Liste des critiques de manjyuukowai

SMや調教といったジャンルには、本格的なシミュレーションゲームは少ない。その中で、この作品は、数少ない本格派SM調教シミュレーションゲームである。

絵は癖があり、万人受けするものではないかもしれないが、凝ったストーリーと耽美な世界観は、一度は体験してもらいたい。

また、様々な器具や調教についても知ることができ、エロの教養を高めたい人にもオススメである。

キャラクターデザインに惹かれて購入したが、低価格作品の中では群を抜く名作だった。

本格的なNTRを所望する人にとっては、もう少し過程を掘り下げて欲しいという思いが残るかもしれないが、価格を考えれば、これ以上のクオリティを求めるのは酷というものだろう。

アヘ顔がお好きな方は、まず購入。考えるのはそれからだ。

もしも魔王軍に有能な作戦参謀がいたら・・・・を形にした作品である。ファンタジーRPGの「あるある」を次から次へと突き崩していく様は、爽快だ。
雑誌で連載されることになったらしいが、DLでの続編発売も期待したい。

プレイを終えて、登場人物たちを愛してしまっていることに気付いた。してやられたという気分である。

続編をやらずにはいられないし、出来ることならスピンアウト作品の登場も願ってしまっているのである。

物語もキャラクターも秀逸の出来栄えだが、推理は有って無いようなものだった。前作のクイズの難易度からすれば、いくらか気落ちさせられた。かといって、難しい推理に立ち向かえるほどの賢さは持ってはいない私であるが。

ともかく、買うか否か迷うくらいならば、買うべき作品である。

見た目の愛らしさ、価格の低さ、そういったものにダマされてはいけない。
出題されるクイズは、中盤あたりからかなりの難易度になり、何度かセーブポイントまで戻る羽目に陥った。

クリア時には、何ともいえない達成感を味わえた。良作である。

製作者側が全て用意してくれるゲームと違い、ストーリーはあって無いようなものだし、パーティーメンバーの人間関係もプレイヤーが考えるしかない。世界観から仲間のキャラクターや人生まで、プレイヤーが勝手に考えることができる。

与えられることに飽きた上級者向けの作品と言えるかも。というわけで、万人向けではないけれど、設定資料を自分で作ってしまうような人には向いている。

「くにおくんの～」シリーズのファンならば、チーム選択画面でニヤリとできる。シリーズを知らない人は、正直、どのチームを選ぶべきか迷うかもしれないが、どのチームを選んだとしても、操作性もゲーム性もバッチリなので、十分楽しめると思う。
大運動会(オリジン)では影の薄かったキャラたちも特徴的な技を使えるようになっており、「特定の高校を選んでおけば優勝間違いなし」ということにはならなくなっている。
多人数プレイは試してないので、その点に関しては、レビューを控えておこうと思う。

主題はスワッピングなので当たり前なのだが、NTRの要素は、弱い。ルートによっては、その要素の強いものもあるけれど、寝取る側の悪意、寝取られる側の失意、そういったものは、非常に弱い。
ただ、個人的に好きな絵柄なので、心に突き刺さるシーンはいくつかあった。
スワッピングかNTRか、どちらか一方に完璧に振り切れたシナリオであれば、名作になったかもしれない。

昔、スーパーファミコンにあったゲームを思い出させてくれる。難易度は高い。何度も死んで、腕を磨く必要アリ。もちろん、ゲームパッドを使わずにプレイするのは、至難のワザ。
キャラクターのボイスが充実していて驚いた。演技も上手い。
価格以上の面白さなのだが、この作品に斬新さを求めるのは間違いだと思う。ちょっとしたレトロな感じを楽しむのには、もってこい。

攻略できる対象は、ロリキャラから人妻まで幅広く、SM要素もあるけれど、決して玄人限定という種類のものではない。悪く言えば、誰に向けて作られたのかが曖昧な作品。良く言えば、誰が遊んでも後悔しない作品。
システム上のわずらわしさは無し。