を一掃!とか楽しくてしょうがない!
　
ただ、ストーリーはないようなものなので、そちらに期待を寄せている方は残念ながら作品内容には満足できないだろうことを書いておきます。

是非に続編が欲しい小町ですね。
処女ってことで恥ずかしがっちゃったりするんだろうなーと思ってたら全然そんなことはなくて、ガンガン攻めてきて逆に恥ずかしがらされるという状況に。
攻め攻めの小町は他にもいますが、彼女の属性がより一層エロさを増幅しているとしか!

前作から待つこと二年。新作待ってました!
デスクトップの画像の彼女が、実は生きていて動き始めたら……?　というシチュエーションが楽しい作品です。
ご主人様(あなた)は今日もエッチな動画を見てる……、その裏で壁紙彼女はオナニーをし始めてしまう。
実は動いていたという事実がバレる瞬間の彼女は見ものです。私はそこでキャラクターとしての彼女に惹かれました。
その後のなぜか自分もパソコンの中に入っちゃう、というのもお約束ですね。

また、演技とモーションの連動がすごく自然で、「二年間の血と汗と涙」を注ぎ込んだと言うだけの感動があります。
おまけもあるそうで、今から楽しみです。

サムネやサンプル画像だと、理緒ちゃんがガリガリに見えて仕方ない。
これを損と捉えるかは個人差があるでしょうが、骨ばったモデルに見えて針金の人形のようにも見えるかもしれません。
加えて、顔の作りも好みが分かれそうなものであるのは否定しきれません。
しかし!　しかしですよ!
動いている彼女を見ればその評価がひっくり返るほど、魅力的な肉体と表情に驚くに違いありません。
画像だけ見て「ああ、いいや」と思った方、おそらく損してます。
体験版をDLして、一度動く彼女を見てみてください!
また、ぞんざいになりがち(?)な男性のモデリングもかなり丁寧に作られていると感じました。
ストーリーもついていて、これがなかなか面白い。
淡々と進む話ではあるんですが、主人公のキャラクターが面白くて嫌味じゃないところもポイントが高いです。
理緒ちゃんはもちろんフルボイス。声優さんの演技も自然で、個人的には大好きな部類の演技でした。
この価格を考えると内容はかなりお得だと思います。

本番はないけれど、それを補ってあまりある魅力があります!
耳元でささやかれ、エッチな吐息の先生は想像するだにたまりません。
オマケはあくまでオマケなのに、オマケこそが本編だと言い切れるくらいにはオマケはオススメです。必聴の価値ありです!
展開的に続編もにおわせてくれているので、ぜひ続編を作ってもらいたい一作!