Elenco recensioni di 羊歯胞子

道草屋の中でも良いお姐さんキャラの芹さん。
今回は安眠効果の高い1夜目とバラエティに富んだ接待(健全な)をしてくれる2夜目のセットです。
ちょっと俗っぽくもありつつ、でも下品にはならず、適度な距離感を持ったお喋りと語り、歌などでもてなしてくれます。
このサークルさんお得意の環境音、効果音も相変わらず見事で夏の終わりの雰囲気を感じられていいですね。

1夜目は汗拭きと耳かき。
汗を拭いてくれる効果音は特に首から上の部分では非常にリアルに感じられます。二の腕と胸の感触の違いについて力説する芹さんが可愛い。
耳かきは軽めの音で、この辺りで寝落ちしてしまう人も多いのでは。ソルフェジオ音源の効果なのか、安眠効果は今までの作品の中でも随一かと。

2夜目は打って変わって語りや歌でのおもてなし。
怪談は迫真の語り口調と相まってかなりぞっとします。
そしてゲスト的なすずしろさんの登場。両耳舐めもさることながらキャラ同士の絡み(芹さんのすずしろ弄り?)が楽しいです。今までのシリーズを聴いてきた方ならニヤリとしてしまうかも。
初披露の三味線も必聴ですね。三味線の音を抑えたバージョンも追加されたので歌をしっかり聴きたい向きにはそちらがおすすめです。

ボリューム、内容ともに充実しており、道草屋シリーズがお好きならまず買って損はないと言えるでしょう。

正直「この子まで?」というのがあってちょっと購入をためらっていたのですが、反応の初々しさやちょっと背伸びした感じの可愛らしい台詞で、重たくはならずほのぼのした雰囲気で(背徳感もありつつですが)聴くことができました。
あらかじめ漫画の方に目を通しておくとより没入できるかも。

ただえっちなパートを入れるのではなく、あくまでキャラクターを大事にしているのが伝わる作りで好感が持てます。
すずなというキャラはこういう子なんだな、というのが自然に伝わるというか。

衣擦れや下駄の足音、鈴の音などの効果音は流石のクオリティ。書き物をしているペンの音など、こだわりが感じられます。

終始ほのぼのした雰囲気なので抜き特化ではありませんが、ほんのり感じられる背徳感は癖になるかもですね。
安眠用の非エロも同梱されているので癒されたい向きにはそちらがおすすめです。

セルフ無し、脱衣等指示無し。
まずコンセプトが独特ですね。「催眠でしかできないこと」に挑戦している志は支持したいです。

ただそのユニークさ、抽象度の高さゆえにいわゆる「典型的な催眠オナニー用音声」ではないので初心者にいきなりおすすめはしづらいかと思います。
逆に一般の催眠音声に飽き足らず「催眠でしかできない体験をしてみたい」という向きには試してみる価値はあるかと。

個人的にはあまり直接的な性的描写は入れず、催眠ならではの気持ち良さ、絶頂に挑戦する方向で突き進んでほしいな、という気持ちがあります。

人を選ぶ作品かも知れませんが、個人的には気に入っています。

セルフ無し、脱衣等指示無し。

手足を拘束されて首輪を付けられて……というプレイですが終始甘い雰囲気で口調も優しい(ヘンタイさん、と罵られたりしますが)ので、甘い雰囲気に浸れると思います。
催眠自体も手堅い感じである程度初心者でも大丈夫かと。

男性向けと女体化パート入れた女性向けを聴きましたが、女体化に抵抗がある人でなければ女体化女性向けがおすすめです。女体化パートを抜いたボリュームも長いですし、じっくり責められる感覚が味わえるかと。
声もあ、きのこさん(女性、ショタ声)なので抵抗は少ないんじゃないでしょうか。ただ女体化パートが割とあっさりしているのでそこは慣れている人のがいいかも。

拘束ものではありますが甘く優しい感じなのでむしろ甘々なのが好きな方におすすめです。

道草屋随一のミステリアスな「大人」はこべらさん第2弾。前作からの繋がりを感じさせる台詞が随所にあるので前作(もかなりの名作です)もぜひ聴いてほしいですね。

独特の独り言めいた語りとえっちなパートでのからかうような、ちょっとスリリングな語りかけに「はこべら」というキャラクターがよく表現されていると感じました。それぞれのキャラの性格を大事にしている脚本も好感度高いですね。前作ではこべらさんが気になった方はぜひ。

