NTR紳士さんのレビュー一覧

「永遠の1〇歳」。
夢を永遠に語れるほど、女の子は強くない。
そして、現実は優しくない。
どんなに辛くても、大好きなアイドルへの道を諦めない。
そんな彼女が直面する、アダルトビデオの打診。
それを受け入れる決断において、さまざまな葛藤があったはずです。
一時的な金銭を受け入れる次元ではなく、何か、アイドルにとって「大切な何か」を失ってしまう瞬間。
心が痛むストーリーですが、とても良かったです。

「普通の女のお話」と説明されている所が、とても非情だと感じました。
本作ヒロインは、小鳥遊ことり。アイドルマスターの事務員ながらも、アイドルを目指した過去を持つ女性です。
ゲーム本編で語られない、彼女のアイドルへ道は、多くの決断の連続だったのです。そして、自分の夢を若い子たちへ捧げる自己犠牲の先に見えるものは、アニメのような成功体験ではないのです。

夫以外とセックスする。
その不義に、どれほどの意味があるのか?
「人妻不貞」という「背徳的な要素」を、とことん突き詰めた短編集となっています。
本編一発目から、常連スワッピング夫婦ということで、ただの「セックス」では語れない「夫への裏切り」がどのように描かれるのか見ものとなっています。
セックスのマンネリを防ぐために、夫から提案されたスワッピング。
そこから、「人妻不貞」へと繋がる。一体、どこから「不貞」なのか?
寝取られの先を描いたストーリーが面白かったです。

有名な学校に在籍するためには、勉強もお金も必要。
それが足りない生徒は、風俗体験をするしかない。
一種の救済処置のようで、すでに、非常な現実を教えるストーリー。
女性は、体で支払うこと。それこそに価値があるが、それに価値を見出すと、人生の選択肢を大きく狭めることになる。
本編では、まさしく、風俗体験を通して、人生選択を変化させた。

夫と切り盛りする「園芸店」。
しかしながら、お花の配送サービス先で、元彼と不倫をしてしまう展開。
不倫というよりは、寝取られの方が正しいのですが、第2部「大学生」編を見てしまうと、人妻の求めていたものが、現在の「幸せ」からかけ離れていたことが分かります。
安寧を求める人もいれば、刺激的な世界を望む人もいる。
残念なことは、人妻自身がそれを望んでいたというよりも、元彼に教え込まされたということだ。
ということで、やっぱり寝取られなお話でした。

シリーズの売れ行きによって、続編を執筆できたそうで、ファンとしてうれしい限りです。
第2章として、前作から期待していた「他のアイドル」への飛び火。
実は、彼氏持ちだったことは、とても衝撃的でした。だって、アイドルですよ。「枕営業」よりも、そっちのが衝撃的だったのですが、今後の展開に期待しています。
カラー版も良かったので、表紙以外の場でも見れたらうれしいです。

最近、寝取られエロゲの新作があまりないように感じています。
そんな中で、ハイクオリティなCGに、ヒロインフルボイスの本作。
高品質なエロゲというカテゴリだけでも、一際目に留まる作品でした。
加えて、寝取らせのヒロイン属性が、かなり好みでした。
多くの男性を魅了した「人妻の過去」が、今再び呼び起こされるのです。
宝の持ち腐れのように、夫も含めて、誰もが期待してしまう「ヒロインの雌堕ち」。とてもお勧めです。

女性声優の流出動画。
非常にニッチなジャンルだと思いますが、とても好きなシチュエーションでした。
表と裏。ファンに向けての「顔」と、仕事として生きていくための「顔」。
本作では、映像とボイス付きで楽しめるのも良かったです。
低額のため、短い動画時間ですが、個人的に大満足でした。
ぜひ、シリーズとして今後も挑戦して欲しいです。

まさかの続編、否、番外編が発表されました。
個人的には、モーションコミックになった本シリーズは、かなりお気に入りだったので、新たな物語を楽しめて良かったです。
本作は、原作シリーズと異なり、「彼氏視点」ではなく、被害者である「彼女視点」で描かれるストーリーとなっています。
あくまで、原作の別視点という立ち位置であり、物語としての結末、つまり、「寝取られたのか」という結論は、描かれることはありません。
しかし、「彼女視点」として、本当の内はどうなったのか?それを読めるので、寝取られ好きには、とても気になる内容となっています。

イケメン。
顔が良ければ、何でも許される。
その不条理が、寝取られとして描かれる本作。
イケメンにほだされて、簡単に股を開いてしまった彼女。
しかし、それでも彼女を愛する主人公。
残酷なようですが、これが真実なのです。
一方で、物語のエンディングは、ハッピーエンド。
所詮、イケメンが、摘み食い程度にしか、ヒロインを見ていなかったように、本当の愛とは、その先に繋がるもの。
「愛」とは、そういうものだと分かるお話となっています。