Daftar Ulasan 虫けら

ダンジョン1つ、町1つとかなりコンパクトな舞台設定でサクっと遊べるRPGながら戦闘はそれなりに苦戦するというかなりバランスの良い調整となっています。
全体的なボリュームは値段相応ですがイベント量も豊富で戦闘中のセクハラ攻撃なども含めるとHシーンの量はかなり多めです。
クリア後に回想全開放アイテムが購入できる仕様になっており回収の手間もありません。

勝利、敗北によって分岐するというのはよくある手法ですがこのゲームはルートによって主人公の置かれる状況がガラリと変わります。分岐点も多いですが、どこで分岐するのか、合流するのかがルート確認機能によって確認可能で便利です。
周回プレイ前提のゲームは分岐点が多い分やり直しが面倒になりがちですが、このゲームではどのルートを通ったパターンかを設定してリトライできたり、2週目以降のイベントはカットできたりと周回が苦にならないようになっています。

ヒロインと使い魔のレベルがそれぞれ別の方法で上がる仕様になっており、レベルが低いと当然スキルも覚えないのでバランスよく上げていかないと苦戦します。
とはいえ、どちらのレベルも比較的簡単に上げられますし、難易度設定もあるのでストレスなくプレイできると思います。
ただ、露出パートはPCのスペックによっては重くなることもあるので必ず体験版で動作確認を行うことを推奨します。

体験版では全7章のうち第1章がプレイできます。章ごとにシナリオライターさんが異なるので多少好みが別れる部分もあると思いますが基本的には1章のノリとボリューム、クオリティです。
ゲーム全体のボリュームとしても1章と同じ分のボリュームが7章分、さらに合計1.5章分くらいのボリュームの幕間、おまけシナリオとたっぷり楽しめるので体験版をプレイしてみて作品の雰囲気が気に入ったなら絶対に後悔しないと保証できます。
おまけシナリオでは過去作の『そらいろ』『ゆきいろ』のキャラが登場するものもあるのでそれらをプレイしている方ならより楽しめると思います。

ドット、一枚絵、アニメーションすべてクオリティが高く、今後の作品も期待できるサークルです。
ゲームとしてもキーボードとマウス操作というオリジナリティのある操作方法で今後も面白いゲームが期待できます。
ただ、今回の作品はかなり難易度が低く、ひたすら進むだけでもクリアできてしまい、せっかくの面白い操作方法があまり生きていないように思えたため今後はハードモードなどを搭載してゲームとしても楽しめるようになったら最高だと思います。

ストーリー自体はかなり短めですがシーン数はかなり多く、回収しようとするとそれなりに時間がかかります。
しかし、ストーリーを終盤まで進めれば回想シーンに移行でき、全シーンをみることができます。時間がなくてもシーンだけは見れるのでサクッとシーンだけみたいという方にもおすすめです。
一方でベストエンドを見るには考えてプレイしないといけないのでゲーム性も高いです。
ゲームとして楽しみたい方もサクッとシーンだけ見たいという方もどちらも楽しめる作品になっていると思います。

グールとなった主人公が町中でヒロインたちを襲い、眷属化していくというやってることだけみるとなかなかえぐいですが眷属となったヒロインたちはみんな主人公大好きになるので悲壮感などは悲壮感はほとんどありません。
ストーリーをすすめるには様々なヒロインたちの協力が必要で、それぞれの設定を生かしたまとまりのあるストーリーとなっています。

まず主人公のドット絵が戦闘中にヌルヌル動きます。スキルを使うとそれぞれ固有のアクションで動きます。細かい作りこみがすごいです。
Hシーンは雑魚敵含めすべての敵に1種、サブイベントでも多数、ストーリー上でのイベントなどかなりのボリュームがあります。

相手のパネルに合わせて有利なパネルを後出しするという単純な操作方法ですがストーリーが進むにつれ敵が特殊なスキルを使い始めます。
そのスキルにも明確な攻略法があり、それを探るのが楽しいゲームでした。
敵の攻略方法はゲーム内の酒場でヒントがもらえるので攻略方法がわからずに詰むということがないので安心です。

エロ目当てで買いましたがストーリーが進むにつれ主人公がどのような生物なのか、どんな経緯で生まれたか、などの真相が明らかになっていき引き込まれる作品でした。
RPGとしてもなかなか難易度が高く、クリア後の裏ボスを倒すには装備やレベル上げなどをしっかりと整えないとかなり苦戦しました。やりこみ要素もあってお勧めです。