当然このサークルさんの例に漏れず効果音、環境音は素晴らしい出来。「催眠状態」というレビューもありますが構成の妙も相まって本当に「その場にいる」感覚を味わえます。
催眠音声等で慣れている方なら確かにドライの感覚にかなり近いものを感じられるかも。

ほぼ唯一といっていい瑕疵は「好事家」の読みのところで、ここだけ非常に惜しいですが、他は全てにおいて隙が無い、レベルの高い作品です。

全年齢版耳かきの翌日、という設定です。自分は「連泊」から遡って聴いたのですが、やはり耳かきを聴いてからがおすすめですね。

連日の来店に喜ぶ台詞に健気さや真面目さを感じられて序盤から心を掴まれます。
連日の耳かきは耳にもよくないということでマッサージからだんだんエスカレートして……という流れも、真面目さとそれゆえの暴走という感じで「すずしろ」というキャラの性格を活かしつつしっかりエロい展開になっていて非常に良いです。

衣擦れなどの効果音はこの後の作品と比べてしまうとまだこなれていない感があるものの、それはここ数作の進歩がすごいからで、単体として聴けば普通にクオリティは高いかと。

すずしろさんのキャラが気に入った方にはぜひ。

『道草屋』の芹さんシリーズ。
耳かきでも感じられた芹さんの良い意味での「いい加減さ」というか、適度に緩い感じに癒されます。酸いも甘いも噛み分けて、でも時々羽目を外したりもしちゃう、そんな「大人」なお話。

単純に「抜き」目的としては弱いんですが、このぐらいの加減が道草屋にはちょうどいいというか、大人向けの癒しという感じです。ほっこりします。

全年齢版で芹さんのキャラが気に入った方はぜひ。

タイトル通りチョコトリュフになって食べられてしまう作品。
同じ作者さんの『わらびもち(フリー作品)』が気に入っていたので購入しました。

「食べられる」ことで快感を得るという、まあマニアックなテーマなのでそこで人を選ぶところはあるかも知れませんが、誘導がしっかりしていることもあり、実際聴いてみるとかなりハマるのでは。
『わらびもち』に比べると全体的にゆったりと、焦らす感じの作りになっているのと、チョコレートならではの「溶ける」感覚をメインにしているのでしっかり差別化はできていると思います。

直接的なエロ描写はほとんど無いものの、催眠ならではの快感に特化した作りは一度試してみる価値はあるかも。
個人的にはこういった路線の作品はもっと増えてほしいと思うので、その期待も込めておすすめにしておきます。

田舎のお店で癒されるシリーズ、すずしろさん3作目。2夜分のパートが入っているので値段を考えると相当のボリュームです。
1夜目は耳かき中心の安眠音声、第2夜は耳のマッサージとちょっと羽目を外した(全年齢としてはギリギリ?の)すずしろさんが楽しめます。
個人的には第2夜は「距離感を保ったお店」というコンセプトからするとギリギリのラインかな、と。可愛いんですけれどね。
一応今までの関係を匂わせる台詞もありますがこれが初聴きでも問題は無いかと。

このサークルさんの特色になりつつある環境音は相変わらず素晴らしいです。邪魔にならず、まさに「自然」な感じで夏の空気を伝える虫や蛙の声、風に鳴る草など、その場に行ったような感覚を味わえます。

効果音に関しても試行錯誤や進歩が見られ、特に耳拭きの効果音は必聴、本当に柔らかいタオルで耳を拭いてもらっているようなリアル感です。
耳かき音は睡眠用というコンセプトに合わせたのかかなり柔らかめなので、がっつり耳かきを楽しみたい向きにはやや物足りないかも。「耳かき音声」というよりは全体の空気感を楽しむ音声だと思った方が良いかも。決して耳かき音のレベルが低いという訳ではありませんが。

バイノーラル録音の導入によりお互いの位置関係がはっきり聞こえることもあり、効果音や環境音もより引き立つ作りになっていると感じました。今後の作品も楽しみです。

音と声で癒されるレベルの秀作です。夏向けの癒し音声をお探しなら試してみる価値はあると思います。

ひたすら「かわいい」が繰り返されるだけなのですが、通して聴くと思った以上に緩急があり、ひとつの流れが構成されていると感じました。
そういった意味では素材集のような音声とは一線を画した「作品」になっているかと。
想像力を全開にして声に身を委ねるといいかも知れません。

その上で「かわいい」「かわいい?」「ちゅ」の3種類のファイルが入ってこの価格なのでコスパ的には非常に満足です。