エリザベ子さんのレビュー一覧

ひそかに兄の日向に想いを寄せる柚香が、セックスの予行演習を口実に日向の筆下ろしをする話。朝の食卓での会話から、兄に好きな人がいることを知った柚香。兄を奪われるという焦りから思わず柚香が憎まれ口をたたいた矢先、日向はずっと好きだった巨乳メガネ美女の逢から逆告白を受けてめでたく付き合うことになります。得意げに柚香に報告する日向とは対照的に、絶望に突き落とされた柚香はエッチの練習相手を自ら買って出て兄のペニスをおしゃぶり開始。虫も殺さぬ清純そうな顔立ちとすることのギャップにそそられます。妹の奇襲に辛抱たまらず射精してしまった日向に、柚香は早漏を治すためと称して両足を両手で抱え上げて処女を進呈。折角彼女ができたのに、妹の色香に迷い無我夢中で腰を振る日向が情けなくも羨ましいです。

『白くデコレートして』は、色気より食い気の春菜がお菓子が縁で出会った行きずりの青年と公園で野外セックスに励む話。元々は出会いを求めて友達二人と公園にやってきた春菜でしたが、そんな目的はそっちのけでお菓子にパクつく彼女にあきれて友達は別の場所に行ってしまいます。仕方なくベンチに座ってもぐもぐタイムを継続していた春菜は、恋人とおぼしき相手にプレゼントを渡そうとした青年が振られる現場を目撃。しょんぼりした青年は春菜の隣に腰を下ろし、プレゼントの包装紙を破いて取り出した高級チョコにパクつきますが、春菜の視線に気づいてチョコをお裾分け。春菜がおいしいチョコのお礼にと青年のほっぺにキスをすると、二人の距離は一気に縮んで唇同士のキス、ブラをずらして愛撫と、やる気満々の雰囲気に。その矢先に友達が引き返してきたので、咄嗟にベンチの裏の芝生に隠れてこっそりとセックス開始。逆ナンに積極的だった友達を出し抜いて彼氏を手に入れた春菜の女子力の高さに感心しました。他には営業アドバイザーが過当競争に悩むレストランに店員をビッチとヤリチンに変える媚薬仕込みの制服を導入する『性服革命』、人の願いを一つだけ叶えてくれる福の神たちのエッチな活躍を描いた『開運!福の神』からの三編など、安心して読める明るい和姦を集めた実用度の高い一冊です。

『HOLY MONKEY MOUNTAIN』は、動物園のボス猿・もん子と犬のヴァニラが飼育員の箱崎くんの股間のモノを奪いあう話。新しく猿山の飼育担当になった箱崎くんを迎えたのはボス猿のもん子。福耳と長い尻尾とデフォルトで素っ裸であることを除けば、見た目は人間のショートカット美女そのものの彼女に、実直な箱崎くんは一目置きつつ働きはじめます。ただ、猿に関する知識には穴があり、オナニーに興味津々の若いメス猿に趣味だという尿道オナニーのやり方を教えようとした際には、もん子から猿にオナニーを教えると死ぬまでやめられなくなる、とたしなめられてしまうことも。もん子は箱崎くんに説教した余勢を駆り、バナナの時間にボス猿特権で箱崎くんの股間のバナナを引っ張りだして騎乗位でライドオン。しかし合体の直前、箱崎くんに助けてもらったことがあるという犬のヴァニラが登場。御恩返しと称して四つん這いになってアソコを差し出すヴァニラの猫耳に萌えた箱崎くんは、もん子から離れてヴァニラをヴァギナ呼ばわりしながらバナナ改め肉棒をヴァギナに挿入。ところがもん子にクビを宣告されてすぐさま怖じ気づき、再び日和ってボス猿のもとへ。行ったり来たりした末にもん子とヴァニラを重ねて交互に突っこむことを思いつき、犬猿の仲ならぬ犬猿の中出しで同時にイカせて丸く収める箱崎くんが頼もしいです。

