Mr.ZOMBIE的赏析一览

このゲームの内容としては、概ね、作者殿が事前に説明されている通りであり、それ以下でもそれ以上でもございませんように思えます。
ただ、テキストを読む限りでの印象ですが、登場する攻略対象キャラクター、即ちNPCは、単なるオブジェクトではなく、ある程度自我を持っているように推測されます。
その自我の上に、ゲーム内のNPCとしての制約と言うか枷と言うか、そう言う行動パターン的な何かがあり、それに逆らえない、と言った風に出来ていると思われます。
よって、女性の形を持った肉体を使う、と言う感じではなく、一個の女性を犯す、と言う感じで以て事が進みます。そう言ったシチュエーションがお好きであれば、とても良い作品と言えるかと。
尤も、プレイヤーの分身たる主人公がそう言うスタンスで動くため、ストーリー的には割と酷いとも言えますでしょう。とは言え、ゲームの都合上、その方が話が早いわけですけれど。

言っている事はキツイながらも、やっている事が全くそれに追い着いていない、言動不一致の一人の女性が謂わば振り回される的なストーリーのCG集です。
この女性は恐らくは、所謂ツンデレなる属性を持っていると思われますが、ツンデレ表現があまりにも典型的かつあからさまであり、これは逆にツンデレに似た何か別の属性持ちでは、とすら思えるレベルです。
と言うか、その手の要求を拒絶しない時点で、もう既にデレていると言って差し支えないでしょう。ツンデレを装ったプレイを楽しんでいる、と見ても強ち的外れでもないはずです。
一応、最後の方では言葉は正直になるのですけれど、そも相思相愛であり身体の相性も良く、おまけに素直、ある意味では実直ですらあり、始めから終わりまで言動は一貫しているとも言えます。

居酒屋さん、……と言うか、居酒屋さんとしての体をした別のサービスを提供する何かのお店と言うか、そう言ったお店を舞台としての性的なお話です。
そのプレイの方向性としては、ややマニアックな傾向を持ったそれ。ある意味に於いて飲んじゃったり食べちゃったりします。
尤も、方向性としてはマニアックでも、深度的にはディープではなく、寧ろ互いにライトに楽しむ程度であり、大体の方々にとっては安心出来るくらいであろうと思われます。
エロスの度合いも充分、話の進み方もさっぱりしており、かつオチも妥当で穏当。良い出来の作品と思っております。
ただ、竿役の男性の肌の色が、女性を引き立てる表現の一種と言う事は理解出来ますけど、浅黒いとか言った段階ではなく、臓腑か何処かを患っておいででは、と思ってしまうほどの肌の色なのは、ちょっと感情移入の妨げになるかもしれません。

需要はあると思われるのに供給がさっぱりさっぱりな原作からの創作。先ずこの時点で希少です。
それはさておき、私自身が原作のファンである、と言う点を差し引いての感想をば。
この類のCG集は、兎角エロスがなくては始まりません。一先ずその点は問題ないと思われます。
その上で、出て来る女子が可愛い、と言う強みがあります。正確にはエロ可愛い、と言うべきでしょうか。良く描けていると言えましょう。
個人的には、生徒会長(平たい胸囲の方)が可愛かったので満足しておりますが、同時に生徒会長(平たい胸囲の方)のお胸が盛られているのが気になってしまいました。
原作を知らないと訴求力が弱い部分はある気もしますけれども、女子の可愛さは折り紙付きと言えますので、お薦めしたい次第です。

なし崩し的に行為にもつれ込んでしまう、所謂おねショタ系CG集。女性側の殆どは強引です。まあ、ショタ側も強く拒絶しないわけですが。
これらって和姦かなあ……と言う疑問は少し湧きますが、そう言ったものと理解すれば問題はありません。
タイトル通り舞台は銭湯、シチュエーションも多種多様。風呂場の話でありますけど、一部、着衣しての行為もありです。
画として、女性の肉体美が強めに表現されている傾向がございます。当然ながらエロスも強いです。

テキストを見ないのであれば、至極真っ当な、エロスに満ちたCG集です。
でも、是非ともテキストも見てもらいたいと思います次第。なんと言いましょうか、どんな生き物にも個があると言いますか。
やや穿った見方をすると、雑魚であってもそこまで育ってきた背景のようなものがある事に、ちょっと哀しくなりました。
とは言え、そう言った事を見ないのなら、とても尋常なCG集であり、充分な仕様であると言えます。

「見よ!! 『もしもこんなことがみたいなことも常識と認識させる電話ボックス型装置』っ!!」(原文まま)……申し訳ない、少し笑いました。
上の1行で大体分かると思われますが、常識改変モノです。世界丸々改変させるタイプのそれ。
なんと言いましょうか、勿論エロスに満ちたCG集なのですけど、こう……愉快です。貶す意味ではなく、このCG集を作った方はアホではないかと思います次第。
恐らく考え過ぎたくらいに構成を練ったのではないでしょうか。或いはその逆に殆ど考えずに突き進めたか。
状況や登場人物も多彩ですし、大いに評価出来ると確信出来ます。いや面白い。これ全く。

広い意味での催眠モノと言うか、厳密には常識改変モノと言えます。
映っているのはほぼ女子であり、男子は主役の一人のみ。それも殆どモブと言っても良い描写になっております。
シチュエーション込みでのエロスが肝と思われます。催眠系が好きな方なら腑に落ちるそれと言えるでしょう。
オチがぼんやりしている気もしますですが、あまり突き詰め過ぎるよりかは良い終わり方かと。悪くない印象です。
画的にもクオリティが高く、眼と脳に来ます。面白味と実用性は充分にあります。

カテゴリとしてはCG+ノベルと分類されておりますこの作品。メインはCGである事に疑いはありません。実際、肉体美と言うか女体美と言うか、先ず、画の美しさに目を惹かれるでしょう。
しかしながら、画に付随するテキストを、添え物としてだけ扱うにはあまりに勿体ないでも言いましょうか、残念な気がします。
女性の内面・心情・感傷、及び主役級の男性の思考などが、細やかに分かり易くテキストで表現されており、読まねば作品全体の魅力が減殺されるのではないか、と思えるレベルです。
ただ、テキストが無いと成り立たない作品とは言えません。画だけでも充分に作品として成立する出来のCG集と言えます。
なお、テキスト無しのCGも同梱されております。情景は分かりづらくなりますが、画を求める向きには最適でありましょう。

ある意味正統派とも言える設定のCG集です。中身のあらすじは作品のタイトルが殆ど物語っておりますです。
可愛らしさと卑猥さが程好く混ざった女子と、普通であったりちょっとマニアックであったりする行為が繰り広げられています。
CGだけでも充分なエロスがありますが、テキストも読み飛ばすには惜しい出来です。ただ、最後はさばさばし過ぎの感を覚えました。
とは言え後味は悪くはないですし、全体から受ける印象も充分に実用に叶うものと言えます。女子の可愛らしさを求めるなら適しているでしょう。