『授乳願望』は、夫に先立たれた香澄が息子の良太と禁断の関係に陥る話。テストでいい点をとったご褒美に、添い寝をおねだりする良太。香澄はベッドの中で自分に強く抱きつき、おっぱいを吸いはじめた息子に戸惑う一方、母性本能を刺激されて感じはじめてしまいます。良太は香澄の乳首をつねりあげ、アソコに手を回してぬめっていることを確認すると、半分皮をかぶっていながら既に亡き父親のそれをしのぐサイズに成長したペニスを披露。貞操の危機をおぼえた香澄はパイズリだけで満足させようとしたものの、ペニスは射精した後も収まりがつかず、良太は強引に香澄の肩をつかんで押し倒し、自分のおっぱいを横取りして香澄とセックスした父親への恨み言を口にしながら寝取りセックスを断行。あどけない顔立ちをしたおかっぱ頭の少年が、激しく腰を振って母親をイカせまくるギャップに興奮しました。

『EASY LOVE』前中後編は、距離が近すぎて互いに異性として意識することのなかった翔と梓の、不器用ながら大胆な恋の行方を描いた作品。ある日の学校からの帰り道、退屈をもてあます翔に梓が仕掛けたキスをきっかけに、二人の関係が動きはじめます。翌日、自分を露骨に避けるようになった翔に、梓は恋の予行演習を提案。ハグをして互いの胸の高鳴りを感じた二人は二度目のキスで盛り上がり、そのまま放課後の教室で半脱ぎエッチするまでが前編のあらすじですが、中編では穏やかな和姦で幕を閉じた前編とは打って変わって、自分が嫉妬をおぼえるかどうかを試したい梓が、やはり放課後の教室で友達のリカに翔のペニスをしゃぶらせるという急展開が待っています。翔の視線が自分の胸に注がれていることに気づいたリカは、露出したおっぱいにペニスを挟んでパイズリへと移行。一度は梓がアソコに翔のペニスを迎えて彼氏を奪い返すことに成功しますが、リカは二人のセックスの最中に抜け目なく翔の唇を奪い、胸をワイシャツ越しに翔の背中に押しつけて誘惑を続行。事後、言葉を失う梓をよそに淫らなキスを翔と交わすリカの主役食いに興奮しました。後編では翔がリカのセフレとの関係を匂わせる梓を必死で引きとめ元の鞘に収まるものの、最大瞬間風速的なリカとのセックスが実用度という点で物語にエロい緊張をもたらしています。

経験豊富な肉食系女子が引っ込み思案の童貞男子に筆下ろしをさせてあげるというシチュエーションの作品を集めた一冊。巻頭パートカラーの『オトメゴコロ』は、ヤリマンだけど大好きな小平くんのことはどうしても誘えない大宮さんの純情を描いた話。乱交パーティーの最中にクラスメートの土浦さんから小平くんが童貞モノのAVを借り、童貞ペニスをシコシコしていることを聞きつけた大宮さん。小平くんの童貞を奪ってあげようと、乱パを終えたその足で彼の自宅に押しかけて部屋で二人きりになったものの、セックスしようとは言い出せず、全裸でズリネタになることをおずおずと提案。肝心なところで恥じらっているくせに、アソコから白い液体が漏れていることを小平くんに訝られてあっさりと他人棒に注ぎこまれた精液であることを打ち明ける大宮さんがちょっと抜けていて可愛らしいです。他には推薦入試を控えた少年が担任の女性教師に面接対策を兼ねてペニスを鍛えてもらう『推薦の条件』、童貞を卒業しようとデリヘルを利用した少年が風俗嬢としてやってきた妹にお情けでやらせてもらう『With』など、強すぎる刺激にさらされる童貞男子のうれしい受難を描いた作品を多数収録されています。

『マッスル先生』全3話は、教え子とのフリーセックスが当たり前の学園に赴任したマッスル先生こと橋本先生が、屈強なゴリマッチョの肉体を駆使して少女たちのアソコに大量のザーメンを注ぎこむ話。最初の相手は授業中に公然と誘ってきた知美。先生が何とか理性を働かせて諭したところ、知美は傷ついた様子で教室を飛び出し他の生徒たちは非難囂々。校長からも本能のままにとの忠告を受けた先生は考え直して校舎裏で知美と着衣エッチを開始。小柄な知美を巨大なペニスで空中に固定したままガンガン膣奥を突きまくり、子宮にゴボゴボザーメンを排出するダイナミックなセックスは読み応え満点です。他には妹に自分の娘を産ませた男がその娘とも関係をもつ『俺の夏』、娘があげまんであることに気づいた男が親子相姦の深みにはまっていく『娘は女神様』など、道徳の外にあるセックスをあっけらかんと描いた破壊力抜群の作品が多数収録されています。

表題作の『シス★ブラっ』は近親相姦モノで商業デビューした新人漫画家の八重が、同居する兄と実地でそういう関係に陥る話。妄想の中ではしょっちゅうヤリチン体質の兄に強引に迫られてセックスしている八重ですが、現実の兄は風呂上がりの妹がおっぱいを見せながら絡んでもほぼスルー。しかし欲情していないわけではなく、半裸で寝入る妹にぽつりと下心を吐露することも。そんなある日、原稿を締め切りギリギリで仕上げた八重は夢うつつの状態で休息をとる中で現実と妄想の境界を見失い、汗と愛液に濡れた裸体をさらして飲み物をもってきた兄を誘惑。淫らなキスを交わし、おっぱいを吸われ、アソコを指でいじられるうちに現実の生々しい感覚に気づいた彼女は兄を制止しようとしたものの、欲望に火の点いた兄は遮二無二ナマ挿入を敢行。一部始終を目撃していたアシスタントの巨乳メガネっ娘・ゆあとのコスプレ百合H、ゆあに引き合わされた少年との妄想プレイを経て兄とのセックスの気持ちよさを再認識した八重は、兄に挿入なしのエッチを提案します。手マンやアヌス舐め、竿によるアソコの摩擦で感じまくる八重の痴態は一線を超えたとき以上に淫靡でエロいです。

『プレミアムファイトクラブ』全3話は、借金のあるシングルマザーの真琴が息子・圭との生活を守るために賞金300万円をかけてプレミアムファイトクラブなる格闘技イベントに参戦する話。「参加者側の負けはない」という招待状の文言に勝利への望みをつないで会場で出番を待つ真琴でしたが、彼女の前にリングに上がった格闘家のミサキも、絶対にイかないという覚悟をもつ愛も、対戦相手である竿役の男どものサディスティックな責めに屈してあえなく籠絡。二人の無残な変わりようを見て戦意を喪失した真琴は試合の棄権を申し出たものの、時すでに遅し。メス堕ち済みの妊婦二人が圭にはべって初々しい童貞を食い散らかすさまを見せつけられた彼女が、アソコを子宮ごと蹂躙されて悶絶するさまが痛々しくもエロいです。そのまま逆転なしの敗北エンドかと思われましたが、終盤、精液まみれにされて遠くなった意識の中で息子がオークションにかけられ落札される声を聞いた真琴は眠っていた母性を目覚めさせ、イキっていた竿役を金属バットでワイルドに殴打。彼女の死に物狂いの反抗に触発されて、ミサキと愛も反撃開始。追いつめられた女たちが開放を求めて素っ裸のまま戦うという幕切れに一抹の救いを感じました。

姉弟、兄妹、あるいは真ん中に男を挟んで姉妹丼と、きょうだい間での濃密な相姦をメインテーマに据えた短編集。『妹セブンデイズ』は、普段は両親の目を盗んでセックスしている主人公と妹の日和が、両親が旅行で家を空けた七日間にタガが外れたようにヤりまくる話。両親が出発するや否や、唾液まみれになって互いの舌を絡め合う淫らなキスで二人の交歓は幕を開けます。垂直にそそりたつペニスを膝をついて喉奥深くしゃぶり抜く前から、ずっとオナ禁していた日和のアソコは愛液がダダ漏れの洪水状態に。両手の指でアソコをぐぱぁとくつろげながら、下品な口上で兄のペニスをおねだりする日和の表情にそそられます。その日からソファで、浴室で、玄関ドアを挟んで配達員と向かいあいながら二人は獣のように交わりつづけ、最後の一日は借りてきたデジカメで撮影しながら子宮直出しフィニッシュ。背面座位で兄とつながりながら電話口で悠然と母親に受け答えする日和がふてぶてしくてエロいです。他には女として育てられたものの女であることに自信を失った名家の「男の娘」が優しいお姉さんメイドのエッチな導きで立ち直る『ボクはお嬢様』、女流漫画家がゴスロリ趣味の甥っ子に理想の男の娘を見出して夢中になる『ゴスロリ男子系』など、きょうだいモノ以外でもリーダビリティと実用度の高い作品が揃っています。